2017年10月15日日曜日

半分外れアート



「サーミの血」という映画を観に行った。北欧もので、差別の対象となっていたラップランド人の話。東京国際映画祭で賞を獲っていたから期待したが、ハズれた。題材はいいのに表現とストーリーの組み立てが全く良くない。


バベルの塔展を観に行った。人多めだな〜と。美術は好きでよく観に行くが、知識が右から左へ抜けてしまう。オランダ絵画はあまり詳しくなかったが、ボス(ボッシュ)には単純にへえーと感心した。この怪物の想像力はなかなかすごい。


で、ブリューゲルのバベルの塔。ブリューゲルは「雪中の狩人」が好きだけどそれくらいしか知らず、今回も勉強になった。


バベルの塔の絵は並んで30分待ちとか聞いていたけど、10分くらいで見れた。いや、やはり素晴らしい。そもそもグッと縮小した中にホントに細かい筆遣いで小さいものも細かく書いている。のみならず円形も細かい!そもそもバベルの塔のコンセプト自体が壮大なもので、それをよくもこんなに精密に描いたものだと素直に感心。保存状態もかなり良い。


まあまあ満足して出てきたのでした。


あべのハルカス美術館の北斎展すごい人、チケット買うまで30分。これからもっと増えるだろうしと撤退。天王寺MIOの旭屋へ。ぼちぼちかな〜と探してみると、あまりハデではないがハヤカワ文庫の一角にカズオ・イシグロコーナーが、来た来た。


長編デビュー作と第2作と買う。旭屋はなんとTポイントカードで支払えるから、貯めて来たのを放出し、財布が寂しくならなかった。GOOD!

「遠い山なみの光」「浮世の画家」。この2作は日本を舞台にしている。楽しみだ。


レジで訊くと新作「失われた巨人」の文庫発売が翌日だそうである。ちとファンタジー色強そうなので、後日考えよう。


たまたま近くで思いつき、テレビでやってたバックハウス・イリエのクリームパン、大丸のB1コンコースで並んで買う。15分前であまり並んでなくてラッキー。家で食後に食べるとクリームが繊細でたくさん入っていて美味かった。


父から梨が届く。帰省した時数はいらない、と言ったので2個。でも大きいから、昼夜食べても2日で1個。やれやれ。


土曜日からクライマックスシリーズ。阪神もチェックはするが、この日の見ものはパ・リーグの菊池雄星vs則本昴大。


最多勝争いは菊池が則本を1勝上回る16勝、防御率も菊池1位で則本2位。奪三振は則本1位で菊池2位。今季パ・リーグ最高峰の投げ合いだ。この日は夕方遅くまで部活のある息子がめっちゃ観たかった〜といいながら出かけていった。私にとって、菊池は花巻東、則本は三重中京大でそれぞれ観てたから思い入れもある。


菊池は重い150キロ台のストレートと横スライダーだけでほぼ全て勝負していた。素晴らしいピッチングで5安打完封。一方則本はコントロールが今一つで、カウントを悪くしては打たれ、7失点。明暗が分かれた。西武では、菊池をリードした炭谷の動きがいいと感じた。4番に座った巨漢山川穂高も活躍していた。セ・リーグはメッセンジャーが6回無失点。復帰後2試合めで。大したエースだ。阪神が福留の2ランによる得点を自慢の継投で守り抜き2-0だった。


「遠い山なみの光」読了。会話が多くて行方がつかめず、やや読みにくいかもだが、時代と価値観のギャップが暗合を駆使して描かれていて、文芸としては確かに深みのあるもの、と感じた。


日曜日は雨の中午前外出して、色々ともの想う時間を過ごした。午後からはCS。楽天先発の岸が素晴らしく、ドロップカーブとファストボールで凡打の山。楽天が取り返した。


セは雨の甲子園。こりゃあウエスタンでも中止やな、というコンディションで無理やり強行していた。CSの1stステージは、ファイナルステージが控えているため予備日設定が1日しかなく、翌日以降も雨の予報で、出来るならやった方がいいのだ。選手は顔をしかめていたが、特にDeNAはやらなしゃーない。でないとシーズンが終わってしまう。阪神の自慢の中継ぎ陣がきょうは崩れてしまい、大敗。セパ両方とも1勝1敗となった。


ハズレもあり、雨も降り。でもそれなりに楽しかった週末だった。


次週は季節が一気に進むか。台風も生まれつつあるとか。来るな。





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