2024年4月21日日曜日

関西6オケ!

関西6オケ!に行って来ました。その名の通り関西に拠点を置く6つのオーケストラが一堂に会し、順番にフルオケの曲を披露するお祭り的催しです。そして指揮者はいずれ劣らぬ人気実力を備える方々。プレトークで全員がステージ上に並んださまは壮観でした。

去年までは4オケ、今年は6つ。休憩を2回挟み5時間、長丁場のショータイム。持ち時間の関係で大曲はなく、その分興味深いプログラムとなりました。シベリウス、エルガーがあれば初めて聴く野心的な曲もあり、コンダクターの振り方もさまざまで楽しめます。

キャパ大きめのフェスティバルホール満員のお客さんにひときわ大きな拍手、たくさんのブラヴォーをもらっていたのは近年良い評判を聞く新鋭・沖澤のどかさん。誰しも見て聴いてみたいと思っていたのでしょう。「ロメオとジュリエット」組曲でした。

そのステージは、ひと言、素晴らしかった。キビキビした意図の分かる動きでオケを引っ張る。メンバー全員が指揮者のタクトに全集中しているのが伝わります。沖澤さんは無駄なく、しかし表現力豊かに、小さな身体にエネルギーを漲らせて進行、その所作は観る人を惹きつけます。優駿、という言葉が浮かびました。

演奏が終わった後、万雷の拍手の中くるりと客席を向き、両手の肘から先を腰くらいの高さに広げて決めポーズ。

「このオケ、いいでしょう。きょうの演奏、良かったっしょ?」

なんて言葉が聞こえてきそうな。うむ、やられました😆

今回はプレトークや演奏後MCとのやりとりの間は自席から写真のみ撮影可。一部のアーティストはアンコール時は動画も含めて撮影OKにしていたり、オケにもそういう動きが見られるなど、美術の展覧会と同じくだんだん変わって来てますね。ここは声を大に。嬉しいことです!SNS社会の現在、そして満席にするのが難しくなっている今日このごろ、中身の良さを伝えていくようにする手段を探ったほうが、と思ったりします。

楽しかった。さすがに腰も痛く😎頭も少しぼーっと。疲れた後はイタリアンで乾杯。男性には少ないかもとwebに書いてた女子会セット、これがお腹いっぱいになりました😋満足。

0 件のコメント:

コメントを投稿