2024年1月28日日曜日

1月書評の11

先日、宇宙フォーラムに行ってきました。向井千秋さんらと日本の宇宙飛行士第一世代となった土井宇宙飛行士によれば、宇宙観光旅行の時代はあと10年で来る、と。Σ( ̄。 ̄ノ)ノ😳

確かにアルテミス計画の月の有人探査再び、その先には火星の有人探査があり、さらに月面の基地造り、その先に火星の住居整備もあるかもしれない。宇宙はいまホットなのです。民間企業の参入が激増していることも大いに関係がありますね。

最後は宇宙大好き中川しょこたんが登場、ハイテンションで土井さんやフライトサージャン、医師の樋口氏に楽し鋭い質問など。途中、日本初の月面探査機SLIMの最新情報がもたらされ、会場が湧くなど、宇宙ファンたちの集いはアツい空気が充満してて楽しかった。ああ自分は宇宙好きなんだなあと再認識しました。

「宇宙を、目指せ」by土井宇宙飛行士

◼️ 甲斐みのり「歩いて、食べる 
東京のおいしい名建築さんぽ」

行きたいとこざくざく出てくる。東京モダンには特別なものを感じるね。

著者の「京都のおいしい名建築さんぽ」を読んでここ2年くらいでいくつも訪ねてスイーツを食べて目と舌で名建築の良さを感じてきた。京都、という古都は悠久の歴史だけでなく、明治から大正期、首都が移された後も日本の代表的な都市のひとつとして発展したモダンな雰囲気も漂わせている。また近年のインバウンドもあり、次々と新たなスイーツが開発されていて、古いけど、常に新しくて勢いのあるイメージだ。

いきなり京都について長々と語ってしまったけれど、新たに帝都となった東京はものすごい勢いで発展したはずで、文明開花、東京モダンという言葉にはえもいわれぬ感慨を覚えたりする。憧憬に近いというか、より近代史を語っているというか、特別なものがあると思う。私には子どもがまだ小さく若い頃に転勤で6年過ごしたところ。思い出にも結びついているのかなと。

有名建築は、知識としてはだいたい押さえているつもりでいた、けども知らなかったり、横目に見てただけのモダン建築も出てきて、どれも魅力的で美味しそう。もっと早く読めば良かったと後悔。

行ったことがあるのは、こないだプロジェクションマッピングの企画など夜間に見学した東京都庭園美術館、ホントに大きいグランドプリンスホテル新高輪、学士会館は空いていれば出張時必ず泊まる。ライトの自由学園明日館にはかつての食堂でミニパウンドケーキ付きのコーヒーセットをいただいた。

東京駅はいつもさっさか通り過ぎてしまうだけ。各所にモダンを感じるポイントがありそうなので、行けるうちにゆっくり見てみたくなる。日本橋の高島屋、三越ともにのぞいたことはあるものの、もっとちゃんと見ておけばよかったと思わせる。両方のデパートともお子様ランチが載ってて、思わず食べ比べてみたくなる。

前川國男の東京文化会館は外からのみ。象徴的な大ひさし。中入りたいな〜。お隣には師匠ル・コルビュジェの国立西洋美術館。こないだ表参道で時間あったのに坂倉準三の岡本太郎記念館行けばよかったと後悔。パンケーキが美味しそうで、アップルパイも食べてみたいな〜。

クラシック好き、惹かれてしまうのが渋谷の「名曲喫茶ライオン」モダンな店内、青い光に包まれた2階席でクリームソーダ食べながらコンサートや名盤レコード聴きたい。写真撮影禁止、私語は控えめに、というルールもなんかディオゲネス・クラブの中に身を置くようだと勝手に想像したりして。ちなみに創業者が修行したロンドンのライオンベーカリーの伝統を引き継いでいるとか。

青山のミュージアム1999 ロアラブッシュ、赤坂プリンスクラシックハウスとおっしゃれー。いくつもの名建築を移築した「江戸東京たてもの園」こんないいところがあったとは。目黒総合庁舎は知ってたけど、やはり階段の魔術師村野藤吾の階段見に行かねば。新宿区の若松河田駅からすぐの小笠原伯爵邸も瀟酒という言葉に尽きる。シガールームの外壁は可愛く小粋でイスラム風の室内はダイナミックな模様でカッコいい。カフェのシトロンタルトもヤバいくらい美味そうだ。

東京出張までに読もうと思っていたが直前になった。大雪の影響あるか、明日から。今回は小笠原伯爵邸を手がけた曾禰中條建築事務所設計の慶應大学図書館旧館を観に行く予定。他もめっちゃ見たくなった。次もその次も、行きたいところは尽きなさそうやね。

学士会館はもうしばらくしたら一旦閉館だそう。山の上ホテルも行っておきたいな。

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