2017年7月31日月曜日

エネルギー

会社関係の飲み会、焼肉を1時間半で切り上げ、メインのカラオケボックスへ。5人で3時間。一緒にカラオケ行くのはお初の人ばかりだったが自分の歌いたい曲を歌い続けた。


ブルーバード  いきものがかり

手紙 拝啓十五の君へ アンジェラ・アキ

雪の華             中島美嘉

会いたかった   AKB48

デビルマンのうた


さくら              森山直太朗

さそり座の女    美川憲一

少年                   福山雅治

HANABI            Mr.children


いやーエネルギー放出した。カラオケは、ストレス発散にちょうどいい。


ひたすらデスクワークの日々であっという間に週末。土曜日は朝からターミナル駅の図書館に出かけてみた。図書館というところに来るのは久しぶり。おおー広い。結構新しい。


ワクワクして、とりあえず全体を見回る。8月のミステリー特集のため、いまのところ見つかってない本を探しに来たのだが、古い本って、あまり保存状態がよろしくないという感想。いくつか興味深い本の発掘もあったが・・。


曇って蒸し暑い中帰ってカップ焼そば&解凍おにぎりの昼ごはんを食べていると、おにぎりに硬い丸っこい具が入ってる?いやいやそんなはずはと見てみれば、歯の詰め物が見事に外れていたのでした。


妻子が行ってるところを教えてもらい、予約して行く。ちょうどいい時間のバスがなく早めに行って100円ショップで時間をつぶす。きょうはメガネを立て掛けるケースを買った。寝るとき便利。発見があるからやめられないな、100円ショップ。


歯医者で受付。出てきた歯科衛生士さんはハーフっぽくてアンジェラ・アキがマスクしてるみたいだった。


診てもらうと、被せものをしていた歯はもうその後の虫歯でボロボロ。でも抜かずに補強して使える期間は使いましょう、とのこと。久しぶりに歯を削った。形を整えるのをだいぶやってもらったが、鈍く痛いのでちと怖かった。


合間にレントゲン、型取り。またアンジェラ・アキが来て、歯石や歯垢を示しながら、きちんと歯を磨きましょうと言う。寝る前と朝磨いてるけど足りないということか。


レントゲンではまだひとつ親知らずが埋まってるのがちょっと気持ち悪かった。奥の方からグラグラきてもおかしくない。歯の骨、歯茎もだいぶ後退していている、とのこと。


被せものの下に置く芯を入れてきょうはここまで。でも助かった。


家に帰ってDVDと戦う。先週は正しくDVD-Rに反応したのに今週はまるでしない。くそ。


日曜はまた朝から図書館へ。今度は検索してみる。


ウィリアム・L・デアンドリア

「ホッグ連続殺人」

カー「帽子収集狂事件」

A・A・ミルン「赤い館の秘密」

ドロシー・L・セイヤーズ

「ナイン・テイラーズ」

ジョルジュ・シムノンのメグレ警視もの

M・J・トロー「霧の殺人鬼」

ボアロー&ナルスジャック

「悪魔のような女」

ピーター・ラヴセイ「つなわたり」


あたりの行方が知りたい。「霧の殺人鬼」はシャーロックホームズシリーズに出演するレストレード警部が主役のもの。結果、

「ホッグ連続殺人」「赤い館の秘密」「霧の殺人鬼」「メグレ最後の事件」「つなわたり」が市内の中央図書館、ドロシー・L・セイヤーズは見つからず。そして行った図書館に、


ボアロー&ナルスジャック

「悪魔のような女」


があった。これは、桜庭一樹の小説のあとがきに出ていたタイトルだ。保存状態も良いとは言えないがまあまあ。同じく出ていた悪女ものの代表格、カトリーヌ・アルレーの「わらの女」はすでに読んだ。これも楽しみだ。公共の図書館に本借りるの初めてである。


帰ってお留守番。息子の部活で学校合宿やってて、きょうは保護者会に妻が出かけて行った。私は高校野球大阪大会決勝とインターハイ陸上競技を見ながらワンコのお相手。


大阪大会は府立の大冠が素晴らしいバッテイングをしていて、白熱の好ゲームだったが8回にセンバツ王者・大阪桐蔭に突き放される。10対4。しかし最終回最後まで粘りに粘った。2点差まで追い詰めた。いい印象を残したチームだった。早実負けたの報。えー、かなり予想外。


インターハイはやはり男女100m。女子は12秒02、男子は10秒51が優勝タイム。男子は桐生祥秀の10秒01が歴代記録らしい。当分抜かれそうにないな〜。女子は確かオリンピックにも出た土井杏南の11秒43のようだ。高校1年の時に2つ上の先輩女子が12秒3でインターハイに出て表彰されたが、それっていまでも決勝走れるタイムなんだとちょっとびっくり。


夜早い時間はまだアブラゼミやクマゼミの鳴き声が聞こえるのに、夜更けになってくると、ヒグラシのカナカナ・・に変わる。ヒグラシの音ってちょっとジブリ的だなあと思うのでした。夜も蒸し暑い。いつのまにか盛夏、もう8月だ。





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2017年7月24日月曜日

明け

梅雨が明けた。局地的な大雨で甚大な被害が出た年。しかし近畿はカラ梅雨だった。毎日暑い。大暑の週である。風呂上がりから寝るまで冷房のお世話になりっぱなし。寝るときに消すが、夜中暑くてまたつけたりする。

たて続けに2人の方が亡くなった。うち1人とは前日まで喫煙室で笑いながら話していた。急逝というのはあることだと分かってはいるが、信じられない。じくっとした感情が残る。

週末は、HDDとDVDである。地上波やBSを録画したものはブルーレイ・ディスク(BD)に落とすことができるが、CSから録画したものはCPRM対応のDVDに落とさなければならない。すでに地上波の番組はほぼBDに移し終わった。あとはCSから息子が録画した膨大な量のアニメである。

最初はあまり分からず大手の電器店に行ってこうこうしたいんだ、というと、全てフツーのBDでダビング出来ますよ、と軽く言われた。そりゃおかしいだろうとその場で調べた。確かに、規格が変わってCSのものでもBDに落とせるようになっている。しかし、我が家の録画機器のように少し古い(ウチのは2007年製)ものになると規格が変わる前なのでBDではなくCPRM対応のDVDにしかダビング出来ないようだ。容量も小さいしやれやれ。我が家のレコーダーの取説を読んで来たわけではないので、悩んだがCPRM対応と書いてある一番安いDVD−Rの10枚パックを買った。ついでに2軒隣の本屋で稲垣足穂「一千一秒の物語」と「宇宙兄弟」29巻買って帰る。

帰って取説を読む。DVD-RもDVD−RWもOKだ。しかし入れてみると、「ディスクが操作出来ません」とイミフな表示が出る。取説によればVRモードにするかビデオモードにするか、初期化のモードを訊いてくるはずなのに。何度やっても、ディスクを取り替えてモードをダメ。この日は諦める。取説には若干機器が不安定な可能性があるので時間をおいてやってみてくれ、とのこと。この日は寝る。深夜. 、椹野道流「最後の晩ごはん」シリーズ初巻を読み終える。芦屋の舞台。風景が目に浮かぶ。

翌日は息子が着いて来るという。いつも通り朝からバスに乗って出掛ける。ちょっと雨が降っていた。

バスから降りて、ブックオフや昨日とは別の電器店の開店まで少し時間がある。息子は朝ごはんを食べてないからコンビニでおにぎり。それにしてもベンチに座って食べていると、周りでおじさん、おばあさん、孫と一緒のおじいさんがタバコを吸う吸う。灰皿ないからここで吸っちゃいけないじゃん。あんまり真ん前で吸うので、息子は席を移っていた。私は息子が食べている間、離れた灰皿のあるところで吸う。同じ喫煙者として、マナー守ってくれ。あのへんのスモーカーは民度が低い。あと孫と一緒のおじい、小さい子の真ん前で吸うのやめなさい。

さて、先にブックオフ。息子はマンガの立ち読み。私は6冊売って待ち時間に物色。10時15分には入ったのに、混んでいるようだった。8月のミステリー月間のため、外書を中心に見るが、大したものなし。ぶらぶらしてると、ずっと探していた阿刀田高の「獅子王アレクサンドロス」発見。安い。太宰治も「ヴィヨンの妻」があり、この2つを購入。最近太宰は好きだな。アレクサンドロスは嬉しい。絶版らしかったから諦めていた。

で、電器店に行く。最初に訊いた店員はモバイルの人で、専門の人を読んでくれる。ちょっと待ったら人が来て、話す。私も前日に比べたらかなり勉強していて、我が家のレコーダーの品番と前日買ったDVDの画像も持っていて、という具合だったが、この店員さんはよく分かっていた。当たり前だが話のレベルがマッチした。品番の画像を撮影して調べていた。電気信号を読み取る部品が消耗している可能性があるが、BDで稼働できてるなら大丈夫なはず、私の対応にも瑕疵はない。結果として原因不明。故障かも知れない。分かったと何も買わず帰る。今回は説教くさいが、前の電器店の店員さんは、反省すべきだな。

途中100円ショップに寄る。息子の歯磨き用のプラスチックコップと、息子チョイスの野球盤を買う。地元駅前にも100円ショップあるので、バスの時間待ちに寄る。将棋セットを発見。安っぽいが、これが今回の目的である。息子は臨海学校で友人が将棋を持って来てたのを見て興味が出たらしいのだ。

帰って昼ごはん食べて、教えながら対局。もちろん圧勝。終わってDVDに取り掛かる。やはり「このDVDは操作出来ません」DVDを替えてもう1回、と繰り返してると4枚目くらいでついに初期化のモード質問画面が!

おそらくCPRM対応のDVDなんて、このレコーダーで使ったのは10年間で初めてだから、うまく対応できなかったのだろう。前日も5〜6枚は試したから、ホントにここまで長かったと感慨に耽りながらダビング開始する。2時間分がメドでしかも実時間かかる。イマドキではないな。電気製品も、思ったより進んでいない。

ダビングの間に、過去のレンジャーとか仮面ライダーとか、低年齢向けアニメのDVDを調べる。BD-Rのものは、上書き録画出来ないので廃棄、ケースだけ使い回す。BD-REは上書き用に保存。新品のDVD-Rもあったので置いておく。

しかし、一挙放送といって、12回分くらいを夜中から明け方までオンエアするのを録画したのは諦めるほかない。画質を落としてもムリ。あーあ。しゃあない。

犬の散歩に行って晩ごはん食べる。本読む気が起きない日曜日。まあいいか。明日から読もう。息子と久々に外出できて楽しかった。

明け

2017年7月17日月曜日

本読みの3連休

息子が臨海学校で土曜帰る。私は土曜は午前中外出。ブックオフで5冊売り、6冊買う。


シェイクスピア「マクベス」「リア王」

多宇部貞人

「魔探偵(ウォーロック)vsホームズ」

椹野道流「最後の晩ごはん」

蓮池薫「拉致と決断」

朝井まかて「恋歌」


「恋歌」はかつての年間グランプリだが、手元になかったので文庫を購入。これで2011年から昨年まで6冊のグランプリは手元に揃った。いつか読み直そう。というか、ぼちぼち、絶対オススメリストでも作ろうかな。


午後は冷たい青りんご茶飲んでチロリアン食べながら読書する。息子帰っていわく「ひらたぶんぶくに刺された!」と。私は一瞬同級生の平田くんが乱心したのかと思った(笑)。ウニの一種でトゲが刺さったのね。ギョーザをおかずに晩ごはん。息子はよく日焼けして黒い。夜はぐーがー寝てたようだ。そらそうか。


夜は男子の世界バレーアジア予選最終戦、オーストラリア戦を観戦。中垣内新監督になって初の大会。メンバーにも新鮮味があるし、役割が明確だ。レセプションがちょっと気になったがミドルもまずまずだったし、サーブが良かった。柳田は、ブロックアウトを狙って取る役割を果たそうとしていた。3-2で競り勝ったが、正直オーストラリアは粗い印象で、世界バレーに行くとまたレベルが違うんだろうなと思う。まあでも8年ぶり出場を喜び、期待して送り出したい。


ウィンブルドン女子決勝はスペインの24才ムグルサが37才ヴィーナスを破った。

「かつてテレビで観て憧れていた」ヴィーナスを下しての全英優勝。来年が楽しみだ。


日曜日も午前中三宮のブックオフへ行く。何をしているかというと、前日も8月の「ミステリー特集月間」のための買い物をしようとしていて、目的外の買い物をしたのである。

いつもの西宮のブックオフには求めるものがひとつも無かったから、この日は三宮。一般的な文庫は西宮の方が品揃えが良いが、外書は三宮のほうが良いイメージがある。


果たしてあった。


イーデン・フィルポッツ

「赤毛のレドメイン家」

E・C・ベントリー「トレント最後の事件」


基本は江戸川乱歩が選んだ10冊に沿って選んでいる。これに加えて


ガブリエル・ガルシア・マルケス

「予告された殺人の記録」


これはもとから読もうと思っていたが、ブックオフでは見かけていなかった。やっぱ三宮は外国の文庫はよく見つかる。


さすがに100円コーナーではなかったのでちょっとした出費だな、でも最近外国の文庫は高いから、例えば「赤毛のレドメイン家」なんか1300円くらいするし、とブックオフにしては高めの支払いをする。


ちょっと帰りのバス時間あるし、信号引っかかったから、センタープラザの2階通路通って帰ろう、と思ったら、通路に古本屋があった。ちらと見るだけのつもりが、予感通りあった。


ヴァン・ダイン「僧正殺人事件」

ガストン・ルルー「黒衣婦人の香り」


どちらも古く黄ばんでいるが、今後出会う確率を考えると買う気になった。これに加えて新しいシャーロッキアンパロディ


「シャーロック・ホームズ、チベットへ行く」


が半値であったので購入。


6冊で2600円ほどの出費となった。しかしいまの定価でいうと新品の半値以下だ。前日とこの日で12冊。よく買いこんだなひさびさに。帰りはクリーニング出しに行く妻とタイミングが合って、パン屋に寄って昼ごはんを買って帰った。


午後は女子バレーのワールドグランプリ仙台シリーズ最終戦、ブラジル戦。ロンドン女王の強豪を大熱戦の末なんと破った!女子はかなりメンバーがリニューアルした感じだ。


新鍋は呼ばれていたと思うが、セッターは日立の藤井、ウイングスパイカーにやはり日立のテクニシャン内瀬戸を起用した。オポジットはNECの古賀。藤井は初先発だというが、センターの奥村を加えた3人のスパイカーを上手く使っていた。サーブも非常に効果的、レシーブも良く、ブロックシステムも効いていた。


さらに、采配が面白いな、と思ったのがブロック1本狙いの攻撃ではミドルブロッカーではなく背の高い方のセッターと交代させること。ピンチサーバーもセッターを起用するし、セッター出身の中田久美監督ならではのアイディアに見える。藤井のトスワークはなかなかいいものがあるが、今後どうなるかな。


「火星のプリンセス」読了。エンタメとして面白いSFだった。1910年代のSFで、時代を反映しているようで興味深かった。


晩ごはんギョーザ&アヒージョ&おにぎり定食を食べながら、「カーズ2」を観て、夜10時からウィンブルドン男子決勝を観た。一言、フェデラー完勝と言っていいだろう。ミスが少なく、サーブも安定していた。チリッチは胆力に乏しく、足を痛めていて、あっさりと軍門に下った。


月曜日は祝日。やはり午前中外出。最初は、ブックオフが2日続いたから、フツーの書店に行こうかと思ったが、気持ち悪く感じたので、床屋に切り替えた。散髪して、いらなくなった電気シェーバーを公民館の小型家電リサイクルボックスに入れて早々に帰る。


床屋で、面白い本は、と聞かれたから、原田マハ「楽園のカンヴァス」は悪く言う人を聞いたことがない、と言っといた。ま、読書は好みだし、そもそも私も、長い話は特に、苦手だったしね。


半日家。暑い。しばらく耐えていたがさすがに冷房ON。午後はHDDの整理。ブルーレイのDVDに落として消して、という作業をやった。CSから録画したアニメは、通常のDVDでは入らない。今度webで研究しよう。


休日にするのは、電気シェーバーの掃除。水でザバザバ洗う。昔の感覚では感電するんちゃうか、とか思ってしまう。それにしても、毎日雨が降る、という予報があるが降らないな・・激しく降った日もあったが、トータルでは近畿的カラ梅雨。


妻帰ってきて夕食に、並んで買ったというミニチーズケーキ。息子曰く、中にチーズクリームが入っていてこれが美味しくない。ママが作るチーズケーキの方がマシ。これは直訳すると、ママのチーズケーキはいまのところ最高に美味い、ということなのだが、素直でない。


早めに風呂入って寝る体制。


買うのはたくさんだったが、家読書は進まない日。こんな日は珍しくはないのだが、も少し読まねばだな。それにしても暑いのお。







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2017年7月10日月曜日

ハンバーグ

写真はもう6年も前、東京単身赴任時に作っみたハンバーグ。いま思い出してもまずまず美味かったな。

小さい頃のごちそうといえば、サツマイモの天ぷらだった。母が作る天ぷらは衣が厚くべたっとしていたが、ソースか塩で食べると、中の甘みが活きて子供ごごろにはとても美味しかった。

我が家も決して裕福なわけではなく子だくさんでもあった。周囲には新築の住宅が建ち、遊びに行けばケーキと紅茶が出るようになってきていたご時世に、ウチは10年家が古くて昭和色が濃かった。だからというわけではないが食べるものもあの頃度が高い、特有のものだった。

ハンバーグは、大きいのも食べたのだろうけど、母親は小ぶりの、OKマーク大のものをたくさん作って、大皿に並べて出していた。それを、ケチャップとマヨネーズを5:5で混ぜたものに付けて食べると美味かったし食べやすかった。皆の年齢と食欲に合わせた作戦と言えよう。年齢が上がると、とんかつソースとケチャップの混ぜものに変わった。

単身赴任時に自分でハンバーグを作った事があるが、余った肉で小さいのも作ってみた。食べやすくて美味かった。

会社の近くにも美味いハンバーグを出す店はキープしてある。知り合いが言ってたが、ハンバーグは突然食べたくなる時がある。そんなときは行って食べる。「美味い」は「味が深く、旨みが出ている」感じである。それは大人になってからの楽しみである。

でも、あの頃の家ハンバーグの味に勝るものはない。今から考えると、肉の匂いと味が濃厚で、でも市販のものからするとドライな感じの味がした。実際ハンバーグはほぼ乾いた感じで、武骨さがあった。姉弟4人と祖母で食べた味は一般的にはどうか知らないが、今でもはっきりと覚えている、懐かしく忘れない味だ。

この週は飲みにも行かず、残業してたちょっとバタバタの日々。マジメに家で腹筋してた。金曜はどうも眠れず遅くまで起きていて、土曜は学校に行く息子に合わせ早起きする。

そのまま朝一番から西宮ガーデンズでスペアの眼鏡を購入。もはやレンズ込み5000円プラス税で手に入る時代。ガーデンズはバーゲンで開店前から行列していた。息子が「宇宙兄弟」のアニメに興味を持ってるので27、28巻を買う。帰りに靴クリームと、100円ショップでグレーの夏用靴下と、いわゆるハタキを買う。暑かった。この夏初めて短パンで行った。短パンも新しいの欲しいな。もう10年くらい着ているし。研究しよう。

帰って来て読みかけの早見和真「イノセント・デイズ」読了。本屋のフロントにも積み上げられてたな。よくある、不幸もの、死刑もの。作り込み過ぎの気もしたが、どこかで願いながら、ラストに向かって疾走する感覚は、ひとつ小説的だなと思った。夜は前夜の夜更かしの影響で早めに眠る。

日曜日。妻子は散髪買い物でガーデンズへ。私はお留守番。新しいシェーバーを水洗いする。前のブラウンは掃除というものをせず申し訳なかったし、今後は週イチを心がけよう。電動ムダ毛カッターも開けて試す。これも安く売っている。前日300ページくらい一気に読んだせいか、読書欲がわかない日。

で、ABCお笑いグランプリ。コーヒーに、チロリアンと父が送ってきた豆腐かりんとうを食べながら鑑賞。当たり前だがどの芸人も、自分のスタイルを持っていることに感心しつつ、最後は霜降り明星とマルセイユの漫才一騎討ちに。僅差で霜降り明星が優勝。冷静そうなツッコミが大泣きしていた。

マルセイユも面白く、大声を上げて笑ってしまった。でも違いがあるとすれば、新しさか。マルセイユも動きを取り入れていたが、どこか定番風味があった。霜降り明星は独特の新しい笑いを持っていたかな、と感じた。いろんな方式は試すべしだが、グループから1組勝ち抜け、は難しい。今回はBグループの実力が伯仲していた。ジャイアント・ジャイアン、田畑藤本なんかも面白かった。

でもま、大きなコンペティションではないし、優勝以外意味がないとすればそれでも勝ち抜けなければ、なんだけど。

夜7時からはアメトーーク高校野球芸人を観る。ホントにきょうはテレビの日。

風呂から上がってドライをかけ涼しい部屋で今度こそ読書と思ったら息子が眠れない、と久しぶりに来る。早く電気消して寝かさなければならないため、本日の読書は10ページで終了。またたまにはいいよね。

2017年7月1日土曜日

2017上半期ランキング





あらためて2017年上半期。

この6ヶ月で読んだのは、81作品81冊。

今年は多め。ガツーンというのは無かったものの、それなりに充実した感じとなりました。


では毎年恒例の半期ランキング。チョー個人的ですよ。


1位 伊坂幸太郎「サブマリン」

2位豊島ミホ「エバーグリーン」

3位井上靖「天平の甍」

4位ジェイムズ・パトリック・ホーガン

      「星を継ぐもの」

5位木下正輝「宇喜多の捨て嫁」


伊坂初1位。今回は特有のハチャメチャさと、サイド的な演出センスと、社会的な内容が噛み合ったと思う。面白く、また考えさせる本。続編出さないかな。


「エバーグリーン」は読みようによっては少女マンガ。でも、豊島ミホが持つ独特の空気感と、ミョーな現実の折り合いが好きである。舞台もいいと思う。


もはや古典的名作の「天平の甍」今回はハマった。唐招提寺で買った、未だ抹香の匂い立つ一冊。永久保存版だな。もちろん小説の内容も悠久の香りがする。


「星を継ぐもの」は理屈っぽいが、クライマックスの情景が私の心のツボを刺した。

「宇喜多の捨て嫁」はそのクセと、連作短編集の仕掛けが良かったな。では6〜20位までのランキング。


6位三上延「ビブリア古書堂の事件手帖7

                〜栞子さんと果てない舞台〜」

7位森見登美彦「有頂天家族」

8位ミヒャエル・エンデ「モモ」

9位太宰治「女生徒」

10位ケン・リュウ「紙の動物園」


11位朝井まかて「阿蘭陀西鶴」

12位宇佐美まこと「入らずの森」

13位宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」

14位太宰治「斜陽」

15位飛鳥井千砂「はるがいったら」


16位知念実希人「優しい死神の飼い方」

17位マイクル・コーニイ「ブロントメク!」

18位中島京子「冠・婚・葬・祭」

19位熊谷達也「漂泊の牙」

20位深緑野分「戦場のコックたち」


名作、話題作でも必ずしも上位には来ない。今回は「君の膵臓を食べたい」や「火花」は選外でした。だからってトガッているつもりは別にない。まあかなり個人的で、遊びのようなものなのです。であれば、自分の感覚に正直なもんだろうと。私にとっては半期の読書を一旦まとめる機会を作る、という意味合いも強い。


さて、後半も楽しみだ。


2017上半期各賞

今年1〜6月、上半期の読書で印象に残った本を選び遊びました。上半期ランキングも後刻アップします。

【表紙賞】

熊谷達也「漂泊の牙」
シンプルだけど、黒と狼の取り合わせがGOODでした。

【実はこの方児童小説もイイ!で賞】

佐藤多佳子「ごきげんな裏階段」

いずれも小学生が主人公の短編集。たまねぎ猫とか、魔神モクーとか、かわらいしくて面白い。佐藤多佳子氏はデビュー作「サマータイム」やはり小学生が主人公の小説で、刺すような鮮烈さを出しているが、こちらは平和な童話系。

【レベル高く勉強させていただきました賞】

加藤陽子
「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」

何より冷静で良かったと思う。一連の日本が絡む戦争に、この本はひとつ見方のヒントを与えてくれる。いつかもう1回読みたいね。中学生への講義をまとめたものなんだけどね。笑

【目からウロコでしたホントにスポーツ賞】

江橋よしのり
「サッカーなら、どんな障がいも超えられる」

最後にじわっと来ました。この方、以前から書き方上手。サッカーだけでも、様々なジャンルがあって、観に行きたくなる。

【美術はもっと勉強したいがすぐ忘れるで賞】

原田マハ
「モネのあしあと 私の印象派鑑賞術」

雪がしんしんと降る夜読んだ本。とても有名なモネ。でも、改めて読むと新鮮だ。美術は好きだけど勉学までは行かず、故にいくら知識を仕入れてもすぐ忘れる。誰かルネサンス期でも同じような本書かないかな。

【自己啓発系最もエキサイティング賞】

今沢真「東芝不正会計 底なしの闇」

今年から自己啓発系をちょいちょい取り入れてるが、やはり一番大きな話題だったし作品として面白かった。まだありそうだ。

【ノーベル賞はどれもクセが強くて心に残るで賞】

アレクサンドル・イサーエヴィチ・ソルジェニーツィン
「イワン・デニーソヴィチの一日」

ノーベル賞作家の作品をこの半期4つ読んだのでやはり記録には残しておきたい。タイトルの通り。「イワン」は最も文芸的でコンパクトで良かった。
ガブリエル・ガルシア・マルケス
「族長の秋」
オルハン・パムク「私の名は赤」
アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ
「日はまた昇る」

ある意味長くて分かりにくい部分もあったがすべて強烈に心には残った。

【文系には難しかったでも持って満足賞】

エドウィン・パウエル・ハッブル
「銀河の世界」

もうタイトルの通り。難しくて分からなかったが、宇宙についての情熱が立ち昇って来るようで保存版である。憧れチックな感慨。

【よくぞ本気でトライアル結構好きだよ胡散臭さも賞】

高野秀行「幻獣ムベンベを追え」

賞の名前がどんどん長くなってるな(笑)。コンゴ奥地の湖へ幻の怪獣を調査に行くという早大探検部のお話。胡散臭さも魅力です。

各賞でした。