当地では仕事の他、東京時代の友人と貴重な時間を過ごす事が出来た。最近その手の会話をしていなかったこともあって、思い出話に華が咲いた。癒された。
松山は、学生時代に車で四国一周旅行をしてから、25年ぶり2回目。空港からバスで市街へ出て、当時記憶に残ったオレンジのアーケード街が「大街道」という地名だと知る。
今回も短い滞在だったが、松山には、独特の空気があって、どこかワクワクさせられた。やはり「坂の上の雲」のイメージだろうか。日本列島は今年一番の冷え込みとなったが、何となく暖かく、余裕かあって大らかな雰囲気が街を包んでいて、私を和ませた。
行き帰りの飛行機と待ち時間と空港バスで、高野和明「13階段」を一気に読んでしまった。いや、重いテーマだったが江戸川乱歩賞史上に燦然と輝く、というキャッチコピーは嘘ではなく、こりゃ面白いわーというサスペンス。緻密に練り上げられたプロットと構成、平易な文体。盛り上がるゾクゾク感もいい。最近の読書はホンマに充実ですな。
そんなこんなで、少々疲れたけれど濃密な松山行だった。
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