今年いちばん楽しみにしてたコンサート、念願のベートーヴェンヴァイオリン🎻協奏曲お初を世界トップのヴァオリニスト、ヒラリー・ハーンで、と思っていた、のですが、神経系の病気で夏からコンサート出演を休止していて、日本でも代演公演となりました。代演をジャンプ、代演を務める人をジャンパーというとか聞いたような。ジャンパーは22歳のマリア・ドゥエニャス。
この方も私はYouTubeで聴いて覚えていて、若手ではトップクラスに売れてるプレイヤーだと言っていいのではと思います。NHKアニメ「青のオーケストラ」でヒラリーとともにヴァイオリンの演奏をしていました。
開演前、席からステージを見てて、本来ならもう何分か後、そこにヒラリーが立ってたんだな、と思うと不思議な気がしました。
さて、ともかくドイツのオケ、高名な指揮者で演奏スタート。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、トントントン、とティンパニの後木管から静かに入ります。その瞬間「めっちゃ上手いかも・・!」
音が明瞭だけでなく心地良く、しかも研ぎ澄まされた雰囲気が伝わる感じ。複雑な楽器間の構成を感じさせる曲を見事に弾きこなし合わせる弦楽器にも惹き込まれた気がしました。
ソリスト、マリア・ドゥエニャスは堂々と、そして高低強弱に緩急とかなりテクニカルな演奏をしてたと思います。オリジナルのカデンツァも興味深かった。大喝采。
ベートーヴェンの曲をそんなに知ってるわけではないけれど、このコンチェルトやピアノソナタには、人生の悲哀、波が出たり穏やかだったりする悠久の流れを音にして織り込んでる気がして好ましく受け止めています。私にとっては遂に聴けた、あのメロディーも、盛り上がるクライマックスも、その後の哀切あふれるフレーズも、第2楽章の可愛らしい部分、第3楽章へのアタッカ、独特なロンドともう席で興奮して、グスグスなったり拳を握ったり拍子を取ったり。はたから見たらちょっとおかしかったかも😅
万雷の拍手、アンコールは切々と聴かせる、スローな曲。休憩時間終わり近く席に戻ろうとしたら、あれ、着替えたマリアが目の前に。席でこれからのモーツァルト「ジュピター」を聴くみたい。サムズアップ👍で"VERY GOOD!"と声をかけると"THANK YOU😉"と。わーいソリストとお話ししちゃったとほわっとしたのでした。周りほとんど気づいてなかったような。
ジュピター、オケアンコールのシベリウス「悲しきワルツ」もとても良かった。満足のコンサートでした。生はやっぱり違う。オケの場合、ここでその楽器がこういう風に鳴ってるんだ、とかもうホントに発見が多くていつもとてもおもしろい。今回も様々なことを感じることができました。
帰りに、期間限定で出店しているドーナツ屋さんに並んでおみやげ。きょうも甘味をいただくスイーツ男子😋。カスタードがあっさりめで美味しかった。
2週連続、年内まだあるコンサート月。
とりあえず日曜日は🏀デーの予定です。
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