3連休は別段変わった生活はしていない。午前出て、昼には帰ってきて野球観ながら本読んだりして過ごす。あすヨシタケシンスケ展行こうと思ったら、けっこうな行列の記事が出ていたので、今週やめとこうかな・・という気にいまなっている。。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」PART3までまた完走中。何回めかな。やっぱよくできてるわ。息子とあれこれ言いながら観るのが楽しい。金曜は分かんないながら「キングダム」観た。
バスケットボールアジアカップはアジアカップ代表にはディフェンスがよくてシュートを打て、走れるメンバーが集まっていて、カザフスタン、シリアに連勝。シリア戦はスリーポイントの確率が50%を超え、大量117点を奪った。
スリーポイントに関してはオリンピックの女子代表を見ているよう。やっと戦術が見えるレベルに来た感じ。グループリーグ3戦め、日本より世界ランクの高いイラン戦は、現在地を知る試金石やね。きょうの結果は見ずに深夜の録画放送をみようかと構えている。
決勝トーナメントにはワールドカップ予選で大敗している中国、オーストラリア、さらにフィリピンという強豪が出てくる。厳しい試合でもスリー決めなければ。PGはもはや重鎮の富樫、サイズがあり、強気でペイントアタックをするテーブス海、そして入ると全体のプレースピードが上がる河村といい噛み合わせだ。
バスケ沼部は福岡第一出身で初代表、才能が形となって花開き始めた河村勇輝応援団。がんばれ、日本、がんばれ、河村。
◼️ ヨシタケシンスケ「りんごかもしれない」
りんごひとつ、テーブル。そこから想像が広がる。
友人との会話から人気のほどを知ったヨシタケシンスケ。近くで開催された展覧会に行く前に予習、と目を通してみた。
男の子が学校から帰ってきて、食卓の上にりんごが置いてある、だけ。しかし男の子は
「もしかした、これはりんごじゃないのかもしれない」と、どんどんと想像を膨らませます。
ほかの果物かもしれない、皮だけなのかもしれない、中はメカなのかも、さらには宇宙人なのかも、ひょっとして別のものに育つかも?
イメージは果てなく多く大きく広がる。何度発送を変えても、どれだけ発展させて行ってもOKだ、という気にさせる。
絵は太めの線で、グラデーションや強烈な色使いなどはなく単色の組み合わせ。複雑な模様や表情はなく、主人公の男の子の髪の毛はチョンチョンチョンと3本。発想、アタマで勝負?
著者はツクバの院卒で造形を専門的に学んだイラストレーターさん。この本は著者初のオリジナル絵本だそうでいくつもの賞を獲得、「発想絵本」というジャンルを切り拓くきっかけとなった作品のようだ。
ストーリーとてないが、最後は、現実の光景に戻って、少年はりんごを食べて、こちらはどこかホッとする。イマジネーションはひきもきらない。じっと見ていると変な感じがしてくるし、もっと考えたくもなる。当たっている光や細かい凹凸や色つや汚れ、陰なんかも細かく観察してスケッチなぞしたくなる。
図書館で検索したらけっこうな貸出中の数、本屋に行くとコーナーの面積が広くてびっくり。こういった知らなかった要素は少しでも新しく取り入れたくなる。も少し作品も読んで、展覧会行ってみようかな。
◼️ 佐野史郎「まどのそと」
えほんのカタカタカタ・・という音が太宰治に聴こえたりする。
怪談えほんシリーズの1つ。俳優の佐野史郎氏の作品。さてどんなんかな、と読んでみた。
絵は抽象と具象の間、だろうか。窓がカタカタ鳴っている。しかし外の緑は揺らいでない、ニュースでは火山の爆発。夜起きて窓を見る恐怖ー。
子どもの頃、「小学◯年生」の付録読み物なんかで、夜起きると枕元に女の人の幽霊が立っていた、とか、トイレの鏡に人の顔が映っていた、なんて体験談を読んで怖がって、いま思うと喜んでもいた。またそれがお寺に泊まったり、古い日本家屋での話だったりするのが怖さをいや増していた。一番怖かったのは山で遭難してパートナーが凍死、山小屋の窓から亡くなった人が覗き込んでた、という雪山のエピソードだったかな。
いま読んでもなんともなく、むしろカタカタ、という音がなにか得体の知れないものの予感のように思え、太宰治の「トカトントン」を思い出したりする。
夜起きて、皆が眠っていて、シンと静まり返った中でカタカタと鳴る窓をのぞき込むー。
子どもにとってはやっぱり、根源的に怖い、という感覚の琴線に触れるんだろうなと、想い出した気がした。
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