2024年12月1日日曜日

東郷青児展

東郷青児展@神戸・六甲アイランドの小磯記念美術館に行ってきました。

いやータッチは知ってたけども、実物はめっちゃ良かったっす。ほとんどが油彩キャンバスで指など細くて可憐、きっちり書き分けているのに肌や服の微妙なグラデーションや明暗、鮮やかさ、背景も暗色に塗りつぶしたり、白をグラデさせてたり、オリジナリティあふれる模様を入れていたり、創り上げられた型にバリエーションもあって見事でした。

竹久夢二を手伝い山田耕作の研究室で制作し、有島武郎の弟で美術家の生馬に見出され19歳で二科展で二科賞を受賞する。キュビズムというのは日本にも知られていたが絵画として実践したのは東郷が初めて?ということが解説に書かれていた。

その後の作品にも、手足を太く描いている作品などにもピカソの影響を感じる。やがて女性が対象として絞られていく。クールな表情が好み、と述べている。

前衛的な作品も展示してあり、作風多彩で、なんというか、パワーが飛んでくる感じだった。やはり数多いる創作者の中でひとめで特徴が分かる人は特別だと思う。観に行って良かったです。

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