週末は金曜バスケ🏀ワールドカップ準決勝ドイツ🇩🇪vsアメリカ、土曜がラグビー🏉ワールドカップ開幕戦フランス🇫🇷vsニュージーランド🇳🇿でハカを観て、夜中というか朝にサッカー⚽️日本🇯🇵vsドイツを🇩🇪観て、日曜は🏀ワールドカップ3決のカナダ🇨🇦vsアメリカ🇺🇸を観て、ラグビー🏉ワールドカップ日本🇯🇵vsチリ🇨🇱を観て、🏀に戻って決勝のドイツ🇩🇪vsセルビア🇷🇸を観戦。
ラグビー🏉はチリ🇨🇱に気迫があったけども、日本🇯🇵は確かな実力で押し返し、ボーナスポイントを得ることができた。ここからがポイントだと思う。
⚽️は4-1でドイツ🇩🇪に激勝!久保15分くらいの出場で2アシスト。いい働きだった。しかし弱いなドイツ🇩🇪。だいじょぶか?
バスケ🏀はドイツ🇩🇪に優勝する、という確固とした意思があった。攻めて、高確率であらゆるシュートを決めて、リバウンドとディフェンス手を抜くことなくがんばった。辛い時間帯も粘って、打開することができた。これで日本が負けた相手は優勝してとこだよ、と言えるかな。
朝晩だいぶ涼しくなって、きょう9/11夜はエアコンなしで寝ます。
◼️ウィリアム・シェイクスピア
「ヘンリー五世」
一連のイングランド史劇中間的作品の英雄叙事詩。次は前を読もうか後にしようか。
シェイクスピアはライフワークとして少しずつ読んでいる。直接は関係ないけれど、先日カンタータ「カルミナ・ブラーナ」をコンサートで聴き、運命を感じさせる強烈な女声の響きが残っていて、シェイクスピアに合う気がした。
シェイクスピアは「リチャードニ世」「ヘンリー四世」「ヘンリー五世」「ヘンリー六世」という王位と国の変遷、劇の設定が繋がっている作品を書いている。創作の順番は「ヘンリー六世」がいちばん先で「五世」が最も後と、必ずしも時代順ではない。
英仏百年戦争(1337-1453)の渦中、1415年、若きイングランド王ヘンリー五世はフランスの王位とフランス国内の領土権を主張して、大陸に攻め入る。イングランド軍はフランス北部にあるアジンコートの戦いで圧倒的な兵力の差を覆し勝利を得る。
概要はこれくらいで、国威高揚ものだと解説にもある。陰謀も絡んだこれまでのイングランド王位の移り変わり、またこの時代ブリテン島は統一されたわけではまったくなく、イングランドにとってスコットランドもウェールズもアイルランドも油断ならない敵対勢力であったこと、それでもこの戦闘で各地域出身の将校が活躍していること、イングランドとフランスの捩れた関係性などが興味深い。
サッカーやラグビーではいまだにイギリス、ではなくイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドは別々の代表チームを作って参加する。ふむふむと知的好奇心を刺激する。
私が先に読んだ「ウィンザーの陽気な女房たち」でさんざんにからかわれるフォルスタッフはこの物語中に死去する。ヘンリー五世は若い頃放蕩者で、遊び仲間がフォルスタッフたちであったが、やがて王となりつるんでいたフォルスタッフたちを冷酷に切り捨てたんだとか。さらに王の放蕩ぶりを知っているフランス皇太子はいまだ侮っていて挑発してくるくだりがある。人気者というフォルスタッフの活躍を含めて前後の作品に興味が湧く。
ヘンリー五世は、吉良上野介への仇討ちのため世間の目を欺くべく遊び呆けていた大石内蔵助よろしく明晰な君主へと変貌する。劇中、占領地で兵の暴走を強く戒めるシーンが印象的だ。
有名とされる「アジンコートの演説」。戦いに疲れ劣勢な友軍を鼓舞する演説。これ自体は英雄叙事詩のひとつの要素と取るべきだろう。私としては、他の部分に出てくる女性たちへの陵辱や孤児となる子どもたちへの言及が新鮮にも感じた。戦いは1415年、この作品は1599年ごろの作とされている。もちろん戦意を掻き立たせるものではあるが、日本もまだ戦国時代であった時期にこのような言葉を使うのは、やはり切実な事例があったのかも知れない。逆に200年近く前の戦争に対して非難の感覚もあるのかも。
フォルスタッフの仲間の兵士たち、また方言まじりの各地方出身の将校たち、王の隠密行動にラストの照れまくりながらのフランス王女キャサリンへのプロポーズなど、シェイクスピアらしいユーモア、ドタバタも盛り込まれている。
でもやはり基本はイングランドの英雄譚。どうもいつもの運命の動機を聞くかのような深みは、感じられなかったのでした。
さて、次は前後の話どちらを読もうかな。
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