2011年7月25日月曜日
ポケモン修行の旅パパ
家に帰って「ユダヤ警官同盟」上下巻を、ついに読み切る。登場人物多くて名前も長いので、おまけに表現も描写も長過ぎるので、ホンマに時間がかかった。また、読むとなんとなく解ってくるのだが、1948年のイスラエル建国は失敗に終わり、アラスカの実在の都市シトカに、大量に流入したユダヤ人の特別区がある、という架空の設定となっている。アラスカといいユダヤ人といい、アメリカには微妙でセンシティブな問題なのだろう。感想は、ふうむ・・としか言えなかった。勉強にはなった。
「コラソン」はまっすぐ日本代表を扱った漫画だ。塀内夏子は久しぶり。「オフサイド」「Jドリーム」という名作以来だ。日本はドイツW杯でオーストラリアに1-3で逆転負けした、というリアルな設定。次のW杯予選でグループ4位に沈んでいる。日本は世界的名将を監督に招き、新監督は試合中の暴力行為及び暴言で日本サッカーを永久追放になったFWを海外リーグから呼び戻し・・、という話だ。
分かりやす過ぎる悪役が居たり、キャラ設定が読めたりするという点はあるものの、私はこの人の漫画はやはり面白いと思っている。絵はやや前時代的だが上手いし、専門的だし、「狙い」を持ってストーリーを組み立てているからだ。それがいまの代表に不足している、皆が望んでいるものを言い当てているからだ。
それは、本当の世界的名将であり、「俺がエースだ」という、デカくて、上手くて、野生的な、決定力のあるFWであり、日本チームの、メンタルの本当の強さである。現実の日本代表は南アフリカで、一応の成功を収めた。果して今回の作品は塀内作品で初めて、代表のワールドカップでの試合を描くのか。楽しみである。
やや気温が上がったものの、風はまだ涼しい土曜日は、9時に起きて、布団干して洗濯して、クリーニング出して、宅急便受け取って、髪を切りにいった。セブンイレブンのポケモンキャンペーンで、ゼクロムとビクティニのスタンプ押しに、ひと駅向こうの店舗まで歩いて行った。曇りで、涼しい。途中腹が減ったので、マックでチキンてりやきのセットを型通り買ったけど、2時過ぎていたので、炭酸系飲み物と100マックでポテト我慢したら200円くらいで済んだかな。今日は国立天文台でこと座ダブルスターの観望会だがまた無理そうだ。今年度に入って一度も見えていない。やれやれ。
帰ってすぐ、中目黒のブックオフへ「コラソン」の続きを買いに行く。帰りのバスまで時間があったので、また歩く。週末の夜の中目黒は、外にテーブルの有る店も多くて、楽しそうな家族連れがたくさんいた。バス停2つ分歩いて足が上がらなくなって来た頃、追いついてきたバスに乗って帰る。晩御飯はパスタ茹でて、レトルトのカルボナーラとちくわとカップのサラダ。風呂入って、寝ることにする。
翌日曜は8時に起きて、仮面ライダーオーズを見る。涼しく、また眠気が出て来て布団へ。10時半まで気持ちよく眠る。アナログ放送終了の特番を興味深く観る。アポロ11号月面着陸の生中継など、面白かった。
午後は、関西に送る荷物梱包する。これとこれはいるのー?とメールしたら、ママから電話あり、最初は荷物少ないかな・・と思っていたが結構増えた。横長めの、スーパーでもらって来た段ボールなのだが、どうも底が怪しく、ひたすら補強する。今回は台所の棚の、ママお茶セットを全部入れたので、かなりすっきりした。庭も多少片付ける。でも、まだまだで、服の整理ほかやることたくさんである。ちなみに写真はこれ捨てるよーと送ったら、やっぱやめて・・とママが愛情を滲ませたミニ棚である。
ママと電話を替わった息子が衝撃発言を。ポケモンスタンプラリー、やっぱり8個集めることにした、とのこと。ちょっと待て、最後に地元で息子に1個押させて4つ揃えてシール貰おうと思っていたのに、パパあと4つもスタンプ稼がなきゃいけなくなったじゃないか。しかも夜7時までしかスタンプ置いてないので、出来れば今日中。夕方修行の旅に出る。ひと駅の間にまず目指すピカチュウのスタンプを置いている店がある。ゲット。次は隣の駅に歩きついて、近くの店でミジュマルゲット。ちょっと押し方ミスってしまう。さらに少し歩いて、ポカブ。これで3つ。さらに少し歩けばツタージャがあったが、が、電車でもう片方の隣の駅に行く。10分ほど歩いて合計7個めのレシラムを押す。ビクティニとゼクロムあって、レシラム無い訳にいかない。やっと終わった。ちなみに、どのポケモンのスタンプがどの店にあるかはセブンイレブンのHPに載ってるのだ。隣の駅から歩いて帰る。30分くらいかかるかな〜。のどかな住宅街をのんびりと歩く。風が涼しい。
途中サッカー場で試合をやっていたので、前半見て帰る。カテゴリーがよく分からないが、都社会人の3部のチーム同士のようだ。速いし、ボール飛ばすし、結構体格がいい。どちらも、空いているサイドにいいパスが出る展開から得点。大きなCF的ストライカー、サイドをかっ飛ばす速い11番、ロングシュートにダイビングヘッドに、巧妙なハンドや激しいチャージへの報復行為でレッドカードまで出て(ちなみに先ほどの11番)、なかなか楽しめた45分だった。
スーパーでごはんとサラダとコロッケ買ってあと魚の缶詰で食べる。歩き疲れた。最近土日も作らない。暑いし、炊飯器壊れてるしって、言い訳です。まあ夏休み前で食材残したくなかったということにして、帰って来たらなにか作ろう。
2011年7月20日水曜日
海の日のなでしこ
後半ついに、一発のパスから先制される・・!追いつけるか?ここでは暗澹たる気持ちだった。
あきらめない、という気持ちの大切さ、その代名詞として、日韓ワールドカップベルギー戦の、鈴木の同点ゴールがある。先制された直後、小野からのロングボールをあきらめずに追いかけ、足を伸ばして、トゥで蹴りこんだゴールだ。宮間の同点ゴールに、その話を思い出した。
日本がつなごうと思っても、この日ここまでは、どこかで、何度も何度も寸断されてしまっていた。澤から出た丸山への長めのスルーパス、宮間が逆サイドを走る。丸山のシュートのクリアを、アメリカのDFは足を滑らせてしまい、ボールは宮間の前へ。左足で決めた同点ゴールは、内容的にはもちろん、技術的にも、たまらなく格好良かった。何度チャレンジして失敗しても、あきらめずに走ったからミスに付け込めた。そう、ついに強いアメリカもミスをした。サッカーはこういうものだ。
延長では、ピンチの連続。もう観ている身にも、あまりに危ない場面が多くて、危機感がマヒしてしまうような感じだ。集中力が途切れたとき、ワンバックに頭で決められた。残り時間は10分。でもこの時私は不思議な余裕を感じていた。まだ仕事をしていないメンツがいる。澤か、丸山か、川澄か、永里か。きっと来る。そして本当に澤で同点。突き放されても、また追い付いた。もうこれで盛り上がりは最高潮。PKも、足でのセーブは本当に素晴らしく、見事にアメリカを倒して見せた。掛け値無しに、いいゲームだった。なでしこ、優勝おめでとう!
ひとつ不満があるとすれば、左SBの鮫島はこの日も素晴らしかったのに、世間の評価が低過ぎるような気がしている。
余韻に浸りながら、この日は台風の影響で1日雨だったので、室内遊びをする。ポケモンカードゲームが終わった後は、神経衰弱。負かしたら、泣いちゃうので、最初は手を抜いていたのだが、そのうちに負けの方が多くなった。思ったより、息子はかなり手強い。勝つともう1回、もう1回とやる。ほおお。子供の頃以来久しぶりにやったが、今の、なんというか見識で言うと、面白いゲームだこりゃ。ミスが相手の有利に直結するし、続けて取れると嬉しい。記憶力が証明される感じがいい。頭を使う余地も充分ある。
一旦休憩して、夕方はポケモンの塗り絵をする。パパはマーカー、クレヨン、色鉛筆で、ツタージャ、ミジュマル、キバゴ、オノンド、チャオブーを塗った。息子はゼクロム、レシラム、エンブオー、フタチマル、ダイケンキ、ビクティニほか。息子が選んだパパの1番は色鉛筆のオノンド、パパが選んだ息子の1番はマーカーのエンブオーだった。んー、ミジュマル系は、白と青だけの色遣いでちょっと難しい。
ママ得意の、生春巻きと麻婆豆腐、甘いコンニャクでビール。晩御飯終わったら神経衰弱の決着戦。これがワンも乱入して集中力を乱され、パパの総合負け。ただ、「また泣かしてあげるよ〜」と挑発してたら、負けても泣かなくなった。
早朝家を出る時、息子は目を覚まし、こちらに来た。何事か言いながらリビングの床にへたり込む。半分寝ぼけているらしい。抱いて布団に連れて行くと、しばらく手を放さなかったが、やがてまた寝てしまった。次は夏休みだ。夏は今が盛り。8月も下旬になると、もう初秋。月日が過ぎるのは、早いものだ。
汗とビールとポケモンと
外は涼しめに感じたのだが、寝る段になると、部屋が暑い!二重生活のため、ベッドの部屋のエアコンは東京にあるのだ。リビングもしくは和室に寝る手段も有るのだが、妻子は遅くとも9時には寝てしまうし、自分の時間も欲しい。扇風機をがーっとかけて寝ることにする。でも身体が慣れるとちょっとは楽。とまれ、熱中症はもうこりごりだ。息子は、暑いのに、パパと一緒にベッドで寝ると言い張り、絵本読んで寝かし付ける。やっぱり、パパ、いい!と言っていた。1ヵ月ぶりだもんな。眠った息子を涼しい和室の布団に連れて行き、しばし本読んで、寝る。
土曜は、朝早く息子が再びベッドに来た。7時半ごろ起き出して、久々に、レオンとクッキーの散歩に出掛ける。早朝とはいえもう暑い。日陰を選んでひと回りする。ちなみに写真は、夏用のクールボードで涼を取るレオンである。
この日は午後から、ポケモンの映画、白き英雄レシラムだ。アニメの映画は初めて?加えて、ちゃんとポケモン見るのも初めて。息子はもうラララ言えるかな、を全部歌える。見る前にちょっと時間があったので、息子の靴を見る。サイズを測ると、もう19センチでいいと言われる。パパとの差、あとわずか6センチ。こりゃ、背よりも足は早めに追いつかれるかな〜。さて、楽しみにして行った映画、だったが、息子はなにか落ち着かなく、もぞもぞする。私にしても、いつものアクションものと違い、刺激が少なく、たびたび眠ってしまった。なんとなく消化不良を抱えて帰って、魚の家庭料理を本当に美味しく食べた。これがウチの味、だ。
久々に一緒に仮面ライダーオーズを見た日曜日は買出しに行く。いや暑い。ドラッグストアとスーパー。隣のセブンイレブンで、ポケモンスタンプラリーをスタート。キギアルだった。関西はセブンイレブンが少なくないが多くもなく、暑くて足も必要なので、パパが東京に持って帰って数を稼ぐ事にする。ゼクロムと、ビクティニならまあ近そうだ。晩は鶏唐揚げ。美味しくビールをいただく。
最低気温も29度とのことで、この日はさすがに和室で寝ることに。涼しい。穏やかな眠り。そして私は、3時半に起き出したのだった。
2011年7月10日日曜日
熱中シンドローム?
バテて、動く気がしない。一平ちゃん夜店の焼きそばとおいなりさんで昼食。家の片付けをしたかったが、ソファで寝てしまう。土日の昼はいつもどこかで眠くなる。夕方起きて、大犬ケージを解体する。クッキーが幼少のころだいぶ齧ってキズがついているが、蝶番を外したらパタンとコンパクトに畳めてちょっと惜しい気もした。
粗大ゴミの連絡をする。今回6点。秋までに整理と粗大ゴミ出しを繰り返していかなければならない。台所の棚を出すべく引き出しを開けたら、息子が離乳食から1才2才くらいに使っていたスプーンやフォークが出てきた。やはりというか、こういったものを見つける度に胸がキュンとなってしまう。(笑)今後も手が止まったり捨てるのに迷ってしまいそうだ。
晩御飯はツナパスタにちくわにスーパーのサラダ。山ほどあった置きパスタももうひと袋。これ震災直前に買いに行ったなあ。しかしパスタはホンマに便利だ。水にさらせばすぐに冷製になるし、何にでも合うし、インスタントの混ぜものは安くたくさん売ってるし。また活用しよう。早めに寝る。
日曜は、朝から動いた。仮面ライダーオーズを見た後すぐ、六本木へ出掛けた。ヒルズの開店間もないテレ朝ショップでサゴーゾのメダルセット、次の帰省のおみやげを買い、すぐ同じ道のりを帰る。家にメダルセットを放り込んで、プラネタリウムへ向かう。11:30の回に間に合った。以前は午后にもやっていたが、節電のためこの夏は午前で終わり。ここのプラネタリウムは、驚くなかれ、世界で一番映し出せる星の数が多いとテレビで言ってた。
シートは倒れるが、プラネタリウム的には、さほどの角度ではない。JAXA相模原キャンパスの隣のプラネタリウムは、シートももっと座りやすく、ほぼ寝っ転がるような角度まで倒れ、なおかつ前後左右の席にも全く支障が無い。座り心地いまいちかな、などと思っているとスタート。星空や星座の紹介。気分的にも、やはり涼しい。素敵だ。人工の夜空に吸い込まれそうだ。全天に星座図の絵が出たときには、場内からほおっ・・という声が上がった。後半の全天周アニメのようなものはもひとついただけなかったが、いい気分になって会場を後にする。
近くのちょっと小粋な店で昼食、一人になって以来、久しぶりにまともな店で品のいい食事だな、そういえば。帰りにブックオフ寄ったのだが、このへんから、なにやら気分が悪くなる。
おかしいな、さして歩いてもいないし、日陰を選んだし、水分も意識して取ったのに。ともかくウォーター系の飲み物を買い、飲みながらヘロヘロになって帰る。暑さに耐性が無くなっていたか、梅雨明け間もないので慣れてなかったか、トシか疲れか。クーラーつけてソファに倒れ込む。しばらく大人しくしていた。
胃の上のほうが、気持ち悪い。吐き気があり下痢も出る。熱中症じゃなくて食あたりか?2時間経っても良くならず、汗臭い身体の匂いが妙に気になったので、シャワーを浴びてまたしばらく大人しくしていたら、ようやく楽になる。身体は現金で、晩御飯何にしようかな、と考えたりする。
さすがに作るのはやめ、スーパーで弁当。ヨーグルトに、ブルーベリージャム。洗濯して、N響アワーの、プロコフィエフの協奏曲を観て、ソロモン流長谷部の特集観て、靴磨いて、寝る。やっぱりというか、早く眠くなる。さあ、今週は、忙しいぞ。休むべきは、休まなければ。
2011年7月9日土曜日
七夕☆イベント
昨夜は、終業と同時に三鷹 へ向かった。国立天文台に行くためだ。月に2回の観望会。50センチ望遠鏡が覗ける日。ここ数年行きたいと思っていたがなかなかチャンスがなく、単身赴任となってからは雨続きだった。空は全面の曇り。しかしチャンスあるかも、と地下鉄京王にバスを乗り継いで現地に向かった。この手の施設は、交通の便の良いところにはない。着いた国立天文台も、敷地内さえ明かりが少なく真っ暗だった。
なんか、冒険、という感じがした。小学校の理科クラブの天体観測で、暗い道、自転車で校庭に向かったのを思い出す。好きな先生、好きな仲間たちだった。結局、やはり空は晴れず、星を見ることは出来なかった。にしては、けっこう人が来ていた。待ち合いの間に、スタッフが、大画面のモニターでソフトを動かして、太陽系から銀河団まで説明してくれる。天の川銀河、という言葉はやっぱ好きだなあ。ここには私と指向を同じくする人がいっぱいいて、嬉しい。七夕の翌日ということで、若いスタッフは、女性は浴衣、男性は甚平姿だ。お茶の水の院生という女性に、別室でレクチャーを受ける。いよいよ望遠鏡見学。真っ暗な中をドームに向かう。思ったより小さいドームは半円の屋根が回転する。望遠鏡は、やはりどっしりとしていた。反射式の大望遠鏡。写真を撮って帰ったが、ああ、本当に、めっちゃ覗いて見たかった。次は梅雨明け夏休みの土曜日。子供連れが何百人列をなすらしい。晴れれば行ってはみるけど覚悟した方が良さそうだ。
帰りにスタッフに、長年の疑問を訊いてみる。
月は、夏は低く冬は高く昇る。何故なのか物理的な理解が出来ないのだが、と。最初に訊いたスタッフは月の高度の季節変化を知らなかった。代わって先輩らしいスタッフが説明してくれた。ようは光が来る方向に対する、地球上の人の接地面の問題だ、ということだ。完全理解には遠いが、ヒントは掴めた。後で復習してみよう。
帰りは、京王調布駅行きのバスの終着駅が小田急狛江駅だというので、最後まで乗ることにした。武蔵小金井か武蔵境あたりから来るバスなので、狛江までもそうかからないだろう、バスの路線てそこまで長くないだろうし、との読みは甘く、たっぷり40分かかった。でも下北沢まではそう遠くない。相変わらずというか、ばかでかい小田急の駅舎から乗ってけっこうすぐ到着、10時だからまだバスもラクショー、との考えも甘かった。目の前を最終バスが走って行った。仕方なく、下北から歩く。たっぷり1時間かけて、蒸し暑い中家まで歩いて帰った。下北沢はやはり若く活気に溢れている。金曜10時、駅には待ち合わせに手を振るカップルがいる。酔っ払った若い男女が狭い道で身をくっつけながらタクシーをなんとか避ける、どこもここも弾けそうな笑顔でテーブルを囲んでいる。
帰ってもまだ11時過ぎ。だいぶ冒険したような気もするが、なんだか得した気分だ。ゆっくり涼みながらこの稿を書いた。この時間は貴重だな、とも思った。
「四度目の氷河期」読了した。最初のほうは、家庭の不幸をよくここまで都合よく作れるものだ、とやや鼻白んだ。が、登場人物が抜群に愛せるのだ。発想も面白い。一見して、都合のいい、よくある成長青春小説なのだが、実に瑞々しく、面白く読めた。やっぱ才能っていいな。次は「長い家の殺人」読みたかった、名作。満を持して、いざ〜!
2011年7月3日日曜日
百億の昼と千億の夜
昨日は、渋谷から戻って来て、うんとこさーで2階まで掃除機かけた。さらに犬のトイレを捨てるべく解体。ここまでで、エネルギーがエンプティに近くなり、ギョーザでも作ろうかと思っていたがやめて、簡易晩御飯にする。まずは米、と炊飯器のスイッチ入れたらなんと「エラー」の表示。
メーカーのHPを見ても、この表示が出たら素人の対処はNGらしく、つまりはぶっ壊れてしまった。せっかく洗った米、と鍋で炊く。始め強火の吹いたらチョー弱火で18分。17分くらいでかすかに焦げ臭さが、あっ!とすぐ火を止める。底焦げてしまった。でも対処が早かったか、おこげつきご飯として余裕で通るくらいでおさまった。缶詰とちくわと買って来た肉団子にきゅうり切って晩御飯。保温が出来ないので食べ切るのが宿命?だったが、1.5合ペロリとたいらげた。
片付けて、シャワーで風呂を済ませて、靴を磨いて、さあお待ちかねの土曜夜はお楽しみの時間、というところで眠気が襲う。最近は早く眠くなるが、夜中に何度も起きる。なんか良くないな。
日曜は9時に起き出す。また仮面ライダー見れなかった。いつもの朝食後、区立の図書館行くか、このまま家にいて、しばしだらっとした後、早めにギョーザに取り掛かるか悩む。昨日動いてエネルギーが尽き掛けたし、図書館はもっと暑い時の技として取っておこうと後者にする。
リスト聴きながら、書き物をする。そろそろ引越しの準備をしなければならない。もともと震災の中、妻子犬を送り出したので、整理すべきものはいっぱいある。転勤はいつ来てもおかしくない。東京にいても独居なのでいらないものも多い。やること紙にまとめるだけでもだいぶ違う。どんだけ粗大ゴミ出せばいいんだろう。
リストは、何にしても技巧が先に立つ印象だ。叙情的というより技術的。ショパン、シューマン、メンデルスゾーンらと交流があった、この時代の文化的ど真ん中の、ピアノスター。彼のピアノを聴いて失神するご婦人が続出したとかで、いまもリストを超えるピアニストは居ないと言われる。私も失神してみたいのだが・・(笑)いまのところそんな感じにはならないなあ。
ああ、冷房入れてたらなんと快適に物事は進むんだろう。(笑)考えてみれば、この2、3週間、昼も夜も休日も忙しかった。これくらいゆっくりしたほうがいいのだ。リストをマーラーの6番に替えて、長大濃厚な曲を聴きながら、次回の帰省で持って行くもの、今後の荷物の整理、また晩御飯の買い物の書き物をする。マーラーの6番はかっこよく、長い。4時にはすべて終わって、買い物へ。
晩は、手抜き餃子。キャベツや白菜は、1人分にはちとつらく、玉ねぎのみにする。ひき肉と玉ねぎと、塩こしょうと、チューブのにんにく。スプーンで混ぜて、皮で包む。15個出来た。フライパンで、3分焼いて、水入れて蒸し焼き。4分で出来上がり。この辺はハンバーグほかの経験が生きている。まあまず美味かった。そりゃそうだ。この味付け作り方で、「おいしくない」風には作れるが、まずくはとても作れない。ギョーザはこだわる人はいろんな味付けをしているし、手間には限りがない。でもビールのおともにはとりあえずこれで充分だ。
明るいうちに食べ終わった。さあ、明日はマーラーのDVDも返さなければ。最後に5番を聴こう。次は9番に1番「巨人」だ。
2011年7月2日土曜日
半年書評
さて、6月も終わったので、この半年読んだ本を羅列してみよう。
「球形の季節」「不安な童話」「三月は深き紅の淵を」「光の帝国 常野物語」
「象と耳鳴り」「木曜組曲」「月の裏側」「麦の海に沈む果実」「上と外」「puzzle」「ライオンハート」「MAZE」以上恩田陸。
ここまで読んで、「六番目の小夜子」「球形の季節」「ネバーランド」しかヒットなし。やはり高校生ものが恩田陸の本分か?「上と外」は夢中になったし、ほかもまあ、面白かった感はあったがいまいちである。
「ひそやかな花園」角田光代、「天才までの距離」「天才たちの値段」門井慶喜、「初秋」ロバート・B・パーカー、 「ジウ」誉田哲也
このへんはまずまず満足。心をえぐるヒューマンものに、美術ミステリーにハードボイルドの代表格に、現代的大規模アクション小説。興味深かった。で、上期の大賞は・・
「対岸の彼女」角田光代
で、ある。夫姑に理解されない働く妻。そこに過去と女性特有の友情が絡む。展開はさほど激烈ではない。でもこの作品が発するメッセージはシンプルでかつさわやかでサラリーマンへの応援歌とも取れる。さすがの直木賞受賞作。この本で角田光代の才能を確信した。
ジャンル変わったところでは「失点」楢崎正剛 「蜜の味」H・F・ハード、もあった。マンガでは「ピアノの森」にハマった。
ここまでで、20作品、23冊。数を量産し始めたのが震災発生後、通勤経路を変えてからということを考えるとまあ上々か。ひと月平均3冊ちょっと。後半はもう少し稼げるかな。次は恩田陸「ドミノ」吉田修一「パレード」歌野晶午「長い家の殺人」だ。