2017年12月29日金曜日

私的読書大賞・ランキング2017!

毎年恒例の、私的読書大賞。7年目を迎えました。


ここまで6年間のグランプリは、


2011年   北村薫「リセット」

2012年   熊谷達也「邂逅の森」

2013年   藤原伊織「テロリストのパラソル」

2014年   朝井まかて「恋歌(れんか)」

2015年  朝井リョウ「何者」

2016年  宮下奈都「終わらない歌」


実に6年で4つが直木賞。権威主義です(笑)。


さて、今年は171作品171冊読みました。史上最高。さすがに我ながら多いなあと思います(笑)。


グランプリの選考、かなり迷いました。まあともかくも発表しちゃいましょう。


2017年のグランプリは・・


東山彰良「流」


でした!戦後の台湾を舞台に、日本統治時代のこと、本省人と外省人といった興味を喚起することから、軍隊生活、初恋、幽霊にハチャメチャな行動など、たくさんのエッセンスを詰め込み、活き活きと描いている。まるで喧騒が聴こえてきそうな感覚を味わった。


恩田陸「蜜蜂と遠雷」とどちらにしようかというところだったが、これまで経験したことのない印象を抱いた「流」にした。上半期1位の伊坂幸太郎「サブマリン」も良く、逆に考えるのが楽しかった今年。


今回も直木賞受賞作。いやー権威主義です。


さて、では年間ランキング!


1位  恩田陸「蜜蜂と遠雷」

2位  伊坂幸太郎「サブマリン」

3位  ブッツァーティ「タタール人の砂漠」

4位   井上靖「天平の甍」

5位   あさのあつこ「弥勒の月」


6位  豊島ミホ「エバーグリーン」

7位 森絵都「つきのふね」

8位 木下正輝「宇喜多の捨て嫁」

9位 島尾ミホ「海辺の生と死」

10位 絲山秋子「沖で待つ」


11位 ジェイムズ・パトリック・ホーガン

       「星を継ぐもの」

12位 ミヒャエル・エンデ「モモ」

13位 ドリアン助川「あん」

14位 敷村良子「がんばっていきまっしょい」

15位 オルハン・パムク「私の名は赤」


16位 加藤陽子「それでも、日本人は 『戦争 』を選んだ」

17位  ジュンパ・ラヒリ「停電の夜に」

18位  太宰治「斜陽」

19位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド」

20位 湊かなえ「山女日記」


去年の今頃も来年は読むペースを落とそう、と言ってて、結局40冊も増えちまいました。まあ太宰とかシェイクスピアとか、薄い本も多かったんだけど。来年は140くらいで。


まずは山のように借りてきた、正月読書から。さあ、来年も、読むぞ。




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