毎年晩夏恒例、ボローニャ国際絵本原画展に行ってきました。日本人4人を含む32カ国・地域の78作家が入選を果たしたとのことで、今回すべての入選作が展示されています。
かわいいもの、描きこんでいるもの、シンプルなタッチのもの、ストーリーもさまざま。ファンタジック、コミカル、少し芸術方面のものなどなど。
最近はデジタル技術も進んでいて、詳しくは分かりませんが、多くの作品が導入しているようでした。
油画、水彩、アクリル、グアッシュ、コラージュなど手法も多彩。私が今回気に入ったのはフィンランド🇫🇮の作家さんで、色鉛筆をクレヨンのように使って、赤毛や目の色、そばかすなどいかにも北欧風の雰囲気を出しているのに感心しました。残念ながら絵本はフィンランド語のものしかなく、絵はがきもなくでちょっと残念でした。
ひと通り見て、絵本コーナーで展示作品の日本語訳作品を読む、入選作品ではないですが、先週見に行った六甲アイランドの絵本展の作品がけっこう置いてあって「おどりたいの」「金の鳥 ブルガリアのむかしばなし」「スウェーデン・サーメのむかしばなし 巨人の花よめ」など完読。
ラガッツィ賞という権威のある賞を受賞した、日本の下田昌克さんの作品「死んだかいぞく」はシェイクスピア劇で知っている彩の国さいたま芸術劇場で音楽劇になったとか。なんというか、深海の、諦念というか悟りというか、の物語でした。どんなふうに長い劇にしたのかなと。
庭園を見渡す喫茶コーナー、おととしはアフォガート、去年はワッフルセット。今年はケーキかなと思いきや、絵本風のARTカプチーノがあったのでそちらをいただきました。
絵本はバリエーションが広く、習慣や子供、社会に対する考え方まで見えることがあって、おもしろい。色彩、タッチ、ストーリー、効果、感性へのよい刺激。来年も行きます😎
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