火曜日は台風の来襲だった。土日情報をわじと見ずに進路の転換を祈ったが、直撃は免れられない。最後まで気圧が上がるのを祈ったけど勢力は衰えない。
相変わらず台風の前日は会社に行くのが良い。あれこれ同僚たちと話していると落ち着く。JRは昼までに京阪神の運転全面ストップを決めており、行くことは出来ても、台風が上陸するであろう昼過ぎ以降は、まあ相当夜遅くまで動かないだろうなので、休みにした。周りも多かった。
で、当日。妻が午前中コンビニに行ったところけっこうな人だったそう。12時に徳島に上陸、この時点で兵庫の私の家も暴風圏。雨風強まる。シャッター閉めているとあまり吹き降りの音は聞こえない。ただ家が揺れるほどの風ではない。そのうちに明るくなったのが14時過ぎ。15時には収まったと言っていい天気だった。
その日は予想通り電車が動いたのは夜遅く。翌朝は始発から動かすだろうなと予想して寝る。ところがJRは架線に飛来物が認められたという理由で早朝から半日動かず。阪急で梅田まで行き環状線に乗ろうとしたが、来ない。仕方なく歩いた。
会社で話を聞くと、大阪市内ではひどい荒れ方だったらしく社屋ビルも揺れたとか、豊中や大阪市内では停電が続いているとか、私の住まいがある山の麓に住んでる方も停電したとか。対して神戸に住んでる方はあまりひどくなかったとか。
台風が再上陸したのは神戸市。今回の場合、中心部の方が風が弱く、よく言う東側の「危険半円」がひどかったんだろうと思う。地域によっても差が出た。運が良かった。
関西空港は連絡橋にタンカーが激突。滑走路もビルも浸水しひどい有様だ。海上空港の弱さがモロに出た。
翌々日は北海道で震度7。札幌市内でも市街の壊れ方がひどい。災害列島。阪神淡路大震災を思い出す。
で、近畿中部は豪雨の予報で災害クラスの降り方だとか。たしかに金曜の夜ものすごいカミナリが鳴って強い雨が降り続いた。土曜の昼にはやんだが、また日曜の夜から月曜の朝にかけてひどいんだとか。電車大丈夫かな・・。
もう雨降り過ぎ。災害ありすぎ。交通の混乱もこりごり。ホントに安心して暮らしたい。
土曜日は警報が出たから休校。息子爆睡。私はいつも通り図書館で芥川龍之介「戯作三昧・一塊の土」を読む。この本は短編小説集だが、集中出来ず。午後には警報解除。青空も見えた。
日曜日。午後から明日未明にかけて大雨の予報。やはり図書館。買い物をして帰る。この日は北村薫「太宰治の辞書」を読み出す。
この本は久しぶりに出た「円紫さんと私」シリーズで、女学生だった主人公は40代になり中学生の息子がいて小さい出版社に勤めている。ミステリー、文学探偵、リテラリー・デテクティブもので、中で芥川龍之介「舞踏会」と太宰治「女生徒」を探究している。
この本で「女生徒」に興味を持ち読んだ。そして「舞踏会」も読んだから再読しようと手に取った。感想は・・エクセレント。詳しくは書評に譲るが、作品のみならず芥川、太宰という作家がよく分かった。また、シリーズに長い時の流れの重みが加わり、最後の方はジンとしてしまった。
雨は、小康状態。夜もあまり降らず交通機関も正常なようだ。ホッ。ようやっと災害のスパイラル抜けたかな。
日曜の帰り、雨の用水路に大きなカニを発見。山だからいるんだろうけど、デカかった。吉兆ととろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿