毎年恒例の、私的読書大賞。7年目を迎えました。
ここまで6年間のグランプリは、
2011年 北村薫「リセット」
2012年 熊谷達也「邂逅の森」
2013年 藤原伊織「テロリストのパラソル」
2014年 朝井まかて「恋歌(れんか)」
2015年 朝井リョウ「何者」
2016年 宮下奈都「終わらない歌」
実に6年で4つが直木賞。権威主義です(笑)。
さて、今年は171作品171冊読みました。史上最高。さすがに我ながら多いなあと思います(笑)。
グランプリの選考、かなり迷いました。まあともかくも発表しちゃいましょう。
2017年のグランプリは・・
東山彰良「流」
でした!戦後の台湾を舞台に、日本統治時代のこと、本省人と外省人といった興味を喚起することから、軍隊生活、初恋、幽霊にハチャメチャな行動など、たくさんのエッセンスを詰め込み、活き活きと描いている。まるで喧騒が聴こえてきそうな感覚を味わった。
恩田陸「蜜蜂と遠雷」とどちらにしようかというところだったが、これまで経験したことのない印象を抱いた「流」にした。上半期1位の伊坂幸太郎「サブマリン」も良く、逆に考えるのが楽しかった今年。
今回も直木賞受賞作。いやー権威主義です。
さて、では年間ランキング!
1位 恩田陸「蜜蜂と遠雷」
2位 伊坂幸太郎「サブマリン」
3位 ブッツァーティ「タタール人の砂漠」
4位 井上靖「天平の甍」
5位 あさのあつこ「弥勒の月」
6位 豊島ミホ「エバーグリーン」
7位 森絵都「つきのふね」
8位 木下正輝「宇喜多の捨て嫁」
9位 島尾ミホ「海辺の生と死」
10位 絲山秋子「沖で待つ」
11位 ジェイムズ・パトリック・ホーガン
「星を継ぐもの」
12位 ミヒャエル・エンデ「モモ」
13位 ドリアン助川「あん」
14位 敷村良子「がんばっていきまっしょい」
15位 オルハン・パムク「私の名は赤」
16位 加藤陽子「それでも、日本人は 『戦争 』を選んだ」
17位 ジュンパ・ラヒリ「停電の夜に」
18位 太宰治「斜陽」
19位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド」
20位 湊かなえ「山女日記」
去年の今頃も来年は読むペースを落とそう、と言ってて、結局40冊も増えちまいました。まあ太宰とかシェイクスピアとか、薄い本も多かったんだけど。来年は140くらいで。
まずは山のように借りてきた、正月読書から。さあ、来年も、読むぞ。
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