2018年8月13日月曜日

暑い熱い





シベリウスのヴァイオリン協奏曲が聴きたくなって、オイストラフとハイフェッツと庄司紗矢香を聴き比べてみた。


やっぱりオイストラフは力強さが特徴だなと思う。シベコンのような繊細な曲をオイストラフが弾くとどうなるかと思ったが、独特の抑えた感じが出ていて、意外に良かった。ハイフェッツは演奏機械と言われただけあって、実に正確。しかし正確な機械が組み立てる演奏には心を動かすものがある。大好きなサビには聞き惚れてしまう。庄司紗矢香だけCDではなく録画だったけど、さすがに2人に比べれば芯がややフワッとしてるかな。クラシックは過去の巨匠と常に比較されるから気の毒な面もあるな、なんて思った。


最高気温高いけど、関東に接近した台風13号で朝晩は多少気温が下がった。盛夏は終わりか?


田中一村展を佐川美術館に観に行った。亡くなるまで奄美大島に20年暮らした画家で、画壇と揉めたこともあってか日展にも落選しており華々しい認知度は得ていない。今回7歳の時の絵から出展してあったが、もう大人の画家と同じ出来映え。まごう事なき天才である。色遣いもディテールも上手い。自らたくさん飼っていたという鳥の絵は枠線がなく美しかった。一方で風景画の構図はパターン付いているな、と思った。


代表作、奄美大島の3点は絵はがきを買った。読んだ本の表紙のアカショウビンの絵もじっくりと観た。


NHKが番組にしていたので滋賀の佐川美術館でやってるのを知ったのだが、知名度のある画家でなし、お客さんあまり多くないだろと思い朝一番に行った。


新快速で京都駅。向かいのホームには湖西線。えらく古い車両だった。乗り換え時間が短くて、車両にトイレが付いてると分かった時はホッとした。


で、堅田駅に着いてみるとバス停には長蛇の列。うわー、ナメてた。キュウキュウになって15分。途中琵琶湖大橋通って湖西から湖東に渡るのだが写真を撮れる態勢ではなかった。帰りのバスは守山行きがちょうどいい時間。また堅田に戻る時さらに人多そうだし、比叡山坂本から登ろうかなとちらと考えたが暑過ぎるのでやめにした。


守山には30分ほどで到着。駅前の喫茶店でハンバーグ定食を食べて新快速に乗る。京都まで時間かかるんだなあ。


京都で降りて、伊勢丹の大階段を見て、地下鉄で四条へ。烏丸から河原町までは地下道を歩いて、祇園の本屋カフェへ。ライディング・ゼミなど活発な活動をしている本屋さんだ。1階に座敷有り、2階はテーブル椅子を置いたスッキリした造りのスペース。窓際に陣取り、アイスコーヒーと扇風機とスマホ充電と本。しばし休息の1時間。途中からおばさま方うるさかったがまあ満足。店舗で若い女店員と歓談。新しいことを生み出すのは素晴らしいが、私的には文豪の話も流行作家の話もしたい。


情緒ある祇園を後にして阪急で帰る。途上真瀬もとという人が書いたシャーロッキアンもの2冊を読んでいる。2年前に1巻を買って、今回23巻が手に入ったから一気読みした。


土曜日は妻子が大阪のイベントに出かけるとのことでお留守番。冷凍ピラフとイワシ蒲焼き缶とちくわの好きなもの夕食。本読む。この日図書館で宮沢賢治の未読ものを読もうと探したが、夏休みだからか全部なくて、解説書方面を借りてきた。


日曜日は借りた「宮澤賢治フィールドノート」を読み込む。ああ記念館行って、山猫亭でイーハトーブ定食食べて、イギリス海岸訪ねて花巻温泉に泊まり、小岩井農場もめがね橋も見てみたい。浸ってしまった。


帰って高校野球。第3試合の星稜vs済美は強豪校同士の、球史に残る死闘となった。タイブレークの延長13回、表に星稜が2年を取ると、済美はそのウラ逆転サヨナラ満塁ホームラン。とんでもない試合だった。打てるし150キロのエースがいる星稜は優勝候補の一角かと思ったが、済美の前に散った。心震えるいい試合だった。


夜はパンフレット整理して映画メモリーの執筆に勤しむ。あの頃に戻って、もう一度観てみたいのばっかりだ。若かったなあ・・。


夜空は真夜中になって晴れてきたのでペルセウス座流星群見てみたが、40分見上げ続けても当たらず、こんなんは珍しい。明日は仕事だし諦めて寝る。冬のふたご座流星群を楽しみとしよう。

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