2015年1月8日木曜日

年の瀬の2




12/28はけっこう大変。10時からウィンターカップ女子3位決定戦、11時から女子サッカー皇后杯準決勝、12時からウィンターカップ女子決勝、ウィンターカップ男子準決勝、14時から皇后杯もうひとつの準決勝。夕方までずっと、チャンネル変えながら見続ける。

ウィンターカップ女子決勝戦は、心情的に判官びいきで昭和学院を応援。桜花学園に何度か点差を詰めるが、最後も詰め切れず5点差で負け。赤穂さくら、ひまわりとも健闘。会場に三女も観に来ていたが、なんて名前かすごく気になった。(笑)

男子準決勝福大大濠は、市立船橋を迎えての準決勝。高さのある大濠が終始優位に進め、一時は20点以上の差が付くが、最終盤にヤマ場がやってくる。オールコートプレスに活路を見出した市船は、最少3点差まで詰める。よく走るし、外からも入るし頑張るが、最後はファールゲームで突き放されて負け。

昨日から好試合が続くが、勝つチームは、取るところで、バリエーション豊かに、確実に点を取る。桜花は3Pではない、ミドルレンジのシュートや、さらにゴール下ではなく少しゴールから離れたシュートがよく入った。台形のライン上から打って入るようなイメージ。私も中高で顧問に、この辺から入るチームは強い、とよく言われ、練習もさせられた。さて一方の昭和学院は、勝負どころでのミスが目立った。点差が詰まってきて確実に入れたいところでインサイドの赤穂さくらに入れず確実性の少なそうなシュートを打ったりとチョイスに首を捻る部分もあった。それは男子の能代も、きょう頑張った市船もそうである。また、能代はハイポスト付近に入れられるとなぜかポッカリとスペースが空いている、という事が何度もあって、そこからやられていた。

皇后杯は、日テレは阪口夢穂につきる。勝負どころに強いこと。仙台は選手の粒は揃っているが、相変わらず決め手を欠く。浜田遥は素晴らしかった。U23じゃなくてフル代表に入れるべし。浦和とジェフは、好ゲームで、効果的に縦に急ぐジェフが優位に進めるが、後半選手交代で活路を見出した浦和が勝った。高校生ジョーカー、清家貴子は素晴らしい。フル代表考えるべし。決勝はリーグチャンピオンの浦和と2位日テレ。サッカー的に噛み合う両チーム、リベンジに燃える日テレに期待、かな?

夜は全日本フィギュア女子フリー。樋口新葉は、13才にして身体ががっちりとしていて、往時の安藤美姫を彷彿とさせる。スケールの大きな滑りはスピードも速く、ジャンプは大きめ。しかし、表現力が無い。かつてこういった選手はけっこういたので、ちと心配だが、世代交代にセンシティブなジャッジがつけた高得点は期待点か。

本郷理華は手足が長く、女性らしい体型で、顔も、少し日本人離れした、うるんだ表情をしている。ジャンプもまずまず、この日はカルメンで、赤黒の衣装に身を包み大人のフェミニンな演技を表現力豊かに披露した。

宮原知子は、かなり小さく痩せているが、きちきちと、指先まで行き届いたメリハリのある表現、また目が大きく独特の表情で訴えるものがある、ノリのいい演技で逆転優勝した。村上佳菜子は5位だった。

新女王誕生を興味深く見守ったし、ノーミスの宮原には拍手だったが、正直3人ともスケールは前代には及ばない感じだ。ジャンプには高さを感じないし、国際大会に出た時、抜きん出た武器があるかと言えばそうではないと思う。今井遥や西野友毬も魅力は感じるがもうひとつ。繰り上げでグランプリファイナルに出場した本郷やNHK杯で3位の宮原が、これからどう伸びていくか、といったところか。才能のある先人たちも苦労をして研鑽を重ね、強いライバルたちと凌ぎを削った。10代の彼女たちもまさにこれから、だと思う。



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