2017年5月15日月曜日

みんな空の下





タイトルに特に意味はない。カラオケバトルコーナーで気持ち良さそうに歌われてたから。


GW明け、月火と出て水木と終日セミナー。勉強した。個人的には、やはりメモを取る方が、頭に入りやすい。ノートは見やすく書くために、やってることを一度反芻して再構成する必要があるからだ。人それぞれかと思うが、私の場合、特に午後の眠気対策にもなるし、何より退屈ではない。ま、終日は疲れるんだけどね。最後の方なんか手が腱鞘炎になりそう。


阪急オフィスビルタワーという、阪急百貨店にも直結の最新ビルで受けたのだが、喫煙所が何階も下のデパートの屋上。急いで行って帰るのも慣れるけどやっぱ慌ただしい。それはいいのだが、昼ごはんが、初日はデパートでドライカレー食べようとしただけで40分待ち。次の日はもう割り切ってビルのドトールのようなところで済ませた。昼休みはやはり余裕が欲しいから、どちらを取るかと言われれば、食事を捨てて時間を取る。私はそういうタイプだ。


このセミナー期間で

高田崇史「QED ベイカー街の問題」読了し、次の絲山秋子「イッツ・オンリー・トーク」を読み込む。セミナーに行ってると、早い時間でも開いてる駅の本屋にどうしても立ち寄ってしまう。いいなあ。会社の近くにないかなあ。本屋。ケン・リュウ「もののあはれ」を購入。やっぱあったら買っちゃうな。


で、木曜の夜は高校大学同じの友人を会社地元へご案内。お好み系鉄板焼き、スパゲッティとカクテルの2軒め、レトロな飲み屋と3軒ハシゴ。ぎゃはぎゃは言いながら酔っ払う。彼曰く、同じ高校で同じ男クラ(男子だけのクラス)で、同じ一浪の同じ大学学部で・・ここまではふむふむそうだったな、と聞く。その次が傑作だった。


「俺と同じで暗くてめんどくさいお前と飲むのが楽しい!」


ちょっと待て。確かに高校では1年だけ同じクラスさ。大学も学部学年一緒だったけど、そこまで仲良かったわけでもないだろう。酒の席は3度めですべてこの半年に集中してるが、だからといって・・


とか一瞬考えたけど、実はこれは深い言葉で、けっこう真実を衝いてるかもな、確かにオレ暗くてめんどくさいし。


なにより少し過度に面白がるやつの大人パワーに笑えたからまあいいか。


ただ少々飲み過ぎて翌日はヘロ×2。さっさと帰る。帰りのバスで「イッツ・オンリー・トーク」読了。女な物語だった。最近特に女性作家さんに多いが、女の性を見せびらかすような作りの作品は正直好きになれない。題材として扱うのは悪くはないが、作品の売りっぽく見えると引いてしまう。作風は軽くアングラでアブない感じというどこかで流行ったような形ではあるが、ただこの人は筆力があってちょっと奥の存在を感じる。芥川賞を取った「沖で待つ」まで読もうかな、とりあえず。


土曜日。息子は学校。朝ごはん食べそびれないように早く起きる。が、ソファで毛布かぶって、ワンコとともに平和に睡眠。前夜から強めの雨が降っていた。昼前やむ頃に、散髪へ出かける。少し寒い。Tシャツの上に半袖ポロシャツ、それに薄手のウインドブレーカー上のものを着てちょうどいいくらい。


バスが着いてちょっと時間があったから100円ショップをのぞいたらけっこう面白くて、散髪の後立ち寄る。


100円ショップのネクタイなんぞ初めてだが、カジュアルぽいのが悪くなく、3本買う。また夏用の靴下を3着買う。もっと大きいところにはもっとありそうだ。100円ショップネクタイばかりにするつもりはないが、バリエーションを出すにはいい材料かも。気に入った高いものだけ、ではオシャレ感が出ない。数は必要だ。なあんてね。最近安物買いだしたまには高いのも買おう。


お昼ご飯はナスと挽き肉のチャーハン。「もののあはれ」読み始めるが、なぜか進まず。夕方も眠くなる。まあ長年読んでれば、こんな時もある。


翌日は早めに起きて、神戸南京町。母の日=なんかケーキっぽいもの=エストローヤルのシュークリーム&エクレア、と発想が行き、混まない朝一番に買った。豚まんの老祥紀はこの時間でびっくりするくらい並んでいた。この日はそれだけで、すぐ帰った。南京町で豚まんとかミニラーメンとかごま団子とかのランチも今度はしたいなあ。


帰って来て昼ごはんはざるそばと、エストローヤル。全部3つずつ買って行ったが、私のエクレアは息子に食べられてしまう。まあ妻も喜んでたみたいで良かった。なんか身体があちこち凝ってて、日中はダウン。だらだら。阪神はまた勝った。3年ぶりの貯金10。予想外だな〜。


晩ご飯はステーキと手作りマカロニサラダでウメッシュで小酒盛り。


日曜夜のN響の枠は毎週番組表を確かめるのだが、諏訪内晶子でシベリウスのヴァイオリンコンチェルト、シベ・コンだったので久々にじっくりと観る。マイブームだった東京の頃は毎週欠かさず観ていた。


シベ・コンは、チョン・キョンファが16歳の時、チャイコとともに収録した、クラシック業界ではやや有名な廉価のCDが最初。曲をとても気に入っている。サントリーホールで、これまた好きなヒラリー・ハーンのシベ・コンを聴きに行った。


自身優れたヴァイオリニストだったというシベリウスの難曲。諏訪内は得意のナンバーだという。ふむふむ。コンサートホールと違い、テレビでアップで観ていると、ちとオーバーアクションで硬い気がする。


この曲第1楽章にはクライマックスがある。カラオケでいうとサビがあって、最後のクライマックスはそのサビを中心に展開する形。私はここが大好きで、いつも興奮する。ゾクゾクする。でも、NHKのカット割りは冷静に過ぎた。


フルートが入るところ、最終クライマックスは、特殊な奏法が入る。ソリストとしても聴かせどころで、聴衆も観どころ聴きどころ。ここで普通にフルート映してちゃいかんでしょー。


おそらくはずっと諏訪内1ショットだったので切り替えたかったことがあると思う。フルートの途中から諏訪内に戻ったが、その奏法を意識し過ぎたのかヘンな角度からだった。うーん。いや、観る方も興奮しすぎ(笑)。


ま、でもシベ・コン聴けただけで満足か。


夜、息子が脚が痛くて眠れない、と来たが、バンテリン塗って寝なさい、と突き放す。冷たかったかな。翌朝目を赤くしてたから、きょうは寝かしつけてやろう。せんでも寝るかな。眠そうだし。


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