着いてみると、浮かれてしまった。岩波ホールは興味深い映画をやっているし、そこここの古書店に入ってスポーツ、美術、音楽の本を眺めるのが楽しい。東京では落ち着ける街が無かったが、ようやく辿り着いた感までした。ひと渡り見て、古書店を通って奥にある、欧風カレー「ボンティ」でビーフカレーを食べる。見ての通り、ジャカイモ付き。またビーフでかっ!という感じ。ライスにはチーズがかかっている。欧風らしく深みと甘みが感じられ、美味かった。並んだ甲斐あったというものだ。
本のほうは、はなからあまり期待はしていなかった。一応推理小説とマンガの店をリストアップして行っていた。辿り着かなくても、神田神保町が何となく分かればいいやー初めてだし、というくらいの気持ちだった。思い通りの店で腹拵えが出来たので、ちょっと余裕が出た。興味がありそうな店を伺いながら、推理小説専門の店を住所で探す。駅からちょっと離れ、メイン通りから路地を入った所に、その小さな古書店はあった。本当に狭かった。出入口に近い棚から、ハヤカワ・ミステリの古いやつなどをなんとなく見ていく。ジョルジュ・シムノンのメグレ警部ものに目が引かれる。さすが専門店。下まで見て、さらに右の棚を上から順に見る。と、目の高さに、それは、あったー。
写真が1回につき2枚しか載せられないので(2)に続く。
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