オリンピックのサッカー男子。もはや多くは言わないが、スカッとした!スペインに勝つなんて。波に乗って勝ち進んで欲しい。
いや暑い。土曜は早朝から開会式。なぜか目が覚めて見る。賑々しいもんだなあ。
午前、再放送の聖火の点火をほらほらと息子に見せようとするが興味無し。まあそりゃそうか。私自身、幼少の頃にオリンピックを観た記憶は全く無い。姉がフィギュアスケートをやっていたので、スケートを観た感覚はあるが、はっきり覚えているのでさえ、1980年の冬季レークプラシッドオリンピックである。13才にならないとオリンピック覚えてないんですから。渡部絵美が出場し、スピードスケートのエリック・ハイデンが3冠か4冠か取ったと思う。ちなみに一番印象に残ったのは、ビールマンスピンの生みの親、デニス・ビールマンだった。私は今でも、彼女のビールマンスピンがナンバーワンだと思っている。
1度目のビールマンスピンは足をあまり高く上げない、優雅なビールマンスピン、そして、フィニッシュとなる最後のスピンに向かうとき、回り始めて彼女が後ろを向き、エッジを掴むときのドキドキ感はなんとも言えないものがあり、最後に、長い足を上半身とほぼ並行に上げる様はまさに白鳥といった美しさ。これぞフィニッシュ、と感じさせる大技だった。
話が脱線したが、同じ1980年のモスクワオリンピックは日本がボイコットしたため、夏季で記憶に残っているのは、すでに高校生になっていたロサンゼルスオリンピックを待たなければならない。瀬古が負け、山下が負傷しながらも金、体操ではメアリー・ルー・レットンというゴムまりの様な身体の選手が優勝した。
さて夕方、約束通り出かける。息子と2人。近くの小学校でいわゆる盆踊りイベント。金魚掬い、スーパーボール掬いして、ホットドッグ食べる。幼い頃、東京の夜店で、初めてスーパーボール掬いをしたときに意外にめっちゃ興味を示したのを、親は思い出す。
早々に出て、電車でひと駅、きょうは天体観測会。去年の今頃もあって、2年連続出場。口径30センチクラスを筆頭に、たくさん天体望遠鏡が出る日である。着いて夕食のオムライス食べていたら出遅れて、すでに長〜い行列。土星が何せ長かった。やはり土星は惑星の中の惑星(笑)、人気者である。けっこうな時間待って土星を観て、月を観て、ベガとアルタイル観ておしまい。
夜もすごく蒸し暑かったけど、満足の帰宅。
翌日はまた、酷暑の中、ポケモントレッタしに出掛ける。何回対戦しても、ビリジオン、テラキオン、コバルオンはゲット出来ずで息子悔しがる。経験値が溜まり、レベルも上がって来たので次こそ、だ。
駅で息子が甘えて抱きついて来て、突然「パパとママが死んじゃったら・・」とべそかきだした。どうやら頭の中で想像が飛躍した様だ。電車も来たし、テキトーに笑わせたが、一人っ子という事をどこかで、小学生なりに考えたのかも知れない。
夜は焼き肉食べに行ってスタミナつける。水分補給優先でおやつ無しだったからか、息子も肉とご飯とチヂミ食べてお腹いっぱい。パパが所用で席を外して外へ行くと、息子が着いて来て道路を渡る。もうそろそろ1人である程度の範囲は行動させてもいい年頃なのだが、目の前で道路渡るのを見るのは心臓に悪い。こわこわ。まあともかく帰ってシャワー浴びて、早寝したのでした。
明日も暑いか、たまには涼しい雨を。
2012年7月30日月曜日
2012年7月23日月曜日
犬と花火とサッカーと
続きは、雨が上がった夕方にさっと1人晩メシしに行って帰ったらワンたちがギャーギャー騒ぐのを散歩に連れてった。すると街の夜景に花火が見えた。帰ってビール片手に花火大会をベランダから鑑賞。去年妻子はなんと海上から観ようと遊覧船に乗ったものの、船酔いで花火見物どころでは無かったと言っていた。
花火観て、デルピエロ観て、買ってきたおつまみ食べながらオリンピック代表のメキシコ戦。相手は、日本がグループリーグで敗退したトゥーロン国際優勝チーム。後日Webには批判的な論調も有ったが、なにせ調整試合のはずが、メキシコ強かった。ちなみにメキシコはグループリーグで韓国と対戦する。前線からの守備が強いし、攻撃ではパス回る回る。日本は前半戦はヒビリモードだったのが、後半は劣勢ながらも正しく立ち向かい、大津のビューティフルゴールで勝った。今回は、勝ったことで問題点が糊塗されるのでは無く、進歩のひとつをしたと思う。それにしても肴が豊富な、独り酒盛りだった。
で、寝て、ゆっくり起きてのんびりと読書。夕方近くにブックオフと隣の電化製品店に行く。マンガを売って、代金と同じ値段くらいの本を買う。川上弘美「センセイの鞄」、隆慶一郎「一夢庵風流記」に、いつか読むならの「ノルウェイの森」上下巻をついに購入。今回いずれも人に薦められた本である。明日から電車読書だ。
で、ハードディスク整理用のDVD買って帰る。桜庭一樹は、見るのを忘れて、また次回。さらに駅前のスーパーで惣菜とおにぎり買って帰ってみると、もうフラストレーション溜まりまくりの犬たちが、さあいますぐ連れて行かんかい、的な感じだったので散歩に連れ出す。この日この後はひたすらダビング後消去その間に読書だったので、静かだった。息子のサッカーゲーム今の日本代表に名前を入れ替えたりもしていた。ひとつビックリしたのは、最近ごはんを食べず、実際我々だけになってからここまで殆ど食べなかったクッキーが、自分の分をたいらげたかと思うとそのままレオンの分までペロリと完食しちゃった事だ。あっけにとられた感じのレオンちゃんには、ちゃんともう一度あげた。こんなに食べるクッキーは私も初めてである。この夜はパパだけ、にも慣れたワンたち、早くもめっちゃくつろぎモードでゴロゴロ。夜は平和だったのでした。
で、寝て、休みの月曜はゴミ出しのため早起き。まだ涼しめなので引き続き散歩に連れ出す。この後用が出来て外出したが、いやー犬たちの騒がないことったら(笑)。レオンなんかイビキかいて寝てるし。昼はのんびり犬たちと過ごす。夕方掃除してから、涼しかったので全員で(笑)ドッグカフェに行きご飯。ドライカレーを食べて帰って風呂入り、待つ。この間って、もう、ワンたちは今夜もパパと寝るものと思って完全くつろぎ体制。そこへママたちが突然帰って来たもんだからいきなり狂乱状態だった。
やれやれ、ようやく犬の世話の3日間から解放された。前にも経験があるが、頼りはパパだけ、となると、彼らは本当にべったりになる。暑かったこともあって2時間以上の外出は控えたけど正解だった。ママも息子も、久しぶりに東京行けて旧交を温められたし、こちらものんびりしたし、めでたしめでたし、でした。
花火観て、デルピエロ観て、買ってきたおつまみ食べながらオリンピック代表のメキシコ戦。相手は、日本がグループリーグで敗退したトゥーロン国際優勝チーム。後日Webには批判的な論調も有ったが、なにせ調整試合のはずが、メキシコ強かった。ちなみにメキシコはグループリーグで韓国と対戦する。前線からの守備が強いし、攻撃ではパス回る回る。日本は前半戦はヒビリモードだったのが、後半は劣勢ながらも正しく立ち向かい、大津のビューティフルゴールで勝った。今回は、勝ったことで問題点が糊塗されるのでは無く、進歩のひとつをしたと思う。それにしても肴が豊富な、独り酒盛りだった。
で、寝て、ゆっくり起きてのんびりと読書。夕方近くにブックオフと隣の電化製品店に行く。マンガを売って、代金と同じ値段くらいの本を買う。川上弘美「センセイの鞄」、隆慶一郎「一夢庵風流記」に、いつか読むならの「ノルウェイの森」上下巻をついに購入。今回いずれも人に薦められた本である。明日から電車読書だ。
で、ハードディスク整理用のDVD買って帰る。桜庭一樹は、見るのを忘れて、また次回。さらに駅前のスーパーで惣菜とおにぎり買って帰ってみると、もうフラストレーション溜まりまくりの犬たちが、さあいますぐ連れて行かんかい、的な感じだったので散歩に連れ出す。この日この後はひたすらダビング後消去その間に読書だったので、静かだった。息子のサッカーゲーム今の日本代表に名前を入れ替えたりもしていた。ひとつビックリしたのは、最近ごはんを食べず、実際我々だけになってからここまで殆ど食べなかったクッキーが、自分の分をたいらげたかと思うとそのままレオンの分までペロリと完食しちゃった事だ。あっけにとられた感じのレオンちゃんには、ちゃんともう一度あげた。こんなに食べるクッキーは私も初めてである。この夜はパパだけ、にも慣れたワンたち、早くもめっちゃくつろぎモードでゴロゴロ。夜は平和だったのでした。
で、寝て、休みの月曜はゴミ出しのため早起き。まだ涼しめなので引き続き散歩に連れ出す。この後用が出来て外出したが、いやー犬たちの騒がないことったら(笑)。レオンなんかイビキかいて寝てるし。昼はのんびり犬たちと過ごす。夕方掃除してから、涼しかったので全員で(笑)ドッグカフェに行きご飯。ドライカレーを食べて帰って風呂入り、待つ。この間って、もう、ワンたちは今夜もパパと寝るものと思って完全くつろぎ体制。そこへママたちが突然帰って来たもんだからいきなり狂乱状態だった。
やれやれ、ようやく犬の世話の3日間から解放された。前にも経験があるが、頼りはパパだけ、となると、彼らは本当にべったりになる。暑かったこともあって2時間以上の外出は控えたけど正解だった。ママも息子も、久しぶりに東京行けて旧交を温められたし、こちらものんびりしたし、めでたしめでたし、でした。
2012年7月21日土曜日
お留守番
ここのところ寝不足。というのも、夜更かし承知で「ジェノサイド」と百田尚樹「永遠の0」を読み切った事による。感想は後日。次に読み始めたのは「シャーロックホームズの愛弟子 バスカヴィル家の謎」だ。外国小説にありがちな、多少苦手めの文章。でもバスカヴィルというだけで胸踊る。今月早くも7冊め。なぜか夏は進むんだよな〜。
昨日は東海方面に出張。終日雨だった。途中「リニモ」に乗った。日本唯一、アジアでも3つしかないリニアモーターカー。磁気で浮いてて静か。ただ、駅のホームは車両の長さピッタリになっているので引きの写真が取れず、終点で車両が基地に向かうため動き出したのを追ってようやく遠目の1枚だけ撮れた。
きょうから休みだがお留守番である。妻子は東京のお友達に会いに行った。1年半ぶりである。
私は、去年の冬にもあったが、犬たちとともにお留守番。雷鳴って大雨でずっとお家。CSチャンネルでたまたま映画「HAYABUSA」をやってたので、張り付きで観て涙に咽ぶ。何でこんなに感動するのだろう。やっぱいいよなあ。
今夜はいつもアニメラッシュで見ることの出来ない時間帯で、サッカーの復興支援スペシャルマッチを観よう。デルピエロである。
人それぞれヒーローは違うと思うが、アレッサンドロ・デルピエロほど多くのファンの心を捉えているサッカー選手もいないだろう。ユベントスの至宝、決して体格に恵まれているわけではないが、皆が望む場面で望む以上のゴールを決めてしまうファンタジスタ。セリエAからサッカーに入った私に取ってもスーパーヒーローである。当時の彼は22、3才。その風貌だけで、これが天才か、と唸ったものだ。サッカーファン的に言うと、デルピエロが銀河系軍団なんぞに入らなくて良かったと思う。
全英オープンは、遼くん予選落ちだしいいや観なくて。女子に期待しよう。さあ、HDDの整理と片付け、夕ご飯の買い出しだ。雨やめよー。
昨日は東海方面に出張。終日雨だった。途中「リニモ」に乗った。日本唯一、アジアでも3つしかないリニアモーターカー。磁気で浮いてて静か。ただ、駅のホームは車両の長さピッタリになっているので引きの写真が取れず、終点で車両が基地に向かうため動き出したのを追ってようやく遠目の1枚だけ撮れた。
きょうから休みだがお留守番である。妻子は東京のお友達に会いに行った。1年半ぶりである。
私は、去年の冬にもあったが、犬たちとともにお留守番。雷鳴って大雨でずっとお家。CSチャンネルでたまたま映画「HAYABUSA」をやってたので、張り付きで観て涙に咽ぶ。何でこんなに感動するのだろう。やっぱいいよなあ。
今夜はいつもアニメラッシュで見ることの出来ない時間帯で、サッカーの復興支援スペシャルマッチを観よう。デルピエロである。
人それぞれヒーローは違うと思うが、アレッサンドロ・デルピエロほど多くのファンの心を捉えているサッカー選手もいないだろう。ユベントスの至宝、決して体格に恵まれているわけではないが、皆が望む場面で望む以上のゴールを決めてしまうファンタジスタ。セリエAからサッカーに入った私に取ってもスーパーヒーローである。当時の彼は22、3才。その風貌だけで、これが天才か、と唸ったものだ。サッカーファン的に言うと、デルピエロが銀河系軍団なんぞに入らなくて良かったと思う。
全英オープンは、遼くん予選落ちだしいいや観なくて。女子に期待しよう。さあ、HDDの整理と片付け、夕ご飯の買い出しだ。雨やめよー。
2012年7月16日月曜日
炎の・・
先週は「ビブリア古書堂の事件簿」にハマり1週間でシリーズ3冊読み切った。この3連休はおウチ読書で高野和明「ジェノサイド」本のカラーは違い過ぎるのだが、順調に読めている。
で、3連休初日は息子プールがあったので、昼寝をして、夕方から公園サッカー。中日は、大阪のポケモンセンター。バトリオが終了し、新たにポケモントレッタという新ゲームが投入開始され、今日はつかしんまでトレッタをするために出掛けた。
暑い。この夏一番の猛暑。稲野から歩き10分の道のりも灼けるように暑い。つかしんには2カ所ゲームセンターがあって、そこで2回遊ぶ。ポケモンたちを、探して、戦って、ポケモンのボールでゲットする。運が良ければ3匹同時にゲット出来て、そのポケモンのトレッタが出て来る。でも100円では1匹だけで、2匹め3匹めのトレッタを手にするためにはそれぞれ100円払わなくてはならない。
息子は最初3匹、次はビリジオンが欲しかったがゲット出来ず1匹のみの戦果で、最初はもう100円出してやった。ミスドでランチして大きいペットショップでフクロウやらタカやら珍しいペットを見て、帰ろうとすると、息子はポケモンスタンプラリー、今日中に4つ揃えてシールセットが欲しい、と言い出した。しかも帰り道の地元のセブンイレブンはマッギョなので嫌だと言う。
去年は店舗数が多い東京でさえあっちこっち行って1人で揃えたのに、店舗間が離れているこちらでしかもあと数時間というのは覚悟が要った。息子に何度も念を押した。「ホンマに暑いぞ、いいか?」息子の頭にはポケモンしかないので、うんと言われた所で意味ないのだが。
で、開始。塚口で降りて駅近くで一つ目をゲット。塚口なら開けてるし、近くに有るだろうと思ったのは間違いで、子供と一緒に歩いて10分くらい。心配なのでチューブ型アイスを食べさせながら、出来るだけ日陰を通って行き、2つめゲット。その店で凍らしたペットボトルを買って、タオルでくるんで首や頭に当てながら帰る。それでもクラクラするくらい暑い!ここが一番ツラかった。駅前に辿り着き、駅前のスーパーにもトレッタあるの知ってたので1回させて涼を取る。でも昨今の店は節電で設定温度が高いので、あー涼しい、とはならないのだが。
ともかく息子はウソッキーとツタージャをゲット。電車に乗って西宮北口へ。駅からアクタの中を通ってずっと北側へ歩いて出て踏み切り渡って3つめのビリジオンゲット。最後は、駅に戻ってガーデンズ行って、中を端まで歩いて出て少し歩いてやっと最後のケルディオでシールを貰った。
この間、凍らせたペットボトルは大活躍で、タオルでくるんでたのでなかなか溶けず、我々に涼を与えたばかりでなく、息子の興味を持続させ、溶けた水分を飲むのも楽しそうだった。これがなければどうなったか。買って良かった。
なんとか持ったが、パパはフラフラでだったのでした。でも、息子と2人は、やっぱ冒険が楽しいな。季節柄が良ければだけど。晩はビールに宅配のタイ料理。美味しく食べた。さあ、明日も暑いぞ。いつも夏の始めは、慣れるまで食欲無くなるので、トレーニングとしては良かったかな。(笑)
で、3連休初日は息子プールがあったので、昼寝をして、夕方から公園サッカー。中日は、大阪のポケモンセンター。バトリオが終了し、新たにポケモントレッタという新ゲームが投入開始され、今日はつかしんまでトレッタをするために出掛けた。
暑い。この夏一番の猛暑。稲野から歩き10分の道のりも灼けるように暑い。つかしんには2カ所ゲームセンターがあって、そこで2回遊ぶ。ポケモンたちを、探して、戦って、ポケモンのボールでゲットする。運が良ければ3匹同時にゲット出来て、そのポケモンのトレッタが出て来る。でも100円では1匹だけで、2匹め3匹めのトレッタを手にするためにはそれぞれ100円払わなくてはならない。
息子は最初3匹、次はビリジオンが欲しかったがゲット出来ず1匹のみの戦果で、最初はもう100円出してやった。ミスドでランチして大きいペットショップでフクロウやらタカやら珍しいペットを見て、帰ろうとすると、息子はポケモンスタンプラリー、今日中に4つ揃えてシールセットが欲しい、と言い出した。しかも帰り道の地元のセブンイレブンはマッギョなので嫌だと言う。
去年は店舗数が多い東京でさえあっちこっち行って1人で揃えたのに、店舗間が離れているこちらでしかもあと数時間というのは覚悟が要った。息子に何度も念を押した。「ホンマに暑いぞ、いいか?」息子の頭にはポケモンしかないので、うんと言われた所で意味ないのだが。
で、開始。塚口で降りて駅近くで一つ目をゲット。塚口なら開けてるし、近くに有るだろうと思ったのは間違いで、子供と一緒に歩いて10分くらい。心配なのでチューブ型アイスを食べさせながら、出来るだけ日陰を通って行き、2つめゲット。その店で凍らしたペットボトルを買って、タオルでくるんで首や頭に当てながら帰る。それでもクラクラするくらい暑い!ここが一番ツラかった。駅前に辿り着き、駅前のスーパーにもトレッタあるの知ってたので1回させて涼を取る。でも昨今の店は節電で設定温度が高いので、あー涼しい、とはならないのだが。
ともかく息子はウソッキーとツタージャをゲット。電車に乗って西宮北口へ。駅からアクタの中を通ってずっと北側へ歩いて出て踏み切り渡って3つめのビリジオンゲット。最後は、駅に戻ってガーデンズ行って、中を端まで歩いて出て少し歩いてやっと最後のケルディオでシールを貰った。
この間、凍らせたペットボトルは大活躍で、タオルでくるんでたのでなかなか溶けず、我々に涼を与えたばかりでなく、息子の興味を持続させ、溶けた水分を飲むのも楽しそうだった。これがなければどうなったか。買って良かった。
なんとか持ったが、パパはフラフラでだったのでした。でも、息子と2人は、やっぱ冒険が楽しいな。季節柄が良ければだけど。晩はビールに宅配のタイ料理。美味しく食べた。さあ、明日も暑いぞ。いつも夏の始めは、慣れるまで食欲無くなるので、トレーニングとしては良かったかな。(笑)
2012年7月8日日曜日
愛読作家
昨日は、買い物に行って、地元のハンバーガー・パブのような所で遅い昼ご飯を食べた。高いだけあって、というのはマクド的価格感覚なのだが、確かに美味かった。
買い物の際、久々にブックオフにも寄って、欲しかったローリー・キングのシャーロック・ホームズの愛弟子シリーズ「バスカヴィルの謎」を買った。実は愛弟子シリーズはあんましどうでもいいのだけれど、バスカヴィルと聞いちゃあいわゆる聖典との繋がりを期待しないわけにはいかないでしょ、というシャーロッキアン気質で、この巻だけ欲しかったのである。私が買わないと多分誰も買わないまま廃棄だろうし(笑)。
もひとつ、迷った挙句、貫井徳郎「ミハスの落日」を買った。かつて友人のオススメだったので、買う気になった。貫井徳郎は直木賞候補らしいし。これも推理小説とのこと。
さて、ここのところ、本の話が続いたが、今日日曜日は、私の愛読作家中の愛読作家である(笑)、手塚治虫の記念館に、ついに行って来た。
鉄腕アトムはリアルな世代ではないが、なんと言っても「ブラックジャック」、少年期は「プライム・ローズ」に「七色いんこ」に「ミッドナイト」というマイナー作品を読み、成人してからは「アドルフに告ぐ」「火の鳥」全巻「ブッダ」「奇子」「どろろ」「陽だまりの樹」ほかマイナー作品多数既読で、「陽だまりの樹」はいまだ全巻自宅にある。読んでない、とはっきり言えるメジャー作品は「三つ目がとおる」だけである。先頃このマンガがすごい!男性1位になった「ブラックジャック創作秘話」ももちろん読んだ。
一般に手塚作品は、時代の雰囲気を反映してか、やや左ウイングなものが多い。反戦、反自然破壊、反大企業等々。しかしながら「ブラックジャック」は着想、設定、内容、説得力、主人公いずれも飛び抜けて素晴らしく、我が国に与えた影響たるや物凄いと思う。さらに、「火の鳥」の世界観は他の誰にも真似出来ないと断言していい。私は最も好きな「乱世編」上中下巻は持っている。「火の鳥」に代表されるように、「アドルフに告ぐ」「陽だまりの樹」などの成人向けの大作は、大きな流れの中で、善悪や明確な結論をきっぱりとは分けない、ハッピーエンドではない仕上がりになっていて、そこにまた漫画という表現方法を最大限生かしながら、漫画を超越している感覚を見ることが出来る。小説でもこんな出来のいいものはないと思うくらいだ。
たぶん息子は手塚作品を知らないから「マンガの王国へ行こう」と、だまくらかして連れて行った(笑)。
宝塚駅から、関西以外の方、そう、あのタカラヅカです。ともかく駅から、宝塚大劇場に続く「花のみち」を歩いて行く。風がそよそよと気持ちいい。宝塚シロウトなので、ちょっとだけ迷ったが、無事記念館に到着。
表門には、ばばーんと、火の鳥像。おおお〜と感動する。息子は伝説の火の鳥、という言い回しは聞いたことが有るようで、興味が湧いたようだ。ほかアトムのことはアストロボーイと言っていた。入ったロビーには、天井一面に手塚キャラクターの絵、館内にはレオ、アトム、ブラックジャックの人形。おお〜ではあるのだが、館内は狭い。多くの展示はおそらく無理やりくっつけたエヴァンゲリオンに割かれている。はて?
息子は早くもつまらなそうで、「つまんない。お家に帰りたい。パパが来たかっただけやろー」などと言い出す始末。マウス操作で手塚アニメがどれでも見れるシステムが休憩コーナーにあり、それで「ジャングル大帝」を見せてから、アニメーション体験に参加する。絵を2枚書いて背景を1枚書いて、取り込んでもらい目の前のモニターで合成し、動かすという簡単なものだが、面白がってやっていた。やっと息子の機嫌が良くなったところで、唯一欲しいと言った火の鳥の記念メダル買ってやって帰る。パパはブラックジャックのマグカップが、ちょっとだけ欲しかったが、高めだったのでやめる。長谷川町子のサザエさんの記念館はもっとお手ごろ価格だったぞ。それでも山ほど買うお客さんも居たので、やはりファンが多いということであろう。
工夫はあるし、人も少なくは無かったのだが、やはり狭いのが結構致命的だと個人的には思う。1人で行ってもすぐ終わるし、子供連れはなおさら。再度足を運びたいと思わせる工夫が欲しい。
駅までの帰り道、モデルルームがあったので、景品ありそうなやつだけ見て回る。息子は好きだし、お菓子も貰えてホクホクだった。
帰って来てカレーライス食べてトイストーリー3をやってたので途中まで観て就寝。ウィンブルドンの季節、昨夜は女子決勝だが寝てしまった。それなりに動いた週末。ちょっと本読んで、寝よう。
買い物の際、久々にブックオフにも寄って、欲しかったローリー・キングのシャーロック・ホームズの愛弟子シリーズ「バスカヴィルの謎」を買った。実は愛弟子シリーズはあんましどうでもいいのだけれど、バスカヴィルと聞いちゃあいわゆる聖典との繋がりを期待しないわけにはいかないでしょ、というシャーロッキアン気質で、この巻だけ欲しかったのである。私が買わないと多分誰も買わないまま廃棄だろうし(笑)。
もひとつ、迷った挙句、貫井徳郎「ミハスの落日」を買った。かつて友人のオススメだったので、買う気になった。貫井徳郎は直木賞候補らしいし。これも推理小説とのこと。
さて、ここのところ、本の話が続いたが、今日日曜日は、私の愛読作家中の愛読作家である(笑)、手塚治虫の記念館に、ついに行って来た。
鉄腕アトムはリアルな世代ではないが、なんと言っても「ブラックジャック」、少年期は「プライム・ローズ」に「七色いんこ」に「ミッドナイト」というマイナー作品を読み、成人してからは「アドルフに告ぐ」「火の鳥」全巻「ブッダ」「奇子」「どろろ」「陽だまりの樹」ほかマイナー作品多数既読で、「陽だまりの樹」はいまだ全巻自宅にある。読んでない、とはっきり言えるメジャー作品は「三つ目がとおる」だけである。先頃このマンガがすごい!男性1位になった「ブラックジャック創作秘話」ももちろん読んだ。
一般に手塚作品は、時代の雰囲気を反映してか、やや左ウイングなものが多い。反戦、反自然破壊、反大企業等々。しかしながら「ブラックジャック」は着想、設定、内容、説得力、主人公いずれも飛び抜けて素晴らしく、我が国に与えた影響たるや物凄いと思う。さらに、「火の鳥」の世界観は他の誰にも真似出来ないと断言していい。私は最も好きな「乱世編」上中下巻は持っている。「火の鳥」に代表されるように、「アドルフに告ぐ」「陽だまりの樹」などの成人向けの大作は、大きな流れの中で、善悪や明確な結論をきっぱりとは分けない、ハッピーエンドではない仕上がりになっていて、そこにまた漫画という表現方法を最大限生かしながら、漫画を超越している感覚を見ることが出来る。小説でもこんな出来のいいものはないと思うくらいだ。
たぶん息子は手塚作品を知らないから「マンガの王国へ行こう」と、だまくらかして連れて行った(笑)。
宝塚駅から、関西以外の方、そう、あのタカラヅカです。ともかく駅から、宝塚大劇場に続く「花のみち」を歩いて行く。風がそよそよと気持ちいい。宝塚シロウトなので、ちょっとだけ迷ったが、無事記念館に到着。
表門には、ばばーんと、火の鳥像。おおお〜と感動する。息子は伝説の火の鳥、という言い回しは聞いたことが有るようで、興味が湧いたようだ。ほかアトムのことはアストロボーイと言っていた。入ったロビーには、天井一面に手塚キャラクターの絵、館内にはレオ、アトム、ブラックジャックの人形。おお〜ではあるのだが、館内は狭い。多くの展示はおそらく無理やりくっつけたエヴァンゲリオンに割かれている。はて?
息子は早くもつまらなそうで、「つまんない。お家に帰りたい。パパが来たかっただけやろー」などと言い出す始末。マウス操作で手塚アニメがどれでも見れるシステムが休憩コーナーにあり、それで「ジャングル大帝」を見せてから、アニメーション体験に参加する。絵を2枚書いて背景を1枚書いて、取り込んでもらい目の前のモニターで合成し、動かすという簡単なものだが、面白がってやっていた。やっと息子の機嫌が良くなったところで、唯一欲しいと言った火の鳥の記念メダル買ってやって帰る。パパはブラックジャックのマグカップが、ちょっとだけ欲しかったが、高めだったのでやめる。長谷川町子のサザエさんの記念館はもっとお手ごろ価格だったぞ。それでも山ほど買うお客さんも居たので、やはりファンが多いということであろう。
工夫はあるし、人も少なくは無かったのだが、やはり狭いのが結構致命的だと個人的には思う。1人で行ってもすぐ終わるし、子供連れはなおさら。再度足を運びたいと思わせる工夫が欲しい。
駅までの帰り道、モデルルームがあったので、景品ありそうなやつだけ見て回る。息子は好きだし、お菓子も貰えてホクホクだった。
帰って来てカレーライス食べてトイストーリー3をやってたので途中まで観て就寝。ウィンブルドンの季節、昨夜は女子決勝だが寝てしまった。それなりに動いた週末。ちょっと本読んで、寝よう。
2012年7月6日金曜日
上半期Books
今かけている眼鏡がだいぶ古くなって来てたので、最近変えた。涼しげに見えるかなとシルバーのフレームにした。ところがこれが不評で、「顔が大きく見える」「前の方が良かった」とまあさんざんである。優しい後輩は「見慣れないからですよ。そのうちなじみますって」となぐさめてくれる。いやーいいやつだなあ。
外は荒れた天気。雨風が強く先ほどまでカミナリがピカピカ光っていた。
さて、なんか気合いがもひとつ抜けているが、並べてみましょう。上半期読書総括!
冲方丁「天地明察」、沢木耕太郎「チェーン・スモーキング」、村上春樹「羊をめぐる冒険」、伊吹有喜「風待ちの人」、ルース・スタイルズ・ガネット「エルマーとりゅう」「エルマーと16ぴきのりゅう」、スティーグ・ラーソン「ミレニアム」、君塚良一・金沢達也「ニュース速報は流れた」、村上春樹「スプートニクの恋人」、宮部みゆき「理由」、辻村深月「冷たい校舎の時は止まる」、村上春樹「うずまき猫の見つけ方」、山崎豊子「沈まぬ太陽」、平山讓「ファイブ」、辻村深月ほか「宇宙小説」、恩田陸「劫尽童女」、北村薫「秋の花」、北村薫「ターン」、渡辺俊介「アンダースロー論」、リチャード・コーフィールド「太陽系はここまでわかった」、伊坂幸太郎「砂漠」 、宮下奈都「スコーレNo.4」、北村薫「スキップ」 、メアリー・ポープ・オズボーン「マジック・ツリーハウス 第32巻 救助犬バリー」、ジュリアン・シモンズ「シャーロック・ホームズの復活」
25作品、32冊。冊数は、「沈まぬ太陽」でだいぶ稼ぐことが出来た。上下巻が結構多かったし、ハードカバーもあったので、半期としてはまずまずかと思う。
で、ベスト5!
1位 「冷たい校舎の時は止まる」
2位 「スキップ」
3位「スコーレNo.4」
4位 「天地明察」
5位 「羊をめぐる冒険」
次点「風待ちの人」「劫尽童女」
特別賞 「ファイブ」
以上。精度などはあまり考えず、心に残った順とした。正直、飛び抜けていたり、特に鮮烈な作品、というのは無かった。「砂漠」や「スプートニクの恋人」も面白くはあった。北村薫の完成度に唸り、村上春樹の超俗的作風は興味深かった。北村作品は選外とはなったものもあるが、質は高かったと思う。
読書生活も長くなり、ややすれて来たのも確か、ではあるが、かつて読了後しばし呆然とした「八日目の蝉」やゾッとした吉田修一「パレード」のような作品求む。下半期も楽しく、読めればいいなあ。
外は荒れた天気。雨風が強く先ほどまでカミナリがピカピカ光っていた。
さて、なんか気合いがもひとつ抜けているが、並べてみましょう。上半期読書総括!
冲方丁「天地明察」、沢木耕太郎「チェーン・スモーキング」、村上春樹「羊をめぐる冒険」、伊吹有喜「風待ちの人」、ルース・スタイルズ・ガネット「エルマーとりゅう」「エルマーと16ぴきのりゅう」、スティーグ・ラーソン「ミレニアム」、君塚良一・金沢達也「ニュース速報は流れた」、村上春樹「スプートニクの恋人」、宮部みゆき「理由」、辻村深月「冷たい校舎の時は止まる」、村上春樹「うずまき猫の見つけ方」、山崎豊子「沈まぬ太陽」、平山讓「ファイブ」、辻村深月ほか「宇宙小説」、恩田陸「劫尽童女」、北村薫「秋の花」、北村薫「ターン」、渡辺俊介「アンダースロー論」、リチャード・コーフィールド「太陽系はここまでわかった」、伊坂幸太郎「砂漠」 、宮下奈都「スコーレNo.4」、北村薫「スキップ」 、メアリー・ポープ・オズボーン「マジック・ツリーハウス 第32巻 救助犬バリー」、ジュリアン・シモンズ「シャーロック・ホームズの復活」
25作品、32冊。冊数は、「沈まぬ太陽」でだいぶ稼ぐことが出来た。上下巻が結構多かったし、ハードカバーもあったので、半期としてはまずまずかと思う。
で、ベスト5!
1位 「冷たい校舎の時は止まる」
2位 「スキップ」
3位「スコーレNo.4」
4位 「天地明察」
5位 「羊をめぐる冒険」
次点「風待ちの人」「劫尽童女」
特別賞 「ファイブ」
以上。精度などはあまり考えず、心に残った順とした。正直、飛び抜けていたり、特に鮮烈な作品、というのは無かった。「砂漠」や「スプートニクの恋人」も面白くはあった。北村薫の完成度に唸り、村上春樹の超俗的作風は興味深かった。北村作品は選外とはなったものもあるが、質は高かったと思う。
読書生活も長くなり、ややすれて来たのも確か、ではあるが、かつて読了後しばし呆然とした「八日目の蝉」やゾッとした吉田修一「パレード」のような作品求む。下半期も楽しく、読めればいいなあ。
2012年7月2日月曜日
6月書評
6月は児童書も入っているので4.5冊といったところか(笑)。では行ってみましょう!
人生初の伊坂幸太郎「砂漠」
どこか昭和文芸的な香りもする。大学生活もの。最近は生々しい描写の作品が流行りなせいか、どこか牧歌的で、キャラの違う、そしてそれぞれ立っている登場人物達が仲良く過ごす。エピソードも、どっから考えたの?という感じの、何かしっくり来ない出来事が多く、さして現実感の無い青春群像劇である。さらっと読めて、キャラも愛せるが、うーんといったところ。
宮下奈都「スコーレNo.4」
最初のほうの印象は、だらだら書いてるし、だらだら感は、安達千夏に勝るとも劣らないどころか、心の飛び跳ね様が、サガンを意識してるな、と思ったりもしたのだが、ともかく、またあまりにお姉ちゃんぽいし、とあまりいいものでは無かった。しかし特に後半就職してからは、テーマに興味も有るせいか、はたまた社会人になってからの「こりゃ大変なことになった」と思って努力を重ねた感覚を懐かしく思い出すからか、ぐいぐい引き込まれてすらすら読んだ。夢中になる余り電車乗り過ごして遅刻した(笑)。
何かが順調だと、どこかで終わりが来る。そういう女の子の頃は終わり、女性になっていく姿が良く分かるような気がしている。設定も、登場人物も何気なく、何の必要性と戦略を持ってこのようなベースでこのようなエピソードを書き重ねたのかと思ったりするが、全体としてしっくり来るから不思議である。うーん。やっぱりこのテのは好きなのかな。目立たない女の子がおそらく、一般的には普通の、上向きの道を歩む。都合よ過ぎ感というか、出来過ぎ感が無いでもないが、丁寧に書き込んでいるので新鮮さが有るのも事実。この方は前に読んだ「宇宙小説」にも寄稿していて、独特の世界を持っている。上半期の上位には入って来るだろう。
そして帰りに夢中になって電車ひと駅乗り過ごした(笑)、
北村薫「スキップ」
いや、短い期間にこんなに乗り過ごすのも珍しい。「リセット」「ターン」と並ぶ、時と人3部作最後の1冊。結局逆に辿ってしまった。書かれたのは3部作で最も先である。幅広い女性層に受け、大変売れ行きが良かった作品である。
この人はとかく、女性的な、というよりは女性の心を捉えそうな表現に力がある。突飛なシチュエーションでありながら、話はトントン、と進んで行く。隅々にまで気を配った、計算されたような感覚が冴えを見せる。主人公の女性は、なんとも憎めない、清潔で、才気煥発な設定で、はみ出したところが無い。穿った見方をすれば、その部分にリアル感の無さを覚えないこともないが、総じて愛せる、知的なキャラクターと言えるだろう。安心して読める、誤解を怖れず言えば知的読者層には受ける物語ではないだろうか。ラストは、私的には有る意味ショッキングだったが、そこは読んでみての楽しみとしたい。
メアリー・ポープ・オズボーン「マジック・ツリーハウス 第32巻 救助犬バリー」
これ、知ってますか?小学校低学年の子供達に、大人気のマジック・ツリーハウスシリーズ。ジャックとアニーの兄妹が、不思議なマジック・ツリーハウスに入り、過去のいろんな土地に行く、冒険シリーズである。前に読んだエルマーシリーズのようなものだ。恐竜時代に始まり、古代エジプトのピラミッド、古代ローマのポンペイ、ムガール帝国のインドや南極やロンドン、パリ、アフリカのサバンナなどなどでの大冒険。今年初めには映画も公開された。最新刊「救助犬バリー」は、南極で石にされてしまったペンギンの魔法を解くために、ナポレオンの時代、スイスアルプスのベルナール峠へ出掛ける、というもの。ナポレオンも登場する。ベルナール峠の修道院は救助犬発祥の地で、そこで交配された大型犬を、サン・ベルナール、英語読みでセント・バーナードと呼ぶようになったそうである。
冒険も楽しいが、出てくる言葉が少し難しくなっているのに気付く。漢字も習い始めて、いま息子のボキャブラリーは飛躍的に伸びているのだが、なるほど、小学校低学年というのはそういう年頃なのだと思う。紹介でお分かりの通り、世界地理と歴史文化、そしてファンタジーを学べるようにもなっている。本屋に行った際、興味深そうに見ていたので買ってあげたが、私の方が先に読んだ。面白かった。ははっ。その時買ったのは、葉室麟「風渡る」と三上延「ビブリア古書堂の事件簿」だ。やはりたまには流行りも追わないとね。ブックオフ近くに無いし。
さて、6月最後は
「シャーロックホームズの復活」
である。ジュリアン・シモンズ、という有名なシャーロッキアンが書いたものだ。私はこの人の「コナン・ドイル」も持っているし、「知られざる名探偵物語」も持っている。さて、中身の方は、というとコアなシャーロッキアンならでは、なのかどうか、だいぶ回りくどい物語だった。ホームズ役を当てたが視聴率の低迷のため、シリーズを打ち切られそうな役者が、ふって湧いた事件の解決に乗り出すが・・という感じのもの。時は移り、馬車と電報から自動車と電話の時代、というのが妙にスパイスだし、女性が強くなった、というのも顕著。しかしまあ、あまり面白くはなかった。パスティーシュ、パロディにはこんなものも多いので気にしないが。神田神保町で買い求めたのが懐かしい。そんな感じの6月でした。
上半期ベスト5は別稿で!
人生初の伊坂幸太郎「砂漠」
どこか昭和文芸的な香りもする。大学生活もの。最近は生々しい描写の作品が流行りなせいか、どこか牧歌的で、キャラの違う、そしてそれぞれ立っている登場人物達が仲良く過ごす。エピソードも、どっから考えたの?という感じの、何かしっくり来ない出来事が多く、さして現実感の無い青春群像劇である。さらっと読めて、キャラも愛せるが、うーんといったところ。
宮下奈都「スコーレNo.4」
最初のほうの印象は、だらだら書いてるし、だらだら感は、安達千夏に勝るとも劣らないどころか、心の飛び跳ね様が、サガンを意識してるな、と思ったりもしたのだが、ともかく、またあまりにお姉ちゃんぽいし、とあまりいいものでは無かった。しかし特に後半就職してからは、テーマに興味も有るせいか、はたまた社会人になってからの「こりゃ大変なことになった」と思って努力を重ねた感覚を懐かしく思い出すからか、ぐいぐい引き込まれてすらすら読んだ。夢中になる余り電車乗り過ごして遅刻した(笑)。
何かが順調だと、どこかで終わりが来る。そういう女の子の頃は終わり、女性になっていく姿が良く分かるような気がしている。設定も、登場人物も何気なく、何の必要性と戦略を持ってこのようなベースでこのようなエピソードを書き重ねたのかと思ったりするが、全体としてしっくり来るから不思議である。うーん。やっぱりこのテのは好きなのかな。目立たない女の子がおそらく、一般的には普通の、上向きの道を歩む。都合よ過ぎ感というか、出来過ぎ感が無いでもないが、丁寧に書き込んでいるので新鮮さが有るのも事実。この方は前に読んだ「宇宙小説」にも寄稿していて、独特の世界を持っている。上半期の上位には入って来るだろう。
そして帰りに夢中になって電車ひと駅乗り過ごした(笑)、
北村薫「スキップ」
いや、短い期間にこんなに乗り過ごすのも珍しい。「リセット」「ターン」と並ぶ、時と人3部作最後の1冊。結局逆に辿ってしまった。書かれたのは3部作で最も先である。幅広い女性層に受け、大変売れ行きが良かった作品である。
この人はとかく、女性的な、というよりは女性の心を捉えそうな表現に力がある。突飛なシチュエーションでありながら、話はトントン、と進んで行く。隅々にまで気を配った、計算されたような感覚が冴えを見せる。主人公の女性は、なんとも憎めない、清潔で、才気煥発な設定で、はみ出したところが無い。穿った見方をすれば、その部分にリアル感の無さを覚えないこともないが、総じて愛せる、知的なキャラクターと言えるだろう。安心して読める、誤解を怖れず言えば知的読者層には受ける物語ではないだろうか。ラストは、私的には有る意味ショッキングだったが、そこは読んでみての楽しみとしたい。
メアリー・ポープ・オズボーン「マジック・ツリーハウス 第32巻 救助犬バリー」
これ、知ってますか?小学校低学年の子供達に、大人気のマジック・ツリーハウスシリーズ。ジャックとアニーの兄妹が、不思議なマジック・ツリーハウスに入り、過去のいろんな土地に行く、冒険シリーズである。前に読んだエルマーシリーズのようなものだ。恐竜時代に始まり、古代エジプトのピラミッド、古代ローマのポンペイ、ムガール帝国のインドや南極やロンドン、パリ、アフリカのサバンナなどなどでの大冒険。今年初めには映画も公開された。最新刊「救助犬バリー」は、南極で石にされてしまったペンギンの魔法を解くために、ナポレオンの時代、スイスアルプスのベルナール峠へ出掛ける、というもの。ナポレオンも登場する。ベルナール峠の修道院は救助犬発祥の地で、そこで交配された大型犬を、サン・ベルナール、英語読みでセント・バーナードと呼ぶようになったそうである。
冒険も楽しいが、出てくる言葉が少し難しくなっているのに気付く。漢字も習い始めて、いま息子のボキャブラリーは飛躍的に伸びているのだが、なるほど、小学校低学年というのはそういう年頃なのだと思う。紹介でお分かりの通り、世界地理と歴史文化、そしてファンタジーを学べるようにもなっている。本屋に行った際、興味深そうに見ていたので買ってあげたが、私の方が先に読んだ。面白かった。ははっ。その時買ったのは、葉室麟「風渡る」と三上延「ビブリア古書堂の事件簿」だ。やはりたまには流行りも追わないとね。ブックオフ近くに無いし。
さて、6月最後は
「シャーロックホームズの復活」
である。ジュリアン・シモンズ、という有名なシャーロッキアンが書いたものだ。私はこの人の「コナン・ドイル」も持っているし、「知られざる名探偵物語」も持っている。さて、中身の方は、というとコアなシャーロッキアンならでは、なのかどうか、だいぶ回りくどい物語だった。ホームズ役を当てたが視聴率の低迷のため、シリーズを打ち切られそうな役者が、ふって湧いた事件の解決に乗り出すが・・という感じのもの。時は移り、馬車と電報から自動車と電話の時代、というのが妙にスパイスだし、女性が強くなった、というのも顕著。しかしまあ、あまり面白くはなかった。パスティーシュ、パロディにはこんなものも多いので気にしないが。神田神保町で買い求めたのが懐かしい。そんな感じの6月でした。
上半期ベスト5は別稿で!
乾坤一擲
土日と雨がち。昨日は、ポートアイランドIKEAに行って、隣の神戸市科学館で遊んで帰って来た。遊ぶ時間が少し短かったので、夏休みにはまたゆっくり行こう。なんつったって、暑い時の科学館は、天国です。屋内だし。夜は、イナズマイレブンのカードゲームして就寝。
日曜は、近くのコジマに出掛けて、隣のTSUTAYAにも行って、お茶して買い物して帰る。家ではポケモンカードゲームして就寝。てな週末だった。
さて、ずっと女子バスケのオリンピック最終予選を観ていた。負けたら終わり、を2回もなんとか回避して、最終5戦目まで持ち込んだが、遂に力尽きてしまった。オリンピックには、行けなかった。
負けたのは、全て高さのある相手である。特に序盤の入りが致命的に悪く、常にリードを追いかける形となった。16点差をつけられたトルコ戦も、世界ランキング4位のチェコとの試合も、そして最終戦となったカナダ戦も、勝てる試合だったと思う。後の2試合は、3点差まで詰めたのだから。
ただ、問題点があったのも確かだった。やはり序盤の入りと、セカンドチョイスがない、ということに尽きる。
色々書いていくとだいぶ長くなるし、悔しさが増すので、今夜はこの辺で。あーあ、くっそう。
日曜は、近くのコジマに出掛けて、隣のTSUTAYAにも行って、お茶して買い物して帰る。家ではポケモンカードゲームして就寝。てな週末だった。
さて、ずっと女子バスケのオリンピック最終予選を観ていた。負けたら終わり、を2回もなんとか回避して、最終5戦目まで持ち込んだが、遂に力尽きてしまった。オリンピックには、行けなかった。
負けたのは、全て高さのある相手である。特に序盤の入りが致命的に悪く、常にリードを追いかける形となった。16点差をつけられたトルコ戦も、世界ランキング4位のチェコとの試合も、そして最終戦となったカナダ戦も、勝てる試合だったと思う。後の2試合は、3点差まで詰めたのだから。
ただ、問題点があったのも確かだった。やはり序盤の入りと、セカンドチョイスがない、ということに尽きる。
色々書いていくとだいぶ長くなるし、悔しさが増すので、今夜はこの辺で。あーあ、くっそう。
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