【2025上半期ベストテン】
2025年1〜6月は71作品を読みました。絵本もごく短い小説も入ってます。さて恒例のベストテン。第1位は?
小川洋子「猫を抱いて象と泳ぐ」
でした。まったく知らなかったもんですから日本にもポール・オースターのような人がいたんだと驚いた記憶がある。想像力、ちょっと変な感じと主人公の一本気さが良かったかなと。では順位です。ノンフィクションもエッセイも絵本も混ぜまぜで。
1位 小川洋子「猫を抱いて象と泳ぐ」
2位 ローラン・ビネ「HHhH プラハ、1942年」
3位伊与原新「藍を継ぐ海」
4位村治佳織「いつのまにか、ギターと」
5位皆川博子「U」
「HHhH」は次第に強まる緊迫感に高得点。「藍を継ぐ海」は直木賞を取りましたね。安定の科学もの。村治佳織さんは個人的推しです。コンサートでハマりました🎵皆川博子御大はボトムになにかワクワクさせるものを持ってます。さすが。
6位古川順弘「僧侶はなぜ仏像を破壊したのか」
7位アントニオ・タブッキ「供述によるとペレイラは…」
8位中江有里「万葉と沙羅」
9位南木佳士「医学生」
10位サラ・パレツキー「サマータイム・ブルース」
廃仏毀釈は衝撃でしたね。初タブッキは戯曲的でGOOD、万葉と沙羅、医学生はタイプと時代は違うものの丁寧に心情を綴っていて好感。パレツキーはハチャメチャに突き進むヴィクのヒロインぶりに次も読みたくなりました。
ベストテンといいながら以下も笑
11位小泉喜美子「弁護側の証人」
12位長谷川まりる「砂漠の旅ガラス」
13位智佳子サガン「銀の画鋲 この世の果ての本屋と黒猫リュシアン」
14位砂川文次「小隊」
15位カーソン・マッカラーズ
「哀しいカフェのバラード」
てな感じでした。
特別賞
・「ローカル局の戦後史 九州朝日放送の70年」
・ロバート・J・アンダーソン
ウィリアム・A・アダムズ
「成長する組織とリーダーのつくり方」
・町田尚子「ネコヅメのよる」
にあげたいと思います!
以上、上半期の総括でした。
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