残念だ。アギーレが代表監督を解任された。私はアジアカッブを検証、批判せよ、と書いたが、前のチームよりスキがだんだん無くなってきていた実感はあっただけに、大変残念。アギーレの言う「したたかなサッカー」は、日本が極端に苦手な部分で、ぜひとも身につけたかった。うまく行かないなあ・・。
後任だが、時間も無いことは分かっているが、その中でワールドカップ予選を勝ち抜いていかなければならないからこそ、いくつか考えなければ条件がある。
ひとつは、代表監督歴が無い人はいらない、ということ。失敗の歴史もハッキリとそれを物語っている。育てる余裕は無いし、外国人監督の場合、日本の環境と、代表監督の仕事両方に慣れなければならないからである。
もうひとつ。「勝者のサッカー」はいらない、ということ。苦戦してワールドカップのグループリーグを突破したことのあるアギーレだから評価していた部分があった。
しかし、時間的な余裕もなく、結局のところそんな贅沢は言っていられないのだろう。もはや余談の類だが、日本の選手を知らず、予断なく新しい代表選手を選ぶことが出来る監督、というのにも魅力はあった。また、いまでも、南アフリカワールドカップ以後にメディアを賑わせた、ペジェグリーニとか、ペケルマンとか、ビエルサにも惹かれてしまう。
オリヴェイラか?どうだろう。信じられないことに、ラニエリに振られたとか。私はあまり好きではないのでこれは良かったと思う。
それにしても、敗戦に混乱。どうにもやり切れないが、ワクワクしている部分もあるのは、なぜだろう。
先週末は高知へ出張。寒いと聞いて防寒対策をして行ったが、朝晩は冷えるものの、日中は陽差しが強くて気温が上がる。風が吹いたり、夕夜になるとひどく寒い。ようは寒暖差があり過ぎて、過ごしにくかった。顔も陽に焼けてしまって、唇の皮がむけた。
ツマラナイ。気分がそっちモードである。まあ色々あるのさ、細かい事まで。どうも、嫌だね。
今週末は香川の丸亀。四国ばかりである。こちらは瀬戸内側で近いので関西との気温差はさほどでもないが、やはり海に近く寒かった。行き帰りで綿矢りさ「ひらいて」完読。こういう時は妙な達成感がある。
家に帰って、よく読んだ作家さんを数える。
1位はやはり、恩田陸の25作品。2位は綾辻行人で22作品。3位は東野圭吾で19作品。一時期赤川次郎の三姉妹探偵団シリーズをかなり読んだが、数は判然とせず。北村薫が15作品、村上春樹が9作品、てなところ。こういうの、面白いなあ。あ、高田郁は「みおつくし料理帖」が10巻だから、それだけで10作品か。たぶん5〜7作品が一番多いと思う。
息子の国語の問題に「窓際のトットちゃん」がよく出るとか。家族でよく行った、自由が丘のピーコックのところにあったんだよ、黒柳徹子が書いたんだよ、と言うと、
「その人はなんでピーコックのところにあったって知ってるの?」
「いや、黒柳徹子がトットちゃんだから。」
「えーっホント?」
どうやら息子はフィクションと思っていたらしい。それに別に本人でなくても、調べれば分かるのだが。まあ無理もないか。
夜の寝かしつけ話は、ジャック・ロンドン「野性の呼び声」いやあ、名作だなあ。男のロマンですな。1903年の作品。これをご覧の親御さんたちもぜひ読んでみてください。でも息子はやっぱり「続・桃太郎」が好きなんだとか。
すでに、息子世代の、栗から生まれた双子、戦術と勇猛果敢さに恵まれた栗太郎、気象に詳しく文才も併せ持つ栗次郎、梨から生まれた動物使いであり、未来を感じる能力を持つ梨姫、柿から生まれた超能力者にして未来過去の偉人と話のできる甘樫(あまかし)、さらにその下の世代には、戦闘能力の高い蜜柑(みかん)とびわ太郎など、桃太郎一族は三世代になっている。さらに、もとは兵庫の山の蛙だが、人の姿になったハジ、さらに沢ガニが転じたカニーシャ、さらにヤタガラスのシュバインシュタイガーなど新キャラをたくさん出している。
お話も、大江山の生き残り、茨木童子やいくしま童子のいる鬼ヶ島に象やサイ、ゴリラを引き連れて乗り込んだり、敵が九尾の狐だったり金閣銀閣、牛魔王だったり、はては西洋の悪魔達と戦ったりもした。宇宙にも行ったことがあるし、桃太郎一族の生まれた秘密編もやった。ずっと同じキャラで、だいぶ前から話しているので息子も思い入れがあるようだ。
確かいまガリヴァー旅行記の世界を冒険中だが、敵ならびにどうオチをつけるかは全くのこれから。ストーリーテラーはつらい。ちょっとじっくり考えようかね。
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