2016年4月25日月曜日

汝の隣人を愛せよ





4月は2月3月の代休消化をしているので週に一度くらい平日休みがある。

前回はあべのハルカスでピカソ展だったが、今回は倉敷出張の翌日を休みにしてちょっと美観地区を散策。大原美術館へと向かう。

その前にお仕事で倉敷駅周辺を観察。泊まったホテルもあまり綺麗ではなかったが、少なくとも駅前には、あまり大きくはないビジネスホテルばかりである。このへんは岡山駅周辺とだいぶ違う。また駅前と繁華街が離れている場合もよくあるが、倉敷は美観地区に向けて歩く途中に食事の店も多くあり、ご飯は苦労しなさそうだ。

さて、美観地区。昔来たかなあ。いや、たぶん来たことがない。数々の店はあるけど眺めるだけでいい。人工的だ、とか文句を言うつもりはないが、今回の目的は大原美術館1本だ。

外から敷地に入って正面両側にロダンの彫像がある。正面はいかにも西洋風で太い支柱がいくつもある、ギリシャ風、なのだろうか。本館入って順路の、比較的早い部屋に有名作品は有った。モネの「睡蓮」、セザンヌの風景画、マティスの風景画と人物像。ドガもルノワールもゴーギャンもある。ピカソも主にキュービズムの絵画がある。こないだのピカソ展は主に青の時代と薔薇色の時代だからちょうどいい?

ピカソの、動物の頭蓋骨のある作品は、太い直線とカクカクとした角が特徴だが、よくもまあ、あんなに思い切って太いまっすぐな線が引けるものだと感心した。

このあと他の印象派絵画も、前衛的な絵画も観たのだが、やはり時代の流行を追う者が多く、似たような感じを受ける。おおざっぱなのかも知れないけどね、私が(笑)。その中で、原田マハ「楽園のカンヴァス」の主役、アンリ・ルソーと、マティス、モディリアーニには個性を感じたかな。ルノワールは、リアルなひざやヒジ、二の腕あたりと、どれかというとぼやけた顔周辺とは描き方が違うようで面白かった。

途中廊下の踊り場みたいな所に展示されていた、エル・グレコの「受胎告知」は、全体のナンバーワンだった。印象派以降と違って、上手に描く絵画の類である。大天使ガブリエルも、驚くマリアも、衣服のひだまで上手で、色もインパクトがある、と思った。

本当に本物かと、その時は思って、あとで調べたら、いくつかあるエル・グレコの「受胎告知」の一つで、これが日本にあること自体「奇跡」と呼ばれているらしい。大原美術館の作品の買取役を任されていた、画家の児島虎次郎もさすがに購入の際に、パトロンの大原孫三郎に相談したとか。来て観たかいがあった。

その後分館で最近の前衛絵画や日本人画家の作品を見て、東洋・陶磁館でかなり古い時代の仏像館で棟方志功の版画などを観て刺激を受けた。

けっこう階段の昇降が多くて、暑い日にくたびれたが、気持ちいいものが残った。「受胎告知」の絵葉書でも買おうかな、やめよ、で帰って来たが、買っときゃ良かったと、後悔している(笑)。午後イチで帰って、マクド食べて髪切った。家で見た広島−阪神はもんのすごい打撃戦の末12-9で勝ち。メッセ打たれ過ぎ。

土曜日はお留守番。お昼はインスタントラーメンとおにぎり、夜はインスタントカレー。まあこんな日があってもと。息子とワンコ2匹でひきこもり。広島戦は黒田と岩貞の投手戦だが負ける。決定的な2点取られて3点差、最後ゴメスの2ランで1点差2-3エンド。

日曜日息子朝から塾。パパ単独お出かけクリーニングそしてやることといったら本屋巡り。ブックオフで「ハイキュー!」5巻と伊東潤「王になろうとした男」似鳥鶏「シャーロック・ホームズの不均衡」買って、ジュンク堂で「ハイキュー!」6巻と「GIANT KILLING」39巻買って帰る。暑くて半袖。

昼ごはんスパサラダ食べて阪神戦。きょうは先制追いつかれて高山の2ランでリード、横田の代打福留の2点タイムリーツーベースでダメ押し。能見完投。こないだ広島にカード負け越したから今回勝ち越しで五分に戻した。

ワンコと散歩。息子もスクーターでついてくる。帰ってすぐ公園でキャッチボール。座って受けてやる。左右で投げる。左投げのボールの軌道が面白い。2人とも肩が痛くなる。

ちょっと遅くまで起きて本読もうかと思ったら息子と一緒にグースカ。まだ夜、厚一緒にふとんなしではなんとなく不安。朝はさわやかに迎えられるだろう。

タイトルの意味が分かった気がした。


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