2017年2月13日月曜日

山寒





寒波でとても寒い。木曜の朝など、少し積もってて、道は濡れてただけなんだけど、粉雪がサーっと降っていて、雪国みたいだった。北野天満宮の梅は満開だという話を聞いたが、寒い中でも咲くのが梅、となんかほっとする。


なんかバタバタしたわりには進まなかった週、水曜日の昼にちょっとびっくりがあって、夜はボスと飲みに行った。酒肴が美味い店だった。


木曜の帰りはバスで阪急十三に出て、西宮北口で降りてジュンク堂に寄ってきたが、タイムロスが少ないからか、出費の多い移動の仕方だなと思った。だって十三までバスで220円、十三から北口へ220円、いったん降りたから、帰りにまた電車賃がかかる(この電車賃はやりようによってはカット可能)。

 

阪神では、小さくはないが大きくもないブックファーストにしか寄れないので、本を探したい時は西宮北口に行くのだが、そんなことを思ってしまった。おまけに、こう回ってちょうど時間的にいいバスは阪急からしか出ていない。


一番いいのは定期を持っている区間のJRの途中下車だけど、尼崎駅のQsモールにある書店もなんかイマイチな印象。また駅からちと遠い。なら大阪駅まで行ってグランフロントか紀伊国屋に行けば、なのだが、やはり通り道の方がロスが少ない。ロスを多くして帰る時間が遅くなると、バスが少なくなるからだ。早く帰りたいのも大いにあるのだが。まあ時間的なロスをなくすためにちょっとだけ金額をかけてるということか。


木曜日は、1年ぶりに、眼の検査。お客さん多い医院に思いつきで行ったから、2時間半かかった。まあ外でコーヒーも飲めたし、待ち時間に「イワン・デニーソヴィチの一日」読んでしまった。ソ連発世界的ベストセラーは、収容所の実態を告発し世界と国内に衝撃を与えた歴史的な書であると同時に、文芸的にも優れた作品だと思う。


視力を機械的にはかり、眼圧をはかり、古典的な視力測定をして、視野検査。看護師さんが手で片眼にガーゼを貼って、開ける方の眼もまゆからテープで引っ張って瞼を開く。私の眼が細いから?笑。さらに角膜の写真を撮って、診察。年配の女性の先生なのだが、きっぱりして、1年ぶりの私をちゃんと覚えていて、キッパリとして的確で、心のある対応をしていただける。これってけっこうスゴいと思う。特に訊かれないから、受付でも何も言ってないのだ。


「危険水域に達していない、また半年後に。」ひと通り検査するから、それなりに金額もかかるのだが、看護師さんの対応も含め納得感がある。


子供が小さい頃通っていた皮膚科も、やはり女性の先生だったが、頻繁に通っているにもかかわらず覚えてなかったし、とっくの昔に処方してもらった薬を、じゃあこれ新しく使いましょう!とか言ってくる始末だった。


ともかく、クリーニング屋に寄り、たばこ店の雑貨屋でお菓子を買い、ファミマで立ち読みして昼ごろ帰った。帰ってカップ焼そばと、妻手作りのチーズケーキを食べて、書評を書いてケイタイゲームして、夕方息子を迎えて、次の本を読んでいた。


夜はしんしんと降る雪、晴れてても降ってるから、多分山から飛ばされてくるのもあるんだろう。うっすら積もるのを見ながら、夜ふかし。本は原田マハの絵画もの新書で、ああ、パリ、もいっかい行きたい、妻と、と思う。こんだ美術館もっといっぱい回るんだもんね。ほいでもって、必ず1日はロンドンに行く。ベイカー街に!


翌日土曜日は午前からチケット取り。Vリーグ男子のファイナル6が大阪であるのだ。常々息子に見せてやりたいと思っていたので、私もリーグのHPでチケットを取るべく人に聞いたりして勉強した。


土日で、土曜日は3試合、日曜は2試合。チケットの値段は一緒。当然土曜日から早く売り切れていた。どうやら人気チームのパナソニックが日曜日は出ないらしい。


最初は日曜日のアリーナコートエンドかと考えていたのだが、聞くところによるとコートエンドは8列までしかなく、買えるのは5列目以降。んで、一段高いアリーナSSベンチ側とアリーナS審判側がこの日売り出し。せっかく進学祝いだし、ここから先、一緒に観に行く機会もあまりないだろうから、いい席にトライしてみようと朝10時と同時にアクセス。


取れない。一番高い席は、何回やってもエラー。すぐに◯は消えて△マークになった。でもまだあるはず。20分くらい何回もトライし続けて、こりゃあかんわ、様子見てやっぱコートエンドにしようと、10分くらい様子を見て再びトライしたが、SSはやはりダメ。おそらくは1枚とかの余りなんだろか、と考えてSにトライしたら、何回めかでようやく席指定まで繋がって、なんと1列めが出た!


こりゃ押さえなきゃと速攻決めて、引き取り締め切りは翌日の夜まで、でも外出出来ない日だから、また早く入手しないと、何かの間違いでしたはイヤだから、さっさとコンビニへ発券に行く。無事入手できてホッ。ウソみたい。帰りのバスちょっと待ったが、もうホクホクで、冷凍チャーハンとタバコと自販機のクリームソーダ買って帰る。


実は、アリーナSSSも、1試合ごとの入れ替え制で、Sは全試合同じ席で観ていられるコートエンドと値段の差はあまり無い。でも3-0で終わったとしても、3セット間近で観られる訳で、その迫力には代え難いし、ウチの息子は集中力がたぶんもたない(笑)。当該試合の対戦は今季リーグ戦、3試合中2試合が3-2だ。しかも片方は、人気はないようだが(笑)リーグ1位のチーム。楽しみだ。


なんかの間違いでありませんように。行ってみたら観にくい席でありませんように。


あと、はっきり言ってVリーグのチケット販売サイトは不親切。まず、どんな席かの説明ページが無い。また1回トライしてダメな時、サイト時にはまたパスワードを入れなくてはならない。不便この上ない。それでも売れるからかも知れないが、ちょっとねえ、と思ってしまった。あと、2試合日は次の試合も観れるようにして欲しい。これは無茶な願い。(笑)


帰ってきたら、息子がリビングでバレー遊びをして、私のお気に入りの、シャーロック・ホームズのマグカップを割ってしまっていた。ぐっとガマンして、これは友達が、ロンドンで買ってきてくれたものだと、とくとくと話す。あまり効いてなさそうなのがちょっと腹が立つが、形あるものはいつか壊れる。ネットで探してみよう。


昼ごはんのちゃんぽん作って食べて、妻子が外出して買ってきたミスドも食べた。この日はちょいテレビの日で、「神の守り人」観て、「美の巨人たち 尾形光琳」を観た。ワイシャツにアイロンかけてしまう。


守り人は、バルサが、大量に殺傷できる超能力というか霊の力を持った少女が、この力は神様が与えてくれていて、災いが降りかかってきた時に解放してどうしていけないの?となる。確かに、無力で幼い少女は、母が処刑された時、悪い人身売買のやつらに連れ去られそうになった時、今回は狼の群れにバルサがやられそうになった時と、自分ではどうしようもない危険がある時に力を解放する。かつて師であり父親がわりでもあったジグロに、命について説かれた時のことを思い出したバルサは、どうしようもなく涙が止まらなくなる。この残酷な現実の中で、この子に命の大切さを教え、力の抑制の大事さを理解してもらおうか、おそらく深く思い悩む。なかなか今回も見応えがあった。


次の本、安部公房の「壁」という作品はワケワカメ的であまり進まず。さすがというか(笑)。


日曜日。義母が来て、しばらく逗留。もうすぐ息子の誕生日。


ザーッとすごい勢いで行きが降ったが30分ほどでやむ。


この日は、クリーニングに出した夏物ズボンを取りに行って帰っただけ。また別のズボンを出して来た。暑くなると上着は着て行かないし、事務系の仕事に移って新調したから今年はズボンだけ。いまやっとかないとすぐ春は来る。下界の滞在時間はわずか20分ほどでさっさと帰ってきた。夕方は、私の部屋で、息子はアニメ見ながらマンガゲーム。私は写真の整理などもろもろ雑事と読書。


そんな3連休でした。寒いとやっぱ活動する気なくなるな。本については、多少新刊を挟むのがベターだなと思ってるので、また買いに行こう。バレー楽しみだな。

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