2018年5月20日日曜日

アツアツと寒





山の自宅からバス停に向かう、田んぼぞいの坂道の脇に柿の木がある。先日一斉に若葉を繁らせていたのに目を引かれたが、今週、大きな葉の陰でうすいオレンジ色の花が咲いているのを見つけた。可愛らしい花。生まれて初めて見たかもしれない。


30度近い最高気温の週になった。最低は20度を切るくらいだが、深夜0時過ぎたくらいには涼しくなるので、相変わらず布団をかぶって寝ている。今は例年のことで、半袖にネクタイに上着。湿気が多くなってきて、帰りの坂道ではちょっとだけ暑いが、汗をかくほどではない。昼間は冷房の効いたからめったに出ず、あんまり最高気温の高さは感じない。


金曜の夜にどしゃ降りの雨。土曜朝から涼しくなった。午後からまた気温が下がり、日曜の最低気温予想は13度。月曜も14度。最低気温の水準も、季節に従い少しずつ上がっているし、普段着も夏に向かって薄くなっているから、というは分かっているが、冷たい風が吹くとああ寒い、と思う。北日本では雪が降るところもあるとか。


毎年6月からは上着を着ない半袖で過ごしている。でもこの、半袖上着の季節には出張があって、東京はムシムシして暑いなあ、とか感じたイメージが強い。今年も東京出張。うーむ涼しいことを祈ろう。


週の始めに発注していた「イーハトーブ探偵」「バルタザールの遍歴」が届く。ブックオフ図書館で探していたものがあっさり手に入ると不思議な感じがする。なんの義理もないけれど、Tポイントネットショッピングはいい印象。


今週は「キング・コング」と「紅蓮の女王 小説推古女帝」、いまブリタニー・カヴァッラーロ「女子高生探偵 シャーロット・ホームズの帰還 <消えた八月>事件」上・下を読んでいる。


相変わらず読者に遠慮せず、すぐには理解できない会話・文章が多いが、後から考えると、概要はちゃんとつかめている、という不思議な本である。ホームズとモリアーティ、ワトスンそれぞれの子孫たち。原作タイトルは「The  Last  of   August」で直訳すれは「八月の終わり」。つまり「女子高生探偵~」は分かりやすくするための翻案タイトルということ。まあ中身もラノベである。シャーロット・ホームズの言葉遣いは女性言葉ではなく、マンガにもよくある、言い切り型の秀才型少年風。日本的演出が出来てるなあ~と半ば感心。シリーズ2作め、ラノベだが、なんかスルーできず今回も入手してしまった。これが日本の作品なら見送っただろう。こんな分かりにくくしてないだろうし。


土曜日。妻が午前中外出したので午後から出る。昼メシはドデカ盛りのカップ焼きそば。最高は20度くらいだが、風が強くて冷たい。長袖にごく軽いパーカー。日が射すとむしろ暑さも感じるが、風が強烈で体感温度が低い。帽子を飛ばされそうになった。図書館で「かげろうの日記遺文」「キング・コング」返す。借りない。だって積ん読ありすぎるから。


で、ブックオフ行って「月に吠えらんねえ」3巻を買う。LINEで友達になるとクーポンもらえたので200円引きで買う。帰って読んだが、やっぱこれっていいかもね。1巻はサッパリわけわかめだったけど、24巻が良かった。今回は先の戦争に焦点を絞り、犀が硫黄島、サイパン島に飛ぶ。石川啄木が現代までタイムスリップする。


「ふるさとは 遠きにありて思ふもの

    そして悲しく歌ふもの

    ひとり都のゆふぐれに 

   ふるさとおもひ涙ぐむ  そのこころもて

   遠きみやこにかえらばや」


   室生犀星


「友がみな われよりえらく見ゆるひよ

    花を買ひ来て 妻としたしむ」


   石川啄木


いいねえ・・。


「シャーロット・ホームズ」読了。これはシリーズ2作めなのだが、1作めの筋書きをだいぶ引きずっている、つまりは続きなので、もうだいぶ前に読んだ身には思い出せない。で、今回はあからさまに「続く」になっている。シャーロットのシーズン1は、解説によれば三部作のようである。前は4巻までの構想ありとも書いてたので、シーズン2もあるかも。うーん、次の完結までは付き合わざるを得ないだろう。


Sherlockianものは、どこまで付き合うか、も大事。毎年けっこうな数生産されるから、全部買っていたのではお金も保存場所ももたない。私の場合、ハードカバーはほとんど買わない。だいたい長めに本屋にはおいてあるから、折りを見て買うときもある。ま、評判なんかも見ながら。文庫はまあだいたい買う。ただし特に日本の「とはもの」(ホームズとは、の略のつもり。ようはシャーロック・ホームズ大研究とか、ホームズの楽しみ方、とか)などはすでに何冊か持ってて、新しく買っても知ってることしか載ってないからいらない。


ラノベも多いし、マンガも多いし。だいたい軽過ぎてつまんないし。アイリーンものの「おやすみなさい、ホームズさん」は少女マンガ風の表紙絵に似合わず白眉の面白さだったけどね。


夜は久々に冷える。冬用布団がちょうどいい。平日みたく、630分に目がさめる。そこからうつらうつらとして8時すぎに起床。パンとおにぎり食べて歯磨いて、バスで図書館。きのう借りないと言っておきながら森博嗣「彼女は1人で歩くのか?」が返却されてたから思わず借りてきた。この日はお待ちかねの「イーハトーブ探偵」に取り掛かるが進まず。


午後帰ってきてからは松坂と若手の才木先発の中日ー阪神を見ていた。松坂は、だいぶ整ってきたように見える。阪神打線はカットボールに手こずっているように見えた。松坂は2勝め、プロ初のマルチ安打。よしよし。


阪神は、才木に合わせたかどうか知らないが、捕手も長坂がプロ初先発。プロ野球の常識は知らないが、これはおかしいなと思う。初回バタバタして実質勝負を決められてしまったのを見てもなあ・・。打線も元気ないどころか、重症どころか、って状態なんで。


西武もゼロ負けで元気なし。4月だけだったか?


ワンコの散歩に出たら、うろこ雲が日没方向に広がってて、綺麗だった。さて、ちょっと多忙な1週間スタート。

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