同窓会が京都であった。私の高校は福岡。なんで京都かというと・・。
同窓生たちが50になった記念に女子旅秋の京都行きを半年がかりで企画したのである。
また、同窓生の1人が同志社大学を出て、いまは京都出町柳で居酒屋レストランのおかみさんをやっていて、当然のようにそこが会場となった。
さて、私はその日午後地元で歯医者に行ってから阪急で京都行き。四条河原町で降りて、外に出た途端、すごい人出に驚いた。さすがシーズンの京都。ちょっと寒いとはいえ、天気が良くで見晴らしがいい。
橋を渡って京阪へ。宴会までの時間に行きたいところがあった。セレクトブックショップが2つ。出町柳ひとつ手前の神宮丸太町で降りて歩く。同じ鴨川沿いなのに、こちらは行き交う人がかなり少ない。鴨川河川敷にも人はまばら。
町屋風の路地をに最初の本屋はあった。小ぢんまりとした店。もひとつ行くところから独立した人がやっているらしい。棚を余さずじっくりと見る。
姿勢としては、ここでしか買えない希少なもの、また珍しいマニアックめの本があれば買おうかなとも思ったが、美術、映画、漫画家周辺などにテーマ分けされた本にはもひとつ心が惹かれない。柴崎友香の「ビリジアン」という文庫が気になったがほかでも買えるし、と雰囲気を楽しんで帰る。町屋の風情に小粋な店、という感じだった。
京阪に戻り、隣の終点出町柳へ。たぶん初めて叡山電鉄に乗る。入り口と出口が決まっている一両電車。降りる時に車内でカードタッチは新鮮だった。
次は京都では有名らしい?恵文社一乗寺店。しばらく歩いて到着。淡いレンガ色の、ほわりとした広い店だった。折しも日は落ちかけで、暖かそうな光が漏れる。ここも、前の店を拡張したような感じ。文豪の他では見ない作品もあったがスルー。オリジナルの栞をもらって出た。なにも買わないの?と言われそうだが、私はこのセレクトブックショップ巡りにミョーにハイになっていて、雰囲気を楽しめれば十分なのであった。
この辺の街は下町風山手風情のような感じでセンス良さげなショップもあった。
さて、0.5次会やろうと参加の男子たちと1時間以上前に集まるも、出町柳駅周辺には気軽な居酒屋、バーのようなものがない。仕方なくロッテリアでコーヒーだったが狭く限界が来て、会場の店に向かう。
32年ぶりの同窓生おかみとの会話は言い訳から始まった。
どうもー高校の〇〇ですー。
「早いわねえ!」
(ちょっとビビりつつ)すんません。京都シロートのぼくたちは、時間つぶしに失敗してもう来ちゃいました。なにもいらないので、座らせてもらえませんでしょうかー。
「まあどうぞ。上ね。」
すみませんー。手伝えるものはなんでもやりますからー。
「今はないから。」
ということで2階の広い部屋でしばし男寄り集まる。私は、けっこう来るメンバーを知っていた。女子とはいえバスケ部4人もいるし。しかし我が方には3年間男子クラスの者もいて、名前の読み方から、近況で気をつけるべしのとことか確認(笑)。
女子はレンタルの和服姿で大挙到着。その数、関西の女子も入れて24人。男はバラける。お酒も入って来るともうくだけた大人同士会話も弾む。
女子バスケは東京組が多く、なかなか会えない中、ミョーにとても会いたかった。すぐに打ち解けて、近況を報告し合う。それが楽しい。なぜか、いま会いたい、話したい、となっていた。他の人ともひと通り話して、バスケ部で写真も撮っておひらき。楽しかった。
女子たちは泊まり、翌日も観光。我々は大阪方面向けて帰る。関西女子が朝早くから疲れたと(笑)。まあ旅行とは気分が違うわね。
京阪特急とJRで最寄り駅まで。これでもう深夜0時近く。やはり京都は遠い。
でも次は、おかみさんの店に、関西のメンバーで行きたいな。後で聞いたがおかみさん風でボーッとしてたとかで、次はカウンターでゆっくり話が出来たらね。楽しみが増えました。
50というのはやはり節目で、最近の我々は見た目若い部分もあるかと思う。でも、ここからはやはり老いてしまう。だから、いま会いたかったのかもしれない。それに、やはり、関西で、京都で会える機会なんて今後もう1回あるかないかだろう。
なんかほわっとした気分に浸りつつ考えてしまった同窓会でした。
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