2014年12月25日木曜日
2014パパ読書大賞 大賞発表!
いや〜1年は早くって、もうやって来ました。4回目の大賞発表。あくまで個人的なものですが、毎年多少悩みます。前段は短い方がいいので、早速行ってみましょう!
パパ読書大賞、2014年、年間のGRAND PRIXは・・
朝井まかて「恋歌」
でした!
昨年に引き続き、上半期からの受賞。幕末期、陰惨を極めた水戸天狗党の主導権争いと弾圧。題材、また女性の視点から見た幕末史、というのも新鮮だったし、何より文章を超えたパワーを唯一感じた作品だった。素晴らしかったと思う。私はやはり本格派が好きだ。実は「楽園のカンヴァス」と迷ったのだが、僅差で今回こちらになった。
では年間のランキング!
1位 原田マハ「楽園のカンヴァス」
2位 重松清「青い鳥」
3位白石一文「ほかならぬ人へ」
4位宮部みゆき「小暮写真館」
5位朝井リョウ「もういちど生まれる」
6位伊坂幸太郎「バイバイ、ブラックバード」
7位中田永一「くちびるに歌を」
8位梨木香歩「西の魔女が死んだ」
9位夏川草介「神様のカルテ3」
10位北森鴻・浅野里沙子
「邪馬台 蓮丈那智フィールドファイルⅣ」
別ステージ賞
和田竜「村上海賊の娘」
百田尚樹「海賊と呼ばれた男」
1位「楽園のカンヴァス」は、題材といい展開といい映画のようで格好がいい。何が良いかというと、明るい希望が見出せるところが、全体の色彩を豊かにしている。
2位「青い鳥」は、泣かせる戦略と感覚が未だに分からない。中身にそんなに共感したわけでは無いが、それまでがベースとなって最後は感動で震えてしまった。不思議な体験だった。
3位「ほかならぬ人へ」は、やわい2つの中編で、本格派には見えないかも知れないが、深いところで感じるものがある。評価されて然るべきものだと思う。
別ステージ賞の2つは、その名の通りで、ものすごい大河ドラマ過ぎる感じだ。両方それなりに面白かったのだが、不満もあったから選外。ただ壮大なエンタメであることは確かである。
さて、今年は短編を読んだり、海外の名作を読んだり、推理小説をまとめて読んだりと、それなりに充実した年だった。貸してくれたり推薦してくれた皆さんには感謝申し上げます。
このクリスマスには、ホームズものを読んでいる。よく似合うんだこれが。4年間のトータルを数えたところ、400作品に達しようとしている。500を数えた暁には、報告させていただきます。
まだまだ物足りない。来年も、読むぞ〜!
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