映画「銀河鉄道の父」行ってきました。キャンペーンでムビチケ当たった嬉。
伝記を映画にするのは難しい面もあるよねやっぱりと思いつつ、でも初めて賢治と最愛の妹トシとの絡みを映像で見たり、「風の又三郎」「月夜のでんしんばしら」を聴いたり、永訣の朝の場面を観ることができて意義深いものがありました。星めぐりの歌も大好きやね。できることなら、イギリス海岸を見たかったな。
そして何度も泣き泣き。えーん😢😭かないません。森七菜がすばらしかった。♯銀河泣きってタグができてるらしいし。パンフ買って、帰路賢治の弟清六の著書を買いました。
雨がちの土日、いつもの図書館へ向かう遊歩道の木々もすでに梅雨のような水気含みの緑。読む本あってもまた買ったり借りたり。積読は減らないもんです。商店の自販機でコーヒー買って飲んでて、ふと上を見ると吊り蛍光灯の上にツバメの巣。高く売れるのかな、なんて思ったりして😎😅
🏀Bリーグプレーオフ、横浜ビー・コルセアーズは強豪川崎ブレイブサンダースを2連勝で下しセミファイナルへ進出決定。去年まで下位チームだったのがホント変わった。次の相手、琉球は天皇杯準決勝でも負けた、リーグ屈指の実力を持つチーム。またシビれさせてほしい。
Bリーグが終わっても、アンダーカテゴリーのワールドカップや6連覇中の女子アジアカップがある。もちろん夏には男子ワールドカップも。今年はバスケ🏀の年。忙しいぞ😆🔥
♯銀河泣き
◼️ 江國香織「落下する夕方」
関わりが始まりと終わりを呼ぶ。失恋と、アリかも、思わせる多角関係。
久しぶりの江國香織。前世紀の作品、すでに四半世紀経過した恋愛模様。美術講師の梨果は、8年間同棲した健吾に別れを告げられる。原因は、華子という女。健吾の部屋を訪ねた時顔を合わせた華子は、突然梨果宅を訪れ、住み着いてしまう。
猫のような、子どものような華子。自分のことは話さず、しかしきっぱりしてて、人を惹きつける。よく行方不明になり長い間帰ってこなかったりする。何人も男関係があるらしい。
梨果と華子と健吾の奇妙な関係。健吾は別れても数日に一度、自分から梨果に電話をしている。健吾に強い想いがずっと残っている梨果は、華子によって健吾と繋がっていられることを望ましく思っている。一方で大きな喪失のタイミングで飛び込んできた華子の持つ磁力に否応なく、引き寄せられている。華子の突飛で謎な行動により物語は紡がれていく。
恋愛と破局は罪つくりで、そして痛みは心を深く知り、細かい思い出は言葉を生み出す。健吾を嫌う華子に梨果の心が揺れる。時折挟まれる、健吾を忘れかけているようなフレーズはまた強がりだと知れる。
失恋したものは、相手が決して振り返らず元に戻ろうとしない態度に、絶対的な常識を見てなお想いが募るものではないだろうか。
なんて滔々と、少しこの本のトーンに影響されながら述べたててみた。私も若かったこの頃の恋愛の時代性というものを、江國香織は鋭敏に掴んでいたと推測できそう。
まあそもそも自分の男を奪った女と暮らすということ自体あり得ない設定と言えるんだけど、ただないからそんなの、で終わってしまっては面白くない。その後をうまくつないでストーリー化けしていると思う。
今の恋愛現役世代が読んでどう思うかな、ふと考えちゃうのでした。
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