声出しは指名した女子のキャプテン。「しまっていこう!」監督の私は審判役で駆け出しまでやって「ケガしないように、楽しみましょう」礼で散る。我が方は先攻。
相手投手はかねてから聞いていた、高校野球投手経験者。なんか余裕で投げている。でももちろん手加減付き。2番がきれいに三遊間を破るヒット!しかしこの日不調の3、4番が返せず。
予告先発だった私がマウンドに上がる。そりゃあ若い頃はビュンビュン投げてたけど、たぶん10年以上ぶりのマウンド。届くだろうか。ここ数日は息子とキャッチボールをし、まっすぐ立って、足をキレイに上げて、左腕は壁を作り、右腕はたたんで身体の動きに連動させ、上から叩くように投げる、出来ればキャッチャーを突き抜けてバックネットに当たるイメージで、というのを旨にシャドーピッチングを重ねてきた。
やはり遠く感じる。しかし第1球は入った。おじぎボールだけど、フォームにブレがないからけっこういける。振りかぶるとぶれるから途中からノーワインドアップに。最初は三振!うそみたい。サードゴロエラーで出塁を許す。セットポジションで首を1塁方向へ振ると痛い素人。次のバッター。
カーン!鋭い当たりのショートゴロが二遊間に。しかし前日参戦を決めた草野球好きがここにいた。たぶん守備位置を変えていた。捕って、2塁ベースを踏んで、ファーストへ。アウト!なんとダブルプレー成立!めっちゃうそみたい。前日練習ではダブルプレーなんて永久にムリ〜とか言ってたのに。士気大いに上がる。
2回、6番ヒットで出塁、ワイルドピッチで2塁へ。7番の内野ゴロで3塁へ。バッター私。前日練習では、ボール気味の球はうまく当てられたが、ストライクゾーンはファウルだった。ここまでのバッティングセンターでもあんまり自信なし。アウトコースを右へ打とうとしたが、案の定力入って回転のかかったピッチャーゴロ。打点かと思ったけど、先頭の5番打者が倒れていたのでチェンジ。くっそ。
このウラから投手は経験者のサウスポーに交代。キャッチャー私。さすがにコントロールが良くてボールがおじぎしない。私はキャッチャーも若い頃はずいぶんやっていたが、なかなか反応できない。やっぱ怖いし。ワンバウンドみぞおちに入ってぐっとかなるし。ちなみにこの頃からキャッチャーそらしても走らない、というのが暗黙のルールになる。
三振と内野ゴロで三者凡退。「速い・・」という声も上がる。100キロくらいかな。ここから試合は膠着状態に。予想に反して0対0が続いた。相手の経験者も一発狙いだからかクリーンな当たりが出ない。
ふと観客席を見ると、子供が2人スタンドで遊んでいる。お母さんらしき人は試合を見ているようだ。バックネット裏やや1塁より高いところに陣取ったおっさんがたまに野次を飛ばしてくる。私は左手親指が痺れるように痛くなって、キャッチャーを代わってもらいファーストに入った。
ファースト守ってて守備機会はほぼゼロ。でもランナー出た時左投手がこちらを見ると、本当に投げそうな気がして、見るだけで牽制になる、というのもよくわかった。
さて、5回。我が方の攻撃ー。
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