写真は最近お気に入りのランチ。
さて、今年も始まりました。2013「パパ読書大賞」。
今回は、各賞の発表です!
まずは恒例どおり、全書名を。
今年は131作品146冊を読み切ることが出来ました。うち直木賞作品は13。「直」マークがそうです。
村上春樹「1Q84」(6)
村上春樹「遠い太鼓」
神永学「心霊探偵 八雲」シリーズ
「1.赤い瞳は知っている」
「2.魂をつなぐもの」
中島京子「小さいおうち」直
蒼井上鷹「ホームズのいない町 13のまだらな推理」
高田郁「今朝の春 みをつくし料理帖 」
北村薫「六の宮の姫君」
船戸与一「砂のクロニクル」(2)
浅田次郎「珍妃の井戸」
藤原伊織「テロリストのパラソル」直
川村元気「世界から猫が消えたなら」
横山秀夫「第三の時効」
藤沢周平「蝉しぐれ」
石田衣良「波のうえの魔術師」
石田衣良「4TEEN」直
奥泉光「シューマンの指」
神永学「神霊探偵八雲」シリーズ
「3.闇の先にある光」
「4.守るべき想い」
船戸与一「虹の谷の五月」(2)直
京極夏彦「姑獲鳥の夏」
和田竜「のぼうの城」(2)
山田悠介「ニホンブンレツ」
ナンシー・スプリンガー
「エノーラ・ホームズの事件簿
〜消えた公爵家の子息〜」
三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ
「栞子さんと二つの顔 」
高田郁「小夜しぐれ みをつくし料理帖」
天童荒太「悼む人」(2)直
北村薫「朝霧」
伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」
アルフレード・ガティウス
ホセ・マリア・ウック
「なぜレアルとバルサだけが儲かるのか? サッカークラブ経営に魔法は存在しない」
江橋よしのり
「世界一のあきらめない心」
夏川草介「神様のカルテ2」
桜庭一樹「赤朽葉家の伝説」
乾ルカ「蜜姫村」
三浦しをん「風が強く吹いている」
藤原伊織「ひまわりの祝祭」
ヤン・マーテル「パイの物語」(2)
西加奈子「円卓」
山本兼一「利休にたずねよ」直
宮下奈都「よろこびの歌」
北村薫「ニッポン硬貨の謎」
神原一光「辻井伸行 奇跡の音色 恩師との12年間」
高田郁「心星ひとつ みをつくし料理帖」
村山由佳「星々の舟」直
藤原伊織「手のひらの闇」
綾辻行人「Another」(2)
乙川優三郎「生きる」直
三宅博「虎のスコアラーが教える『プロ』の野球観戦術」
小杉健治「父からの手紙」
金城一紀「GO」 直
江國香織「号泣する準備はできていた」直
辻村深月「凍りのくじら」
藤原伊織「名残り火 てのひらの闇 �」
高田郁「夏天の虹 みをつくし料理帖」
東野圭吾「真夏の方程式」
五十嵐貴久「For You」
桜庭一樹「荒野」
スコット・フィッツジェラルド
「冬の夢」
城島充「ピンポンさん」
舞城王太郎
「世界は密室でできている。」
辻村深月「太陽の坐る場所」
貫井徳郎「乱反射」
西加奈子「さくら」
ウイリアム・アイリッシュ
「幻の女」
朝井リョウ
「桐島、部活やめるってよ」
高田郁「残月 みをつくし料理帖」
舞城王太郎「煙か土か食い物」
村上春樹
「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」
泡坂妻夫「しあわせの書 迷探偵ヨギ ガンジーの神霊術」
重松清「君去りしのち」
湊かなえ「少女」
梨木香歩「家守綺譚」
福井康雄「大宇宙の誕生」
江戸川乱歩「孤島の鬼」
太田治子「明るい方へ
父・太宰治と母・太田静子」
村山斉
「宇宙はなぜこんなにうまくできているのか」
西加奈子「通天閣」
百田尚樹「モンスター」
星新一「きまぐれロボット」
スコット・フィッツジェラルド
「グレート・ギャツビー」
ジュリアン・シモンズ
「知られざる名探偵物語」
日々野真理「凛と咲く なでしこジャパン30年目の歓喜と挑戦」
奥田英朗「サウスバウンド」
相場英雄「震える牛」
道尾秀介「月と蟹」直
長谷部誠「心を整える」
高橋克彦「鬼」
桜庭一樹「伏 贋作里見八犬伝」
薬丸岳「天使のナイフ」
恩田陸「黄昏の百合の骨」
藤原伊織「ダックスフントのワープ」
長友佑都「日本男児」
高橋克彦「白妖鬼」
高橋克彦「長人鬼」
吉村昭「吉村昭の平家物語」
東野圭吾「夜明けの街で」
三崎亜紀「となり町戦争」
三浦しをん
「まほろ駅前多田便利軒」直
道尾秀介「カラスの親指」
柚木麻子「ランチのアッコちゃん」
乾ルカ「メグル」
アンソニー・ホロヴィッツ
「絹の家」
殊能将之「ハサミ男」
桂望実「嫌な女」
長友佑都「上昇思考」
ジョン・H・ワトスン著
ローレン・エスルマン編
「シャーロック・ホームズ対ドラキュラーあるいは血まみれ伯爵の冒険ー」
由良弥生「眠れないほど面白い『古事記』」
藤原伊織「シリウスの道」(2)
中村文則「掏摸」
野沢尚「龍時01ー02」
野沢尚「龍時02ー03」
野沢尚「龍時03ー04」
辻村深月「島はぼくらと」
ヴィンセント・スタリット
「シャーロック・ホームズの私生活」
百田尚樹「ボックス!」(2)
三島由紀夫「青の時代」
村上龍「歌うクジラ」(2)
乾ルカ「あの日にかえりたい」
海堂尊
「チーム・バチスタの栄光」(2)
葉室麟「蜩ノ記」直
綾辻行人「奇面館の殺人」
坂口安吾「明治開花 安吾捕物帖」
近藤史恵「サクリファイス」
原田マハ
「総理の夫 First Gentleman」
山本兼一「火天の城」
J・E・ホルロイド編
「シャーロック・ホームズ 17の愉しみ」
近藤史恵「エデン」
木内昇「漂砂のうたう」直
坂口安吾「不連続殺人事件」
雫井脩介「火の粉」
古関順二
「野球を歩く 日本野球の歴史探訪」
昨年の2倍近い量なので、さすがに多い。薦めて下さった方、貸してくれた方、ありがとうございました。
では、今回は、各賞の発表から!
ベストエンタテインメント賞
野沢尚「龍時」シリーズ
文化人類学賞
高橋克彦「鬼」シリーズ
期待する作家賞
西加奈子 乾ルカ
ベストスポーツ賞
長谷部誠「心を整える」
ベストノスタルジー賞
五十嵐貴久「For You」
特別賞 藤原伊織
「ダックスフントのワープ」
なかなか燃えさせてもらった「龍時」シリーズは日本の高校生がスペインリーグに挑戦する話。
文化人類学プライズの(笑)「鬼」シリーズは、陰陽師ものである。「白妖鬼」「長人鬼」「空中鬼」「紅蓮鬼」と続く。
「白妖鬼」から「空中鬼」までは、「鬼」で出て来た陰陽師、弓削是雄を中心としてお馴染みの仲間たちが活躍するエンタテインメント。私は鬼好きなので、楽しめた。
期待する作家さん2人。両方ともすでに直木賞候補に名を連ねているが、決して文壇歴は長くなく、これから数々の大作を書く方々だと思っている。西加奈子はその大阪的テイストと構成力、乾ルカはホラーぎりぎりのファンタジックさ、不思議な魅力をほんの少し大衆的にし、文章を超えた迫力を持つ作品を待っている。
もちろん、このへん、意図的に昨年から読んでいる人は外してあるので、期待する人もそれなりに実は居るんだけど。三崎亜記は、もうひと作品読んでから考えるかな。
ベストスポーツ賞、なでしこの「世界一のあきらめない心」も卓球の「ピンポン!」も良かったが、真面目な長谷部くんはまた新たな面が見えたようで受賞。この本は、スマートで、深いものがある。ここまで多岐に渡って、突き詰めて考えているのかと、プロフェッショナリズムを感じる一冊。
「For You」高校生恋愛もの。オチはどうでもよくって、時代設定も、内容も実にノスタルジック。サザンが聞こえてきそうである。
特別賞は、短編集中、表題作に特に捧げたい。藤原伊織らしくない作品。作品中の挿話が、大変良かったと思う。
以上、各賞でした!次回はいよいよグランプリ!
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