写真は期間限定につられて買った、ロングセラー「雪の宿」レモン味。
福岡に行ってきた。母は、胆管に腫瘍が出来て胆汁が流れず黄疸が出て入院、その際発熱や患部に痛みが出たりすると危なかったが、胆汁を出すストローを入れる手術がうまくいき、経過も良好。固形の食事も許可が出たとか。とりあえず今日あすという状況ではなくなった。
母が読むものを欲しいと言ったので、弟の運転で本屋を回る。弥永団地から下白水を通ってブックオフや本屋。母と弟が愛読しているマンガ新刊を探すがまったくなし。途中牧のうどんで昼食。丸天うどんは麺が太く量が多かった。かしわめしとコロッケ食べたら満腹だった。この弟とは昔から気が合い、突っ込みがいのある相手。結局JR春日に近い西友でクロスワードパズルの本を買う。母はたまにやってたから。「太宰府天満宮の謎」という文庫が売ってたので買う。
母としばし話をする。寝ることもなく、元気そう。夕方に帰る。エレベーターまで送ってきた母は涙ぐんでいた。
帰りの新幹線で「謎」読む。古代の学者本は推測と入れ込みが多い。そこには注意したが、知らなかったことばかりで目から鱗だった。菅原道真が権力争いに敗れ左遷され失意のうちに当地で亡くなった、その後京の都に祟りと言われる凶事が相次いだ・・というのは誰でも知っている。
そもそもその権力争いはどんなものだったか、菅原氏とは、から掘り起こし、一つ一つ説明があるから分かりやすい。祟りがどんなものだったか、朝廷の対応などなどもよく分かる。
道真は幽閉同然で大宰府政庁の南の外れ、榎社に住んでいた。
→昔、榎社の名前を付けた少年野球チームがあり、そんな地名あったっけと思ったことがある。今にして納得。
大宰府政庁は壱岐対馬と全九州を統べる役所で、地方コンプレックスとともに権威は朝廷の代役という強烈なプライドがあった。また対中密貿易の利潤があったため財政的にも潤って勢いがあった。
→ゆがんだプライドなんか分かるな、と。また万葉集などでは赴任する役人や家族の哀しい別れの歌なんかがあってマイナスイメージがあったが、ゴタゴタも含めて活気ある政庁だったのね、とちょっと見直し。
竈門神社があり、政庁から北東の鬼門にある宝満山は、比叡山延暦寺なみの権力があり、高僧が来たこともあった。
→ちょっとびっくり。そこまでとは。盛ってない?
道真は近くの天拝山に登ってはリベンジを誓っていた。
→うーん、どこかで聞いた話だった。だから天拝山。遠足で登ったと思うが記憶がない。宝満山は何度も登って覚えてるけど。
道真が亡くなり、部下の味酒安行が遺体を牛車に乗せ、東北方向の宝満山へ向かっていた。すると途中で牛が止まり、動かなくなったため、そこを墓所と決めた。現在の太宰府天満宮の場所。
→知らなかった。政庁と榎社と天満宮、方角と距離感は分かる。政庁の南からあの方向、結構離れたとこになぜ向かっていたのか、と読みながら疑問に思っていたが、権威ある宝満山と知って納得がいった。それでも少し外れてるんだけどね。だから新しそうな牛のオブジェの前で皆写真撮ってたのか。
などなど。読んでよかった。保存版。自分は筑紫の人間だな、と思う。私の心象風景は政庁から天満宮までのエリアなんです。
次は宮沢賢治「イーハトーブ農学校の春」を読んだ。若い教職時代に書いた物語。明るい話が多い。それにしてもこの宮沢賢治シリーズの表紙絵はセンスが悪い。
帰って、出血があり輸血したと連絡が。まだ事態は動いているのだ。弟が関東から福岡に帰って来ている。
なんかまた最近ボーッとしている。どこかにストレスがたまってる感覚。でも、自分はメンタルはだいじょぶちゃうかと心のどこかで思っている。ただボーッとしてるだけだ。何もしないわけではない。フツーに乱れずに仕事してるし、本読んでるし。
ワールドカップが開幕した。妻が髪をバッサリと切った。私もなにか、欲しい気がするな。
吉野源三郎「君たちはどう生きるか」を読み始め、夜までに読み切った。ふむふむ。今日は母子夜食べるそうで留守番。その前に図書館行って本読んで、買い物して帰ってきた。明日もかな。
涼しい。朝は特に、薄いパーカー着て行ってちょうど。昼は暑いが、風が吹くと少し肌寒い。オホーツク高気圧の影響で晴れてるからとのこと。
昼はプロ野球。森友哉の満塁ホームラン見る。ライオンズ快勝。明日は松坂vs榎田。阪神も連勝。夜はサッカー。まずカレーライス食べながらフランスーオーストラリア観る。2-1でフランスの辛勝。合間に筋トレ済まして22時からアルゼンチンーアイスランド。あっさりアルゼンチンが先制してひょっとしてワンサイドか、と思ったらアイスランドがすぐ同点に追いついてそのあとはスコアレスで引き分け。メッシPK止められる。アイスランドはものすごくファイトしていた。上手かった。さすが人口35万人(!)の国にして厳しいヨーロッパ予選を勝ち抜いただけのことはある。初出場でも世界上位とやり慣れている。
夜「現代詩手帖」6月号読み始める。文芸雑誌初めて、しかも詩てと我ながらたいへん喫驚り。「月に吠えらんねえ」の特集があるのである。でもま、決して安くない雑誌。ちなみにハードカバー1冊買えちゃいそうなお値段です。ま、たまにはいいか。いまの文芸思考ちょっと楽しいし。
日曜、前日より1時間遅いバスで行く。前の晩は遅くまで起きていてこの日は息子いつもより早く対抗戦に出かけていったから寝不足もいいとこ。倒れないやろなと思いながらブックオフ。んーあまり目的がなかったし自己啓発ものと寺山修司「ポケットに名言を」だけ買って帰った。古いのはだいたい図書館にあるか青空文庫で読めるから、最近は買い方変わった。
で、帰る。だいぶ暑い。昼ごはん食べてしばらく「現代詩手帖」読み終わる。もうきょうは本読まないっと。しばし夕方眠る。
明日からはちっと忙しい。やれやれ。がんば。睡眠時間を気にすること、だな。
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