晩秋と聞いて思い出すのはやはり紅葉か。我が六甲山系もいい色に染まって、朝からハイキング客が多い。かつてはよく有馬の瑞宝寺公園に行ったものだし、東京の時は、有名な青山のいちょう並木を観に行った。六本木のイルミネーションも綺麗だった。そういえばさだまさしに「晩鐘」という歌があったなあ。
私が乗り降りするバス停はいつも人が多く、ふだんめったに降車ボタンは自分で押さないのであるが、先日はたまたま降りる人がいなくて、つい一つ乗り過ごしてしまった。慌てて次下車したが、より山に登ったところだから、降り立った夜のバス停の寂しいことったらなかった。幸いここなら家からさほど遠くなく、また犬の散歩で近くに来たこともあったから、道も分かって存外早く帰れたが、空気が冷たく、意外なところで晩秋を味わったりした。んーというか、もう冬だろうか。
さて、またブックオフに行って本選び。ブックオフには、通常値引き、つまり250円〜500円くらいの本と、105円コーナーがある。店によって差があるもので、擦り切れた本にこの状態で通常値引き?と思うこともあれば、こんなきれいなのに105円?と思うこともある。
今回の店はよく分かっていて品数も多く、最初通常値引きで手に取った本と同じものが、保存状態も悪くなく105円コーナーにもあったので、取り替えつついい買い物が出来た。
山本兼一「火天の城」
貴志祐介「火の粉」
近藤史恵「サクリファイス」
坂口安吾「不連続殺人事件」
の4つ。その他にも興味ある作品はあったが、まあこんなところで、だった。文芸もさすがに3年やっててお知らせもしているせいか、年末の総合ランキングへの期待の声をいただく。うーん、今年は難しいかな。3年間のベストも出したら、とも言われているので余計混迷するかも。
ジブリの「かぐや姫」。古典の原作にある程度忠実に作っているので興味深くはあるが、どうもよろしくなかった。子供向けのかぐや姫はだいぶ端折っているもので、かぐやは、自分に求婚する男たちに、この世にはあり得ない宝を持ってきて、と無理難題をふっかけるのだが、ここは普通カットされている。
その辺が入っているのははまあ、だったが、ちょっとあまりにまっすぐ創りすぎてて、面白くも深くもない。別のテーマを持たせているために、クライマックスであるはずの月に帰るくだりも唐突で神秘性もなにも薄まりすぎている。どうした!これで上梓したの?という感じであった。
土曜日、朝に息子が「ポケモンセンターに行きたい」と言ったので、じゃあ、朝ごはんと用意を済ませて、あの時間のバスに乗ろうかな、と算段したところで、胃にシクシクとした痛みが来た。
これはちょっとやめておいた方が、と息子に謝って、寝込む。特に午前中は、断続的になかなかな痛みがやってくる。胃液は酸なので、その分泌具合が悪いのか、もしくは寄生虫かと訝しんだ。そのうちに寒気もしてきて、多分疲労性の風邪かいな、と部屋を暖めて寝ていた。
なにも食べずでも腹は減らなかったが、夕夜少しづつご飯を食べて様子を見る。幸い夕方以降は強い痛みは無くなった。しかし妻にお風呂禁止令を頂き、風邪薬を飲んで、息子にうつすわけにはいかないと独り寝。去年も同じ時期に寝込んだなと思い返す。
翌日曜日もご飯以外はベッドで過ごす。だいぶマシにはなってきたがまだ違和感あり、時々痛んだりする。
寒気はなくなった。息子を退屈させて悪かったが、不調は土日で治すのが常。状態的にももう寝ている感じでもないし、早寝して、明日に備えよう。
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