2024年2月18日日曜日

モネ展

モネ展に行ってきました。

ほぼ風景画で、モネの足跡が追えるようになっています。各地を旅して多く作品を残したモネ。写真OKなものがなかったのですが、英仏海峡あたりを描いた断崖と海、空の絵も多く目を惹きました。

多作の画家さんで、展覧会で何作か出品されている、もしくは常設というケースが多くモネ単独の展覧会は初めてじゃないかなと。

モネといえばみどり色のイメージ。相変わらずすばらしい植物のグリーン。そして崖と海の絵では青と白とピンク、茶色の組み合わせで、写真以上のものを醸し出している感覚でした。風景の果て、向こうに消える空の微妙な色合い、ビリジアンというかエメラルドグリーンの海、夕景のピンク。人が眼で見る、心惹かれる色彩を印象以上に、最適に描いています。

モネの色遣いはあまり変化していなくて、ある程度のパターンがあるようにも感じ取れます。見るとホッとする。

モネといえば睡蓮、で、ガッツリ取り組んだのはかなり晩年、旅が困難になってから。視力も落ち、光を感じるままに描いていたかのような記載もありました。でも半分抽象画のような睡蓮の風景もいいんだなこれが。

私的MVPは花でなく、背景を紫にした「藤の習作」赤いシャクヤクの作品は若い女性連れが「なんて可愛い絵なんやろ・・」と見惚れていました。実物の方が何倍も訴求が強い。上方遠方の花群はピンクで、手前の濃い赤とのコラボがとてもキュートなのです。

長年絵画を観ていると、なんか、印象派やモネはもうベースと言うかすっかり一般に敷衍しているジャンルと受け止めちゃってるけど、今回の感想は

「やあっぱモネは偉大やわ〜」

でした。なんつってもきれい、色が。

グッズショップは激混みで瞬間的に敬遠決断。なんか欲しかったな。人出も多かった。さすがはモネ。偉大です。

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