2012年6月24日日曜日

痛い朝

昨日は、昼から公園サッカー。12時前から行って、途中砂場遊びを挟んで、2時半までやっていた。今は蹴るのが楽しくてしょうがない様だ。幼稚園の頃は、あんなに飽きが来るのが早かったのに、大した違いである。

夕方は西宮ガーデンズに出掛け、買い物&晩ご飯。中華食べて、本屋に行った。私はスポーツ雑誌Numberと、葉室麟「風渡る」三上延「ビブリア古書堂の事件簿」と珍しく流行りのものを買った。たまにはね〜。東野圭吾の「聖女の救済」と迷ったけれど、こちらはずっと売ってるだろうし、どこかで読めるだろうということで。さて、息子はというと

メアリー・ポープ・オズボーン「マジック・ツリーハウス 第32巻 救助犬バリー」

が欲しい、というので買ってあげた。これ、知ってますか?小学校低学年の子供達に、大人気のマジック・ツリーハウスシリーズ。ジャックとアニーの兄妹が、不思議なマジック・ツリーハウスに入り、過去のいろんな土地に行く、冒険シリーズである。前に読んだエルマーシリーズのようなものだ。恐竜時代に始まり、古代エジプトのピラミッド、古代ローマのポンペイ、ムガール帝国のインドや南極やロンドン、パリ、アフリカのサバンナなどなどでの大冒険。今年初めには映画も公開された。息子はこの日風呂にも入らずぐーすか寝入ってしまったので、パパが先に読んだ。ははっ。感想は、後日。

明けて日曜日の朝。ママと息子は早めに寝るが、私はたいてい深夜まで起きているので、最近はベッドのある別の部屋に寝ている。また、深夜に寝に行くと、レオンが凄い勢いで吠えるのだ。ワンワン吠えて、私が寝っ転がるとパパ撫でて〜と寄って来たりするのでひねくれている。今朝起きて仮面ライダーフォーゼを見た後ゴロンとしたくなったので、和室の布団に行ったらまたワンワン。横になるといつものごとく寄って来たので、口を押さえ、こら!ワンワンいらんぞ、と叱った瞬間ガブリとやられた。レオンは1年に1度くらい本気で噛んで来る。その度にかなり叱るのだが、きょうも機嫌が悪かったようだ。右手薬指先の腹、最も柔らかい、よく使う部分に結構深く行った。流水で洗い、指の根元をぎゅっと押さえて血をストップ、バンドエイドすぐ貼る。痛い。

昔、中2の頃、にやはり飼っていたチワワにやられたことがあって、噛まれた晩には指が腫れて膨れ上がり、病院へ行ったことがあった。噛まれたのもさる事ながら、犬の歯なんて雑菌の塊で、化膿したのだった。その時の事をまた、思い出した。

痛い指をそのままに、またサッカー。西宮浜まで行き、2時間蹴って、お茶ブレイクの後さらに1時間半。たとえパパの蹴ったボール止められなくて追い掛ける回数が多くても、楽しいようである。たまに、あ、これは俺の真似してるな、という時があって、妙に嬉しい(笑)。蹴り上げたり、高く跳ねるボールを止めたり、が楽しいようだ。

パパもまあ、そこまで走りっぱなしでもないので、いい運動になっている。さすがに最近は暑いけど。とはいえその時はもつスタミナも家に帰るとどどっと疲れだらりと過ごさずにはいられない。まあいいか。

指はまだ痛い。周囲どころか爪を触っても痛い。早く痛みだけでも引いてくれんかな。やれやれ。

2012年6月18日月曜日

思ひ出&サッカー

我が息子は、1才の後半から単語を喋り、2才になると長くはない文章を話す用になった。また、幼少の頃から、なにかを握るか、手に持っているのが好きだった。

確か、2才の11月ごろ、つまり2才9か月くらいの事だったか、両隣りの子供が総出で遊んでいて、そのうちに家の前の緩やかな坂を、みんなでスケボーに乗って下ろう、ということになった。息子は一緒に遊べるのが嬉しかったらしく、坂の上のお兄ちゃんたちのところへ「待ぁってよおぅ!」と駆けていった。実は、こんな事を大きな声で、親以外に言ったのは初めてだったので、ここでパパは驚いた。 子供達は総勢6人、うち4人がスケボーに座った。一番前に息子、その後ろにリーダー格の男の子が座って息子を後ろから抱き、「ブレーキは俺がかけるから、他の人は足で止めないでね」などと指示を出している。その後ろに彼の妹、一番後ろは逆の隣に住む、最年長のお兄ちゃん。4人も乗れば、緩い坂でもそれなりのスピードが出る。当時からビビりの子がだいじょぶか〜と心配していたが、息子は速くなっても、実に楽しそうな顔をしていた。左手には、お気に入りの、黄色い、野球ボールをかたどった、いわゆる庭球をしっかり握っていた。その場面を捉えた写真が残っている。皆、実にいい顔をしている。 いま、小学5年生だったった一番年長のお兄ちゃんは高校1年生。その双子の妹も女子高校生。リーダー格の男の子、そして、双子のさらに妹さん、最初に会ったときまだ小学1年生だった子も、中学生だ。子供の月日は早い。

この頃の息子は、一緒に寝ていて、起きると、私に無言で眼鏡を差し出していた。私が深夜に帰ると、いつのまにか起き出していて、いまでもお気に入りの、水色のブランケットを胸に丸めて抱いたまま、階段の上からじっと私を伺って、待っていたりした。時が経っても、消えない思い出だ。

さて、この週は、火曜に日本代表のオーストラリア戦を観た。気を抜くとやられる、もはや宿命のライバルとの対決。韓国とは98年のフランス大会以来、予選同組にはなっておらず、その間オーストラリアとは実に色々あり過ぎた。もう選手の名前とポジション覚えちゃったし、ケーヒルの顔を見るだけで正直ムカついたりする。ガツンと叩きたい相手だったが、スリリングな展開の末、引き分け。

やはりこれまでの相手とはワケが違う。肉弾戦も、厄介だ。内田、今野、栗原となんとDFばかり3人が次戦出場停止。次はCBが復帰の吉田まやと伊野波、右SBは酒井か駒野か。これもなかなかに痛い。PKのプレーについて、相手の監督オジェックの「内田はファウルをしていない」と言ったのも、このゲームのジャッジレベルを射抜いている。やれやれ。まあ困難に遭うのも最終予選。次はヨルダンやオマーンよりランクがひとつ上のイラク。ホームとはいえジーコ監督がなんとも不気味だ。ただ、最終予選ではここしばらく苦戦はしていなかったし、乗り越えるべき困難だろう。次は9月。パッと集まってすぐ試合だが、もう海外組ばかりだし、それも同じあるべき困難。快勝と行きたい。

余談だが、来年6月の最終戦はアウェーのイラクである。気候を調べたら、最高気温がなんと48度!お風呂より熱い。うっそー、である。ここまでには突破を決めておきたい。

さてこの土曜日は雨雨の中、息子と妻は大阪へ買い出し。パパはゆっくりテレビでスボーツを観る。父の日でポロシャツと定期入れを貰った。やはり嬉しい。よく見てるしさすが。雨は夜間に止み、日曜日の日中は晴れ。イナズマイレブンのカードゲームをして、お昼を食べて昼寝して、夕方公園に息子と出掛けるまでには地面も完全乾燥。

で、蹴ってみて驚いた。体重をかけて蹴る事が出来るようになっていて、脚も振り切るので、スピードが増している。進歩が見える。ふむ。きょうはドリブルの練習、私が言う事をやっと聞いてくれて嬉しかったのだが、人を抜く練習もちょっとして、好きなゴールキーパーの練習もしたりして、1時間半蹴りっぱなし。パパも最近よく休んで体調良いのか、あまりバテずに付き合えた。色々話して帰ったけれど、パパのシュート止め切れなかった、と悔しがっていた。まあ、あと5年は負けないよ。でもその意気や良し。蹴る時ボールを当てるところやボールの芯を捉える事など、いつもスルーなのにきょうは耳を傾けるのがなんか可笑しい。

汗みどろになってごはんお風呂、もう室内蒸し暑いのでドライかけて涼しく就寝。台風来るとか。どうなるんだか。きょうはこの辺で。

2012年6月11日月曜日

遠いお出掛け

先日、書店で新しい文庫本を勝った。宮下奈都「スコーレNo.4」である。前に買って裾直しに出してたパンツを取りに行った際、同じショッピングモールに書店があった。

ひと月ほど前、webに「絶対感動できる本」という書評が載っていて、その中の一つとして挙げられていた本である。評の中にも書店にも池井戸潤や重松清が有ったが、そこは私も捻くれているのか計算高いのか、他はブックオフに並んでいたり、人に借りることが出来そうな気がしたりして(笑)、見つけるのが困難そうなやつにした。本当は理論社から出ている、花形みつる「遠まわりして、遊びにいこう」が第一候補だったのだが、見当たらなかった。

スコーレ〜は、ある少女が、女性になってゆく過程を描いた作品のようだ。少々お姉ちゃん小説ぽいが、書評は「いまの生活にちょっと迷っているときに読むと、昨日とはちがった風景が確実に見えてくる」そうである。感動させてもらおう。

さて、土曜日は、朝から息子が行きたい、と言って来たので11時過ぎ発で、明石の天文館へ向かった。しとしと雨の中バス停へ。「バタバタ出て来たけど、ママも行きたかったかな〜?」と私が呟くと、息子は非情のライセンス(古い!)で、

「でもママが来ると、人数、多過ぎるな」

とのたまう。多分、コンビニ飯とかでも、パパと息子なら、はいはいーと決まってしまうことや、ジュースやおもちゃ等々、あれ買って、とか甘えるのに、何か言われるのが嫌なのだろう。そもそも、男2人は、気楽なものだ。世の奥様方、これは記録であって、他意は有りません。

バスでJRの駅へ。小銭を出す時、息子100円玉を欲しがる。今日は遠いから、疲れたとかまだーとか言わず頑張るんならあとであげるよ、と言う。JR新快速に乗り換えて、神戸を出ると、窓の外に鉄人28号の巨大フィギュアが突如出現。ポスターで見たーと2人盛り上がる。須磨過ぎて海が見え、明石海峡大橋が見え、案の定まだ〜疲れた〜とか言い始めたので先の約束を持ち出すと少し黙る(笑)、などなどで明石到着。目の前に城。雰囲気も阪神間脱出の感あり。昼ごはんで蕎麦屋に入るが、息子はちょっと食べただけで、本屋で見かけたてれびくんに気が行っててあまり食べず。歩いて1キロの天文館へ。雨はすっかりあがってやや暑いモード。セブンイレブンで涼を取ったりしながら、20分で到着。さすが日本標準時、建物はこれまでで一番立派だねーなどと話をしながら入る。

時の記念日の週末で、入場無料。展示をなんとなく見て、オマーンやヨルダンではいま何時?とか時差当てクイズをした。そして、14階の展望室まで、塔の狭い螺旋階段をひたすら昇る。壁には星座図がずーっと貼ってあってそれを全部読みながら行くと見晴らしのいい展望室。明石海峡大橋が綺麗に見える。お決まりの双眼鏡で、橋の下の船を捉えたりして遊んでたらもうプラネタリウムの時間。

私的には日本標準時の天文館への訪問は意味があったのだが、どうも展示に終始していて、正直、あの小さかった伊丹の科学館よりも遊べるところが少ない。またプラネタリウムも、説明員の話がやたら長くて眠くなった。息子もあまり面白くはなかったようだった。

帰り、向かいにあるカブト虫クワガタムシの店に寄ってみて、昼ごはんあまり食べずのおやつの時刻、「死ぬほどお腹すいた」とのことで、セブンイレブンでロールケーキ買ったら「めっちゃうまい!」と食べた。

駅前にトイざらすがあったので寄ってやる。いろいろおもちゃ見て、段ボール戦記のお風呂ボール、入れると丸く固めた入浴剤の中から小人形が出て来るやつ買って、イナズマイレブンのサッカーゲーム1回だけして、てれびくん買って帰る。

新快速に乗ってる時間は24分、そんなには長くない。でもいつものことで帰りはダウン。これが東京だと座れないし車内暑いのだが、そこは関西の西の方、楽勝2人掛けで、ゆっくり眠ったようだ。また駅に着くとすぐバスが来て、すっと座って帰れた。ラッキー。ところがバス降りた瞬間から突然の豪雨襲来。2人で小さい折りたたみ傘に入ってわーわー言いながら家まで帰ったのでした。

この日の反省は、「てれびくん、昼ごはんいっぱい食べたら買ってあげる」と言えなかった事かな・・。魚の棚にも寄ってみたかったな。

雨が降ると、気温が下がってこの季節の夜は、まだ涼しい。もうすぐ、降ると蒸し暑くなるのだろう。

日曜は、パパ書類書き。息子は宿題して、放っとかれ状態。ひと息ついて、夕方ハッピーセット買いにまた2人で出掛ける。息子変形できる車のおもちゃ貰いほくほく。息子は野菜生活、パパはアイスコーヒー飲んで、帰りは川沿いをずーっと歩く。河川公園にはけっこう遊具があって、半日閉じ籠っていた息子は楽しそうに遊ぶ。涼風が吹いていて、親子連れがけっこう出ている。川に脚を浸して遊ぶのが気持ち良さそうだ。川辺には紫陽花が咲き誇っている。そういや、梅雨入りしたんだっけな。

帰ってごはん食べて、お風呂入って、寝かしつける。男子バレーは、オリンピック行けなかった。8年務めたいまの監督も退任だろう。次のジェネレーションに引き継ぐタイミングか。

火曜はサッカー日本代表のオーストラリア戦。序盤のヤマだ。さっさと帰って、観ることとしよう。

2012年6月9日土曜日

明日の行方

6月6日、金星の太陽面通過は、よく見えた。金星ごま粒みたいだったが、まあ、こんなもんだろう、と思った。

ここのところ、スポーツ三昧である。なにせ、サッカーはワールドカップアジア最終予選、男子バレーもロンドンオリンピック世界&アジア最終予選、あまり目立たないが陸上もオリンピック最終選考会の日本選手権。おまけに深夜はユーロ2012が始まってしまっている。もひとつ、フレンチオープンって、何で有料チャンネルでしか観れないかな〜。

さて、もちろん全部観てはいない。せいぜいサッカー日本代表くらい。ちなみに我が家では、サッカーは、ピザにビールorコーラと相場が決まっている。日本は2戦快勝で、こんなにうまくいっていいのか状態。ビールもうまい(笑)。今回は、スケジュールに恵まれている。こういった大会は、「入り」がまず大事である。本田ですら、最初は硬かった、と述懐している。オマーンの監督は、南アフリカワールドカップで、日本が戦った時の、カメルーン監督だったルグエン。もともとリヨンを率いてフランスリーグ3連覇を成し遂げた監督だったのだが、カメルーンでは選手たちの反発を招き、采配にも疑問符が付くものが多く、3戦全敗で南アフリカを去った人物。

デリケートな初戦、策士であれば何か仕掛けて来るかと思ったが、試合後の会見で語っていたように、実力差があった上に、シーズン終了直後、蒸し暑いアウェーでの戦いでは、いかんともし難い部分があったようだった。次のヨルダンも、初戦はホームで引き分けと波に乗り切れない状態での次戦は、試合間隔の短い中、時差が8時間ある、蒸し暑い地でのアウェー戦。日本は90分で勝ったことの無い相手とはいえ、格下に変わりは無かった。

3連戦となるのは日本とオマーンだけなのだが、日本はホーム、ホームと来て、次は時差が無いと言ってよく、いま秋から冬に向かう時期のオーストラリアでのアウェー戦。日本よりは涼しく、また対戦相手はホームとはいえ、極端な時差を克服しなければならず、しかも初戦はオマーン相手に引き分けて、「入り」に失敗している。

3連戦はキツイかな、香川2戦めフル出場でしんどそうだったし・・という不安材料はあるが、コンディションを冷静に見ると、少なくとも引き分け以上が期待出来そうだ。何より今は勢いがある。かつての日本の様に、攻撃に確固たる方法論が無く、メンタルも実にナイーブ、というところからは隔世の感がある。

ここで勝ち点3が取れれば、かなりの貯金となる。シーズン始まったばかりで、ヨーロッパ組のコンディションが上がってないであろう9月のイラク戦を始め、ろくに練習時間が取れないと思われる11月、3月の試合に向けて余裕が出る。来年6月の最終2試合も短い期間に、時差のあるホームとアウェーを行き来しなければならないのだから。今回疲労はあるとは思う。しかし相手のコンディションも良くない。オーストラリアは叩いておきたい相手。勝ちを期待している。まあ負けても焦る段階ではまだ無いんだけど。

明日は運命が決まる男子バレー。本当に、ギリギリだ。奇跡を祈りたい。

きょうのお出掛けのことも書こうかと思ったが、長くなったので、またあした。

2012年6月3日日曜日

5月書評

5月は、4冊。1ヶ月5冊を目標にしているが、正直スタミナが持たなかった。順番に行こう。

北村薫「秋の花」円紫さんシリーズのひとつである。このシリーズは初めて読んだ。コミカルな中に、じわっと、女性的な抒情がにじむ。これを読んで、北村薫は女性的なのだ、と改めて思った。お馴染みの登場人物の明るいやり取りにも、漠然とした将来への不安さえ見える。文学的素養を散らした構成は、知的、物語的ベースを作り、ジャン・リュック・ゴダールの映画までも想起させる。このような雰囲気が女性受けするんだろう、と思う。

トリックは、見事だったと思う。私が思うに、良いトリックというのは、説明されてみれば、なあんだ、というくらいシンプルなものだと思う。だから、しばしば作家は、読者に考える時間を与えないよう知恵を絞るのだが(と、勝手に想像している)その部分は自然体だったように見受けられた。ただ、推理自体は充分に想像力でカバーできるものだったとしても、探偵が、ちょっとスーパーマン過ぎた気がしている。

同じく北村薫「ターン」この作家の「時と人3部作」は幾人もの方から読むよう薦められ「リセット」は読んだ、と言ったら、残りどちらから読みます?と言われた事もあった。「リセット」に比してもっと直接ファンタジー的な要素に満ちていて、こちらのベースは、見てみたい、と思わせるような版画と、初々しく切ない恋心だ。シチュエーションは違うが、何となく、恩田陸の「月の裏側」や辻村深月「冷たい校舎の時はとまる」を思わせる孤立もの。たったひとつとはいえ元の世界との繋がりか保たれている点でこれらと違う。

やはり、かなり女性的。昭和初期、戦争期、文学、絵画とベースをしっかりさせ、流れる雰囲気を作るのが北村流か。正直、平和な世の中では、ちとファンタジック過ぎる気味があるのと、後半の、正直展開とミスキャスト、シチュエーションの勘違いは、説明されても、よろしくないと思わせる。次は「スキップ」だ。

渡辺俊介「アンダースロー論」現役投手による、アンダースロー投球術の本。個人的にアンダースローには憧れがある。昔沢木耕太郎が「魔球の中の魔球、それがナックルボールだ」と書いたが、サブマリン投法という特殊な投げ方で打者を打ち取って行く姿に、特殊な感情を抱いてしまう。少年時代山田久志、足立、サイドの柳田をテレビで見て、また地元のライオンズに山下、石井という好投手がいたからだろうか。再読なのだが、変わらず楽しめた。

リチャード・コーフィールド「太陽系はここまでわかった」太陽、月、地球にその他の惑星、衛星の探査について、最初の発見からその背景、最新の現状までが書かれていて、半分はもう知っている話なのだが、本当に面白い。金星は湿潤な惑星と見られていた、とか火星には生命体があるという想像がなされていた、等々。学説も紹介されているので時間がかかった。また、読了後2〜3日の時間があったが、しばらく新しい本に入りたくなくなったのも事実。でも金環食の週から読めて、何と言うか、いい気分で読めた。

5月は、以上。次は伊坂幸太郎「砂漠」で、北村薫「スキップ」と貸してもらったハードカバー、高野和明の「ジェノサイド」が控える。まあだブックオフには行かなくて良さそうだなあ。

東京行はきょうでこのシリーズ終了。当分はなし。もう6月か。去年の今頃は単身赴任調子に乗って遊んでたな〜。もはや懐かしい。まあ、また秋には東京行は数有るだろう。やや追い掛けられる生活だったし、多少はゆっくりしよう。