ケビン・チェンのピアノ・リサイタル。2つの国際コンクール出場、優勝しか知らない19歳。今年のショパン・コンクールへエントリーしているのかはまだ判りませんが、期待の大きいピアニスト。ぐるりとすり鉢型に真ん中のステージを席が囲んでいる小ホール。ポツポツ席は空いていたものの、逆に言えば来てるのは彼のピアノを知っている人ばかり。
前半はショパン。バラード4番、今年の大会からファイナルの課題曲となった幻想ポロネーズ 、前回大会の3rdステージで、優勝したブルース・リウが名演との評価を受けたラ・チ・ダレム変奏曲。小品はなし。後半はリストで、リストバージョンのラチダレムで締めでした。
小柄な体躯から、毅然としてゴージャスかつコントロールの効いた演奏を繰り出すプレイヤーに大喝采。アンコールでは私も立ち、隣のおじさんも立ち、360度のスタンディング・オベーションで見送り。
YouTubeで見ている時の音は、ほどよく調整されているので、響きがよく聴こえない時がある。逆に小さな音でもクリアに聴こえる気がする。ちなみに私はそれでも満足はしてます。生で聴くと小さい音は小さいなりに聴こえ、大きな和音なぞは響きで逆にメロディがよく聴こえない気がする。
ただもちろん生のほうが本物だし笑、コンクールで審査員や聴衆が実際聴いている音なわけで、ケビン・チェンの演奏は人を惹きつけて惹き込む力を感じる。この日は高音の魅力にやられてしばらく残っていた。私的には、前回の2次で驚愕の演奏をした小林愛実の幻想ポロネーズ、ブルース・リウのラチダレム、どちらも100回聴いてる2曲がハイライトでした。
サイン会あると知らされ喜ぶ。VERY GOOD!EXCELLENT!!と声をかける。嬉しい。満足と反芻の帰路となったのでした。
リサイタル前は珈琲専門店でホットケーキセット🥞☕︎フィギュアスケート⛸️マンガ「メダリスト」にどハマり中。日曜日は息子20回めの誕生日でツマガリのケーキ。
出張準備、大阪マラソンごくろうさん会の手配などでパタパタもしつつ、ゆっくりする時間も、ピアノに溶ける時間も持てた週末なのでした。
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