2020年4月30日木曜日

4月書評の7





手ブレしたからかえって感じが良くなった、クッキーの写真。体重が増えてお医者さんに叱られたので、ここのところ朝から1時間、たったか歩く散歩を課している、が相変わらずボテっとして重い。うーむ。

春の終わり、初夏の始まりの山は花が多くて歩きがいがある時期。

4月30日は去年、平成最後の日だったのね。私は郷里の背振山に登ってた。

コロナは、東京で40人台、大阪20人台。北海道で東京と同じくらいと、感染者数が高くなっている。まだまだ油断できず、5月6日以降の緊急事態宣言延長は不可避だ。しかしいつの解除になることやら。夏になって気温が上がればだいじょぶなんじゃない?という人もいるが、ゼロになるなんて有り得ない気もする。

2つ。なんか9月入学制への変更議論がホット。でも4月入学が日本らしくて好きでもある正直。制度と風習は違うから別にいいんだけどね。いまどさくさでやることじゃない。だいたい9月から学校できるのか?が最優先です。

もひとつ。PCR検査を増やす派とそうでない派の議論がいまだに決着してないように見える。医療従事者さんには心から敬意を表するし感謝している。でもそれとは別に本音が。

「何ヶ月議論すれば気がすむの?緊急事態なんでしょ?」

さっさと決めてほしい。遅すぎ。


◼️樋口裕一「自分クリエイト力」


メッセージ性の強い、自分の表し方、創り方、そのもととなる考え方について述べた本。ストレートにぶつかってくる。


もとは予備校の小論文のカリスマ講師で「頭がいい人、悪い人の話し方」がベストセラーになった著者が、わが身を振り返りながら、こう考えるべきだ、と諭していく作品。


自分は固定のものではなく、創造していけるものという前提のもとに、「自分の性格は自分で選んできた」、「なぜ『人は分かってくれない』と思うのか」などと細かい項目ごとに、とつとつと話をしていく。


自分の立ち位置を定める、意識してサインを出して、見せる自分をつくる、実績を積み上げて夢を実現する、人間関係をクリエイトする、など大テーマの章立てて進めていく。


自分を創る、クリエイトする、この論で展開されているのは抜け目なく大人の処世術をしましょう、ということにも近い。「プライドを捨て、社会的役割を演じる」とか「謙虚でいい顔、は二回まで」、「人によって態度や言葉を使い分ける」などはその最たるもの。


その一方でありがちな考え方で自分を甘やかさない、ということも伝えている。「『ありのまま』は努力の否定」とか「不平不満を抱える理由」、「『何とかなる』ではクリエイトできない」といった項目では強い戒めを発している。


やはり人は自分の見積もりは甘くなる、というのは実感で、自分に厳しく、というのは心がけているつもりだけれど、やっばり甘くなる(笑)。この本に書かれているように自分をコントロールして意識してサインを出せるようになりたい、と思った。


この方は年間30回くらい講演をするそうで、自分の生き方を話すと驚かれたり、感心されたり、といったことが多いので、本にしてまとめてみたとのこと。


図書館の無料配布会で見かけて貰って帰り、長いこと寝かしていた本でようやく積ん読解消できた。


正直最初はあまり年の変わらない兄にでも説教されているようで、理屈とは別にちょっとマイナスの感情が湧いたが、次第にこうできればいいな、スキを作るな、という方に傾いた。たまには良かったかな。

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