友あり。火曜日は高校、大学の同窓生から誘いがかかり、ギョーザとナポリタンで食い道楽。翌日は飛び込みで東京の方が来られて久しぶりの邂逅。友続きである。
デスクワークの身ゆえ、朝晩以外はあまり気温に関係なく過ごしている。まあすぐ熱くなって半袖になるだろう。まだ朝が寒いから、分厚いふとんが欠かせない。
ゴールデンウィークの予定は、子供の部活次第かなあ。今年は珍しく他力である。まあ遠出の予定もない。
木曜日は、夏用のスーツでは朝晩肌寒かった。そういう日はまだあるだろう。お天気サイトでも、風向きが北の時は要注意だ。
金曜日は京都国立博物館で海北友松展。巡回ではなく120周年の特別企画だそうだ。
海北友松は、私も知らなかったのだが、狩野永徳、長谷川等伯ときて、桃山時代最後の巨匠らしい。一時狩野派に学んだそうだが、60歳以前の足取りが不明という画家だ。
代表作である龍の絵は、デカいのもあるのだが、大迫力だった。濃淡と、種類の限られた色付けと、主に線の描きっぷりだけで勝負する水墨画はすごいな、と思う。
狩野派のように緻密に描き込むのとは真反対に、太い線を大胆に引く人、というイメージで、細かいところをぼかしたり省略したりと洋画の印象派のような手法も使う。しかし繊細に描くところもすごく上手く、また人物の表情や動物の模様、全体の構図なども絶妙で、惚れてまうやろ、だった。素晴らしい。
絵はがき2枚買って、出口の門の対面にある喫茶店でロコモコ&コーヒーのランチ。中庭で煙草を吸わせてくれた。
七条から四条まで鴨川沿いを歩く。目当ては天狼院という最近できた本屋。探し当てて、しばし本を見る。あまり蔵書は多くなく、会話も出来ず。アイスコーヒー飲んで、充電しながら宮下奈都「ふたつのしるし」読んでいた。
四条河原町から阪急。十三乗換えで三ノ宮。元町映画館で「ママ、ごはんまだ?」という作品を観る。歌手の一青窈家族の話である。
台湾人の父と日本人の母の間に生まれた一青窈は5歳まで6つ年上の姉と両親と台南で暮らした。
台湾の世情は穏やかではなく、日本で教育を受けさせたいという両親の意向で東京に戻ったが、父はほどなく病気で亡くなってしまう。バイタリティー溢れる母は台湾で習い覚えた台湾料理を子供たちに作り続け、女手ひとつで姉妹を育て上げる。料理を中心に、女所帯の家族の移り変わりを見る作品。一青窈の音楽活動にはほとんど触れられておらず、原作を書いた姉、一青妙が中心だ。
一青というのが母方の姓で、能登に起源があることや、台湾出身の父を持つことは初めて知った。中学生?になった一青窈が、周囲の好奇心溢れる視線を嫌がって、弁当を日本式にしてくれ、と言った翌日にやっぱり戻して、と言う。テレビは日本の方が面白いけど、料理は台湾の勝ちだね、というセリフが面白い。
なんというか、まさに単館系、って感じなんだけど、昭和の台所とダイニングがやたら懐かしく、泣けてきてしまった。河合美智子いい演技だね。。
土曜日は完全オフ。なにもしなかった。息子はこの土日部活ない。でもまだ次の週の水曜から土日まで、月曜に行ってみないと分からない。うーむ。土曜深夜、大阪城でのアニマックスミュージックスペシャルを見る。興味半分だったが、知ってる歌は1曲も無く、1時間で見るのやめた。それにしてもすごい集客力だこと。
日曜もだらりとして、本の買い物に出る。木下昌輝「宇喜多の捨て嫁」。時代劇もの最近不足気味というのもあるが、面白いということなので。息子はゲームとマンガを買っていた。進学祝いたくさん使っちゃったから、もうストップしないとな。
それにしても暑い。もう半袖1枚で十分。きょう気温が上がったことで、先々の最高気温が少し上がった気がする。ついに、夜寝るとき窓を開ける季節が来たか。ちゅーか5月だからね。
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