ひは〜またのーぼるー♪
どんなー人の心にも
ああー生きてるとはー ♪
燃えながら暮らすこと
これは「陽はまた昇る」という歌。
ヘミングウェイの「日はまた昇る」読了。1926年の作品で、ヘミングウェイ27歳の時のベストセラー。第一次大戦に従軍し重傷を負ったヘミングウェイ。戦後の、従軍経験のある若者世代はロストジェネレーションと呼ばれた。その自画像的な作品であるとか。鱒釣りやスペインの牛追い祭、闘牛で生命感、お祭り感溢れる中での若者たちの享楽的なバケーション。リアルな感触としては分かりづらいが、うむ、そんな感じかもね、と頷く部分もあった。
さて、土曜はU−20ワールドカップのグループリーグ3戦目である。先のコラムで勝ち以外通過はないと書いたが、この大会は6グループしかなく、故に3位の中から4チームはノックアウトステージに進めるとか。2点以上取っての引き分けならば、総得点で行けるらしい。そういったゲームは波乱で始まった。
開始早々、カウンターからのボレーシュートで失点、またすぐセットプレーから失点。おいおい。家族も負け確信。私ももう1点入っていたらテレビ消してたかもしれない。でも、ウルグアイ戦で見せた攻撃は信じられると思い見ていた。イタリアは思った通り、これで積極的には仕掛けてこなくなった。
前半のうちに、ガンバ堂安律のゴールが決まる。そして後半早々、また堂安がドリブルで相手陣を切り裂きゴール。同点に追い付いた。後はどんどん大人的な展開になり、金持ちケンカせずでドロー。日本はグループリーグ突破を果たした。
正直な話、0-2で負けたウルグアイ戦後の報道には感心しなかった。優勝候補のウルグアイにヒネられた、ウルグアイがペースを落としたから攻撃を仕掛けられた、ケガをしたFWが大型だったから交代が小さい久保というのは間違い、久保はすぐつぶされていた。
どれも当たっている部分はあるが、あまりに表面的に思える。しかも希望のカケラもない、上から目線の関心も深くないような書き方だった。
ウルグアイは下がっても手強かったが、仕掛けた攻撃の中には成功したものもあった。後半は強豪に対する慣れが見受けられ、久保も良い決定機を作ったと思う。この手応え、大きな収穫を持ってウルグアイに負けたイタリアに臨む、という、流れと希望が伺えなかった。
イタリア戦の序盤の2得点はかなり早い時間帯でのものだった。かつてA代表でもあったかと思うが、開始まもなくに、ココーンと入れられてしまうことはサッカーにはたまに見受けられる。堂安の1点めの後にまた差を広げられたらお手上げだったが、守備陣もさすがに注意していた。
堂安をはじめ周囲が自信を持って攻撃したのは、この大会での経験値がベースだと思う。
次はA組で3戦全勝のベネズエラ。10得点のうち7点はグループ最下位バヌアツ戦で取ったもの。メキシコ戦、ドイツ戦では楽な戦いはしていないと見る。だいじょうぶ、十分に通じるはずだ。
平日の夕方なので、観ることが出来ないかもだが、日本の力を見せつけよ、頑張れ、日本。
日曜は午前外出して定期買って、こんにゃく畑買って、本屋で中山七里「どこかでベートーヴェン」買って帰る。定期はバスが買えなかったから平日にもう1回行く必要ある。
午後に江橋よしのり「サッカーなら、どんな障がいも超えられる」読了。観衆が多いというブラインドサッカー、またアンプティサッカー(切断障がい者のサッカー)なんか観に行ってみたいと思わせた。ブラジル出身の日系3世が、日本で一からアンプティサッカーを立ち上げる話には泣けてしまった。
阪神は黒星。小野はストレートが高かった。どこかでカチーンといかれそうだなと思ってたら6点取られた。うーむ。打線もふるわず。
ちょっと心配なのがコノミヤ・スペランツァFC大阪高槻。今年は昨年までの主力がほぼ全て抜け、大幅な若返りを図り新監督を迎えたが、去年まで2部では圧勝1部では弱いというチームが、今年は2部で1勝9敗。
今年は昇格どころかその下のリーグに落ちなければいいやというにも余裕のない位置。それとも織り込み済みなのか。チームの組み立て時期であり、1回観に行った限りはそこまで弱そうでもなかったが、きょう前半最終戦は1-6の惨敗。心配にもなるってもんだ。
サッカーのチームづくりには時間がかかる。そこは分かるが意識として負け慣れて欲しくない。屈辱は抱いていてほしい。頼むぞ。
さて、明日は日帰り東京。日帰りは荷物が少なくていいが、朝早くて、夜遅い。車中での読書を楽しみに行こうかね。