ゆっくり起きて、パンにとろけるチーズと厚めのソーセージハムという、最近好きな朝食を済ませ、外出しようとしたら斜めに強い雨。駅前に着くまでに、靴の中までずぶ濡れとなってしまった。ユニクロで下着を買って、ビデオ屋で「シャーロックホームズ」を借りた。アクション系なので、劇場にまで観に行く気にならなかったが、正統派シャーロッキアンとしては、観ておかなければなるまい(笑)。借りたDVD機がちゃんと再生するか試したいし。
ついでにスーパーで、サラダ、コロッケなど、晩ごはん用の買出し。本当は、帰って別のスーパーに行く予定だったがもう雨の中出たくなかった。家の駐車場で、自転車が倒れてしまっていた。風も強いしいま起こすよりはとそのままにしておく。
帰って、米を洗ってから、DVDを観る。のっけからアクション、ワトソンが格好良すぎて鋭いのも、シャロッキアン的には少々興味深くもあるが、なにやらハリウッドの相棒ものを観ているようで好感が持てない。予想通り、美女のアイリーン・アドラー登場。題材は黒魔術。えーっ。ネタバレは防いでおくが、やはり思ったような展開であった。2作目も撮り始めているというが、今度も劇場には行かないだろう。アイリーン・アドラーとは、短編第1作の「ボヘミアの醜聞」でホームズが出し抜かれた美女で、生涯結婚しなかったホームズが唯一気にかけたと言われる。当時この物語は大評判となり、不動の世界的ホームズ人気に繋がって行く。ホームズは後の話の中でも「これまで男に3回、女に1回出し抜かれました」と自ら話している。
元オペラ歌手で絶世の美女、ホームズを唯一出し抜いた女性、しかも恋愛感情がある、というキャラクター設定のため、長編のパロディやパスティーシュでは必ずと言っていいほど登場する人気ものである。「イタチのような」レストレイド警部やメアリ・モースタンなど、なかなか楽しいことは認めるが、やはり2時間ではこんなものだろう。しかし、ロケの壮大さには唸らされた。イギリスにも時代ものがあって、そのような撮影には慣れているところもあるのだろうが・・CGも良くできているものだ。評判は良かったという。
晩ごはんは、冷凍してある、魚。鯛、に見える。分からない。皮はスズキにも見えるが、妻は確か鯛と言っていた。まずは解凍の仕方が分からずネットで調べる。ふむ、水につけておくのか、DVDを観ている間つけておく。ご飯は1.5合、水加減微妙だったが、ここ最近ないくらいのツヤで炊き上がる。あとは魚だけだー。
水から出して、ラップ開けてみると、大きな切り身だと思っていたら、3切れあった。そらそうか。塩ふって、とにもかくにも焼き始める。中のほう生、っていうのだけは嫌、と注意しながらよく焼いて、こんなもんだろ!と自信満々で口に入れたら、味が無かった・・。それでも温かいうちに完食したが、うーん、肉と違って、魚はあまり経験がないし、味付けは難しい・・我流だけでは通用しないようだし、研究しなければ。
まだ降っている。雨に振り込められた一日。ロンドンの、陰鬱な天候の描写は、シャーロックホームズにもよく出て来るが、きょうはそんな気分に、ちょっとなった。さあ、食器と魚焼き網と洗って、のだめの映画TVでやるから観ようっと。
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