先日貸してもらった、北村薫「秋の花」を読んでいる。4月は、冊数でいうと6冊だった。
山崎豊子「沈まぬ太陽」の「御巣鷹山編」「会長室編」都合3冊。取材力は凄いと思うし、私が大学生の時に起きた日航機事故について、詳しく知った。映画化に当たり、ウィキペディアによれば、日航は不快感を示しているという。
主人公には実在のモデルが存在する。が、その他は何処までが取材の結果か、推し量ることは容易で無い。
正直、読後の感想としては、いつか巨悪が一掃されると思っていただけに、爽快なものではなかった。もちろんハッピーエンドでないものを否定もしないし、いくつかは因果応報となるのだが、すっきりしなさが残った。
平山讓「ファイブ」いやー、面白かった。先日も書いたが、伝説のゲームとこないだテレビでやっていた、2002-2003シーズン、佐古賢一と田臥勇太の対決がクライマックス。アイシンバスケットボール部の成り立ちも良く分かり、楽しかった。
辻村深月ほか「宇宙小説」映画に合わせて発売された本。まあその、内容としては幼い小説が多くって、企画本ぽくて、深く感じさせるものは正直無いが、雰囲気で楽しめました。はい。
恩田陸「劫尽童女」研究者の父に、人体兵器となるべく実験改造された少女が、その超能力を駆使して見えざる敵と戦う。最初からドキドキで、なかなか楽しめた。飛躍が大きいのか小さいのかもうひとつ分からないような感じでもあり、少女がもう少し成長する姿もやはり見たかったし、ラストも含め、面白い割には、なんかこぢんまりしちゃったな、という作品だった。
5月も電車読書で頑張ろうっと。
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