2018年3月26日月曜日

いよいよ?







明日からもう最高気温が20度。それが続くそうだ。この週は雨がちで寒く、冬用装備で会社行ってた。いよいよ春本番か。まだ桜は3分咲き。一気に開花が進むだろう。


特に波は無く、間に春分の日を挟んで、毎日安定した生活。春分の日は雨をついて散髪。100円ショップでお菓子買ってすぐ帰った。


土曜日は午後から歯医者。定期チェック。歯科衛生士さんによれば、おおむね出来ているが、曲がった歯の隙間とか、銀をかぶせた隙間とかに気をつけて、前側はちょっとすり減るくらい磨けてるが、裏側の先ほど言ったとこを気をつけるように、とのこと。今回歯医者に行くようになってからかなり歯磨きをするようになりフロスも毎日しているから褒められると単純に嬉しい。


バスまで時間があったから、川沿いの公園を歩いてみた。桜は3分咲き。でもはやお花見のグループがポツポツとシートを広げている。来週の土日は毎年のごとくすっごい人なんだろうなあ。


アイロンかけて、寝る。夜はまだ寒い。電気ストーブつける。


日曜日。この日から息子は23日の部活春合宿。やったなあ。高校夏合宿は45日だった。


7時には出かけていくのでとりあえず起きて見送って寝る。9時に起きて朝ごはん食べて図書館。1時間集中読書。夏の休日に、涼しいところで本読みたいと通い始めたんだけど、なぜかというかやはりというか、ものすごく集中できる。安倍龍太郎の直木賞作品「等伯」上下巻。土曜に読み始めて進まなかったが、ちょうど物語が動き出した場面ということもあり、あっという間に100ページ読んでしまった。駅でモロゾフのプリン買って帰る。長袖シャツに春パーカー。風が吹くと寒い気もするがちょうどだ。最高気温18度。


帰ってからも読んで、ほぼ1日で上巻読了。話が織田信長からの戦国時代に被っていて、等伯の身の上と同時進行で綴られているので興味が湧き読みやすい。下巻にかかろう。


ワンコの散歩。夕方は風が寒い。ライトダウン。遠出パターンのコース。細い川沿いの、大きな道。ガードレールの向こうは川へ向かってV字型に落ち込む谷。けっこう落差があって壮大。散歩の途中予感がして探してみるとつくしの群生を発見。うわー、何年ぶりだろ。さすが山。


ソファで本を読む。普段はいっしょにスポーツアニメの録画を見たり、野球ゲームの話を聞いたり、プロ野球や部活の話をしたり、風呂入ったら薬を塗ってやったりなので、息子がいないとヒマである。まあいなくなったわけではなし、しばしの寂しさを楽しもうっと。

2018年3月18日日曜日

春浅く?







春浅く、というにはもう3月も下旬。木曜日までの日中は20度くらいまで上がったらしい。高い階層でデスクワークをしていると、さほど感じない。ランチも食堂だし。行き帰りは風がまだ冷ためで怖く感じるが、木曜日は初めて春夏物スーツにコートなしで通勤。しかし翌日の金曜日の夜から冬並みの冷え込みとなり、1日でフルの冬装備に戻った。


土曜日は図書館。午前中は厚いダウンでもちょうどくらい。雲ひとつない青空のもと川沿いを歩いて行き、本を検索して、30分くらい集中して読んで出てくる。ポール・オースター「ムーン・パレス」見つけたのは収穫。今度借りよう。


今週は百瀬しのぶ「おくりびと」を1日で読んで、夏目漱石「文鳥・夢十夜」に3日かかって、ゴーゴリ「外套・鼻」もまた1日で読んで、阿刀田高「新約聖書を知っていますか」を土日2日間で読了。合計7日間で4冊。はい。


で、日曜はブックオフ。じっくりと見たが今の指向は文豪もの。


芥川龍之介「地獄変・偸盗」

谷崎潤一郎「吉野葛・盲目物語」

宮沢賢治「注文の多い料理店」


谷崎潤一郎は初。芥川の本には、北村薫の「円紫さんと私」シリーズのタイトルにもなった「六の宮の姫君」が収録されているのが決め手となった。いいなあ、文学探偵、リテラリー・デテクティヴ。再読しようかな。


バスで帰る。この日は気温が上がると言っていたが、西宮北口は北側だから日陰で寒いのか?ブルゾンでは寒かった。天気は雲が多く風も冷たい。正午ごろ家へと帰る山道でやっとネックウォーマー外した。思い切って秋篠寺行って伎芸天像観て、平城宮練り歩いて、法華寺の十一面観音像という奈良巡りしようかなとも思っていたが、緊縮財政中ということもありやめる。節約節約。


家に帰って午後に「新約聖書を知っていますか」読了。いやー絵画や小説のモチーフでたくさん出てくるから、少しは知ってるつもりでいたけど、たくさん知らないことあった。読んで良かった。阿刀田氏も、「ギリシア神話を知っていますか」「コーランを知っていますか」よりも真摯な姿勢だったような・・。やっぱ話を知ってる人が多く宗教関係者にも配慮したからかな。


「受胎告知」は大原美術館でエル・グレコを観て、大阪でティツィアーノを観た。太宰治の「駈込み訴え」は何のことかと思ったらイスカリオテのユダの話だった。今度何か観たり読んだりする時は、少しは違う見方ができるかな。


夕方いつものようにワンコの散歩に出る。風が冷たそうに思えたのでライトダウン、下もほこほこ系で行ったが、ネックウォーマーいらず、そこそこ春っぽかった。


季節は確実に移ろっている。明日から雨がちで火曜以降気温も下がるそうだが、その先には暖かい桜の季節が待っていて、過ぎたらすぐ暑くなる。


医務室で計ると、また1kg減って61kgになっていた。腹筋の種類を増やしてから手応えがある。これで記録に残る最も高い体重から約7kg減。昨年10月の検診から4kg減。すでに今年10月までの目標クリアしている。この上は、次は60kgと、ウエストもうワンサイズダウンが目標だ。


ちょっと落ち込むことが多い今日この頃。でもメンタルは強いから、大丈夫だ。

2018年3月12日月曜日

2月書評の3




しばらく2月書評をアップするの忘れてた。

2月は13作品13冊。まあ、てなペースだ。ここのところ、日本の近代文学にハマり気味。室生犀星良かった。また読もっと。そんな目でブックオフを探すのも悪くない。まだまだ楽しめそうだ。

息子は最近現在過去未来のプロ野球にハマってて、いまのお気に入りは伊藤智仁、だって

3.11から7年。ホントに忘れ難い、大災害。前日に文芸クラブの集まりをやったんだった。みな元気かなあ。きっといつか再会を。

志賀直哉
「清兵衛と瓢箪・小僧の神様」


やっぱり「城の崎にて」は名作だなあと思わせる。高校教科書ね。


春の日の夕方、山中で枯れ枝を拾い集めていた少女は、自分を呼ぶ声を聞く。声の主を探してみると、雑草の中から首を差し出している菜の花が目に入ったー。(菜の花と小娘)


「小説の神様」志賀直哉の初期・中期の短編集である。10ページ以内から長くとも30ページという13の短編が収録されている。


明治43年の「白樺」創刊号に掲載された「網走まで」、自分の生い立ちの一部「母の死と新しい母」、理解者のない少年を描いた「清兵衛と瓢箪」、「小説の神様」のもととなったモダンな話「小僧の神様」そして小動物の死に暗澹とした人の死生観を重ねる「城の崎にて」などなど、作品はバラエティに富んでいる。


奇談っぽかったり、ミステリー風味だったり、面白い設定を先行させた時代ものだったりとなかなか興味深い。私的にはやはり「城の崎にて」が別格で、タイトルとなった2つもなにがしかを感じさせる。「菜の花と小娘」は宮沢賢治のようでいいし、「網走まで」は小品として上品で興味深い。


「城の崎にて」は教科書に載っていて、私はこれで「拘泥」という言葉を覚えた。心に残る、暗い話だった。当時も中学の時、溺れかけた鼠を助けたことを思い出したが、再読してその記憶がまた蘇った。


私は日本文学はあまり明るくなくて、未読の「暗夜行路」が長そうなので先に短編集を読んでみた、というとこである。他の作品も読んでみたくなった。にしても、白樺なんてもう100年以上も前の創刊で、なぜ明治大正昭和初期の小説ってこんなに興味を惹くのだろう。改めて、だけどね。


北原尚彦

「シャーロック・ホームズ 秘宝の研究」


いやーもうマニアック。「ほんまもん」のホームズコレクション。タイトルはもちろん「緋色の研究」スタディ・イン・スカーレットから来ている。


シャーロック・ホームズものの訳者、作家の著者が主に書籍などの自分の収集物を紹介していく。最初は映画・ドラマの「SHERLOCK」から始まって、スタートレックとホームズの関係、幻の映画シナリオと入っていく。


それから別冊付録まで含めた国内児童書、国内マンガ、ホームズをもじったキャラクター、海外コミック、ミニチュア本、飛び出す絵本、ゲーム、カード、珍本の類まで、稀で面白く、キワモノ的なものを中心の披露となる。過去のものから現代まで実に幅広い。


へーっとなるのもあったし、昔の山中峯太郎「翻案」つまり作り変えの児童用ホームズシリーズには懐かしさも覚えたが、大半はちょっとついていけなかった。いや、「ほんまもん」のマニア・コレクターはすごい。


映画「シャーロック」は第1作は観たものの!私は追いかけていない。どーも007っぽくて、情熱が湧いてない。このへんもアマチュアである。


実はもう少しまじめに、国内海外のパスティーシュ、パロディを紹介していく本なのかなと思っていた。思いっきり違ったので返って笑えた一冊だった。


ふつうにパスティーシュ、パロディを読んでいてもかなりバリエーション豊かで、どちらかというと自分で許容度が高めだと思ったりしてたが、海外で古書店巡りをしたり、webの情報を常にもはや監視してたり、とにかく買ったりとはなかなかいかない。


まあ「憂国のモリアーティ」くらいは読み進めてみようかな。


太宰治「きりぎりす」


女性1人称は太宰の得意技。いつものぐたぐだの心理もの、コミカルなものも詰まった短編集。

 

太宰治中期、作家的には比較的穏やかな時期、世相としては日華事変からアメリカとの戦いに向かう時期である。14編が収録してある。


太宰治は、白眉である「女生徒」に加え「ヴィヨンの妻」、さらに戦後のベストセラー「斜陽」など、女性1人語りの小説が非常に上手いと、私も思う。


今回も「燈籠」「皮膚と心」「きりぎりす」「千代女」がそのたぐい。それぞれに特徴があったが、自分で醜女だと思っている女と実直で優しい男の「皮膚と心」は、描写がリアルで、さまざまに揺れ動く女の心に優しい夫がいい味付けをしていて好感が持てた。「きりぎりす」は突飛だが、演出的でまずまずだった。


女もの、に反し、太宰は男もの、ほぼ自分を主人公としていると思われるものはなかなかぐだぐたなものもある。ただ、正直で、多少の計算が入っているのも含めて人間らしいとは思う。この巻では「善蔵を思う」とかおそらく井伏鱒二との手紙のやり取りを念頭に置いた「風の便り」とかがそれである。


全てに言えることだが、太宰は得意技を持ち、また自分のだらしなさをさらけ出しながらも、天性の切り取り方が出来る作家だな、とは最近思う。それは、この巻の、女との心中を描いた「姥捨」の風景描写においても、先の「善蔵に思う」でニセ百姓にだまされて買わされたと思い込んだバラにしても、「千代女」の「炬燵は人間の眠り箱だ」という表現にしても、瞬間的な、キラリと光る美的感覚にしばしば掴まれる感じがする。


有名なとこでは「女生徒」の「キウリの青さから、夏が来る」とか「富嶽百景」の「(富士山が)ほおずきに似ていた」とか。サラリと短く言うのがまたニクい。たまにハッとさせられる部分である。


戦地の兵隊から送られて来る小説の話「鷗」、なんともユーモラスな、犬にまつわる話「畜犬談」なども入っている。すっきりしたものばかりではないが、面白みはそれなりにあった。


高田崇史「鬼神伝  鬼の巻」


鬼と人。仏教と日本の鬼。けっこう好きなとこをダイレクトに衝いてくるラノベ。


京都の中学生、天童純は学校の帰り、タチの悪い同級生に追われ、逃げ込んだ寺で平安時代にタイムスリップする。過去では少年の源頼光の迎えを受け、鬼と戦うよう促されるー。


鬼がらみの話は好きで、酒呑童子を退治した源頼光の下の四天王、渡辺綱、坂田金時、卜部季武(すえたけ)、碓井貞光らが出演するだけでもワクワクする。


さらに四天王らは四神の玄武、朱雀、青龍、白虎を操り、純が手なづけるのは雄龍霊(おろち)という名の龍。素戔嗚命の血を引くものしか操れないという。鬼たちにも日本の神がたくさん出てくる。アイテムとして草薙剣も。いやー仏教関係もけっこうごちゃっとしているエンタメなのかなと。


ベースの価値観として、手塚治虫氏が「火の鳥 太陽編」で描いた、異国の宗教である仏教vs古来の神という図式がある。ふむふむ。


物語はラノベ的で、児童小説とも言えるが、ボトムにあるものは大人でないと受け止めるのは難しいかもな、と思ったりする。


息子を寝かしつける時に、ヤマタノオロチの話とか、四神の話とか、渡辺綱と鬼の話、桃太郎に出てくる鬼から創作した物語をよく語っていたのが懐かしい。


よくあるゲームのような展開の小説なんだけど、ライトとはいえ好きなところを衝いているのでちょっと興味シンシン。続きも出ているらしいのでまた読んでみよかな。


このへんのネタで大人な小説も読んでみたい気もするが、まあなかなか難しいのかな。


2月書評の2





夏目漱石「坊ちゃん」


「どんでれがん」がヒットたった。もうどれくらいぶりか分からない。こういう話だったかと。。今の目で読んで満足。清への念が美しい。


主人公の「おれ」は東京に暮らしていたが、父が亡くなったおり、兄と遺産を分割し物理学校を出て松山の中学校へ数学教師として赴任する。新橋の停車場までは子供の頃から可愛がってくれた下女・清が見送りに来てくれた。松山に着いてから、さまざまな騒動が主人公に降りかかる。


過剰にべらんめえ調のまっすぐな人柄を設定し、遠慮なく田舎者をぶった斬っている。だから四面楚歌の状況が際立ち、大人の世界の不条理もエッジが効いている、と思った。


狸、赤シャツ、うらなり、山嵐、野だとあだ名は楽しく引きも切らず。また悪口の言葉がけっこう楽しい。「どんでれがん」はクライマックスの大立ち回りの際に出てくるが、主人公が殴ったり殴られたりしながら騒ぎに揉まれるさまがリアルに人間くさく感じられる。


夏目が1年だけ松山に行ったときはこういう騒動には無縁だったというが、どういうインスピレーションかな。いまなら問題化するかも(笑)。


それにしても、主人公の、清への思慕は美しい。それもまたこの物語の味だろう。


呉座勇一「応仁の乱」


ちょっと前に話題になった本。奈良がこんなに戦乱の中心にあったとは知らなんだ。


応仁の乱は京都で10年以上続いた戦乱として大きく取り上げられているが、経緯がなにやら単純ではないこともあり、どうしてこんなに続いて、どんな戦闘だったのかは小中学校のレベルではハッキリと掴めない感じだった。高校世界史だったし。


で、改めてこの人気の書に目を落としてみると・・、絶大な権力のあった奈良・興福寺が大きく絡んでいること、また大和は群雄割拠の火薬庫状態だったことにちょっとびっくりした。最近マイブームの奈良に当時どのような権力と形式と、各勢力との絡みがあったのかを集中して読んだ。なじみの薄い時代の地域のこととて少し難しく、気を入れなければ読み進められない、というのもあった。


応仁の乱は様々な時代背景はあったものの将軍の跡目争いに絡み、有力守護大名の細川勝元と山名宗全の戦いである。地図も掲載されているが、京都のいまの上京区あたりの狭い地域に敵味方の屋敷と将軍御所があり、いわば京都の真ん中で起き、思ったより戦いが激しかったとか。今なら実感できるが、確かにそれは大変だ。


始まってみると諸勢力の事情でなかなか終わらない戦いになっていった、というのもよく分かった。


室町時代は基本的に守護たちは在京していたが、乱後、自国へ帰るのが主流となり、戦国時代へと繋がった、というのはこの時代の図式がよく分かり、なるほどの結論だった。


それにしても、争いも登場する人の数も多過ぎる。すでに戦国っぽいが、戦国時代と違うのは仮にもなんらかの権威、興福寺とか将軍職とか朝廷とかが絡むところ。いかにも、都っぽい。ふむふむ、だった。


今度改めて興福寺行って、ならまちに寄って美味しいものでも食べようかな。


室生犀星「或る少女の死まで 他2篇」


清冽さを味わう。憧れのあった金沢の詩人、室生犀星の小説初読み。


七つくらいの「私」は時には1日数度も、近所の実父母の家に遊びに行ってお菓子をねだったりしていた。養母には親しみにくさを感じ、養母の娘で出戻りの姉のことは大好きだった。九歳の冬、実父が亡くなると、実母は行方知れずになってしまうー。(幼年時代)


室生犀星は元剣術指南で畑仕事もする、妻亡き60代の父と若い女の間に産まれた子で、雨方院という寺の住職の内縁の妻にもらわれ、さらに住職室生氏の養子となったという複雑な生い立ちだった。


それは読む前に知っていたが、この自伝的な小説で、あっけらかんと実父母のところへ遊びに行き、子供らしく甘えているのにはかなりびっくりした。そして少年には鬱屈も溜まっていくが、その心を慰めるように、成長を促すような温かさもそばにあった。


少年の葛藤と喪失感、拠り所のバランスと、読み手に与える安心感のようなものは清冽で天性かと思える。空気感がまた不思議にしっくりと来る。金沢の庶民の情景も控えめに叙情的だ。なかなかやられてしまった。


次は十七歳の私を描く「性に眼覚める頃」タイトルはストレートだが、内容はさほど生々しくない。そして二十歳過ぎに東京に住んでいる私の交流を綴る「或る少女の死まで」の合計3篇が収録されている。


解説にもあるが、後の方の2つは小説として技巧的な部分が入って来ているかと思える。それぞれ微笑ましさと哀切がないまぜになっていて、素朴でまずまず良き作品だと思える。「善蔵を思う」とか


室生犀星はその名前に惹かれていた。犀星は金沢の、犀川の西に住んでいたことから来ているらしい。かつて冬に金沢を訪れた時のことが蘇る。詩人だからと作品を手に取ることがなかったが、今回小説を読んでみて良い感性に触れた心持ちがしている。


他も読んでみようと思う。


町田祥弘「内部統制の知識」


ちょっとお勉強。


うんちくを述べると、日本で内部統制報告制度、一般に言う「J-SOX」が導入される直前の本である。


もう10年ほど経つけれど、今でも当初の考え方が反映されている部分が大きいのではないかと読んでみた。だいたい予想は当たっていた。まだ始まってないから実務的とは言い難いかもだが。


東芝に史上初めて?内部統制監査で不適正意見が出たり、それなりに騒がしいこの業界、この時代。


まあたまにはスタディですな。スタディ・イン・スカーレットはシャーロック・ホームズ「緋色の研究」。ありがとうございました~。

2月書評の1






 椹野道流「最後の晩ごはん 

                  刑事さんとハンバーグ」


上下巻もの、上中下巻ものと読んだんで、身体がラノベを求めた(笑)。


もと俳優でスキャンダルから芸能界を追放された五十嵐海里が故郷に近い兵庫・芦屋市の「ばんめし屋」店長夏神に救われ、住込みで働き出してしばらくー。兄・一憲と和解した海里の店に芦屋署の刑事にして一憲の高校時代の親友、仁木が訪れるが、海里は仁木の身体に霊的なマフラーが巻きついているのを見る。仁木はストーカー事件の担当らしいのだが・・。


地元もの。料理もの。店に訪れる人に関係する霊からその人の事情を理解し、最もふさわしい料理をこしらえる、ほっこりラノベ。シリーズ第1弾を読んで、芦屋在住の持ってる人に借りた第4弾。まあこの手のは間を読まなくてもだいたい分かるようになっているから支障はなかった。


夏神、や一憲、元は眼鏡の精?で英国紳士の姿でも活動できるロイド、一憲の新妻・奈津らがほんのりといい味を出している。ベースの事件はちょっと許せない系だが、だから、感情移入のトリガーとなる。料理も凝ったものでなく、美味そうだ。


私は結婚前8年間芦屋に住んでいたから、物語に出てくる場所もどこなのかはっきりと掴めて余計楽しい。それなりに人気らしいし、また2、3も読もう。昨年読んだ太宰府ものとか福岡の中州ものとか、最近は奈良ものもあるらしい。ご当地ラノベはなかなか面白いな。


ウィリアム・シェイクスピア

「ジュリアス・シーザー」


ブルータス、お前もか。悲劇時代の幕開けとされる、比較的まっすぐな芝居。アントニーずる賢くて上手い。


ローマのシーザーを暴君として、ブルータスほかの武人たちが暗殺を企て、殺してしまう。シーザーの側近だったアントニーは殺されず許され、民衆の前でシーザー追悼の演説をするが、うまく民衆を扇動し、ブルータスらを追放する。


比較的ブレのない劇である。一旦は壊滅的劣勢となったアントニーが舌先三寸で有利不利を逆転させる。暗殺はしたものの、ブルータスのまっすぐさが目立つ話である。


アントニーは非常時というのに上手い。その台詞回しがなかなかテクニカルだ。


この物語には、天変地異はあり、またシーザーの亡霊も出てくる。が、魔女のささやきや亡霊の導きはない。またシェイクスピア特有の言葉遊びもない。まっすぐなストーリーで、高潔なローマ人の男が数多く出てくるのに対し女性は2人。「色気のない」率直な政治劇と捉えられ、だからイギリス人に好まれ、学生演劇に多く取り挙げられているそうである。


確かにこれまで読んで来たシェイクスピアとはちょっと趣を異にはするものの、攻守ところを変えるのが鮮やかで、逆転した敵役の人情を描いてみせるところも懐が深いと思う。


人気があるのはそれに加えて、大帝国ローマの版図を広げた英雄シーザーのネームバリューと、なにかと名セリフが多いところも大いにあると思う。


ブルータス、お前もか。参考にWikipediaで調べてみたが、劇的な人生と名セリフに、「ローマ人の物語」が売れたのも分かる気がした。


ラフカディオ・ハーン「怪談・奇談」


昔話怪談は好きなタチ。「耳なし芳一」は久し振りに読んだな。福岡に近い山口の話。


赤間ガ関の阿弥陀寺に、源平の合戦物語を得意とする、芳一という盲目の少年琵琶法師が住んでいた。法事で和尚と小僧が外出したある夏の夜、芳一のもとに侍が迎えに来て、芳一は貴人たちの前で弾き語りをした。翌晩も出かけた芳一の行動を和尚は不審に思い、下男に尾行を命じる。雨の降る夜、下男が見た光景はー。(耳なし芳一のはなし)


小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの遺した著作の中から、主だった怪談・奇談を42編収録したもの。昭和31年初版発行の本である。


「むじな(のっぺらぼうの話)」、「ろくろ首」「雪おんな」などおなじみのタイトルもあるが、大半は名のない話。解説によれば、日本の伝説や民話を元にして書いたものではあるが、何度も添削し修正が重ねられ、日本のもとの話とはまるで違った創作物だそうだ。ハーンの創作物から広まった話もあるのかな、と思う。


心に残ったのは、織田信長をも翻弄してしまう「果心居士」の物語、涙が宝石になる怪人の「鮫人の感謝」かな。多くは女性がらみのストーリーだ。悲惨、またグロな話もあるが、だから民話らしいともいえる。著者のハーン自身が、もとの話について説明、批評している文章を物語中に入れていて興味深い。なかなか楽しめた。


「耳なし芳一」の舞台となった山口県下関市の阿弥陀寺は実在し、壇ノ浦の合戦で入水した幼い安徳天皇を御影堂に祀っていた。維新後の廃仏毀釈によりいまは赤間神宮となっている。なんか行ってみたくなる。


今昔物語や宇治拾遺物語も読んでみたくなる。ビギナーズシリーズに手を伸ばしてみようかな。


萩原朔太郎「猫町」


ビジュアルでも大いに楽しめる、幻想の芸術。面白いな。ネタは単純かもだが分かる気がする。萩原朔太郎唯一の小説みたい。


療養のため北陸の温泉地に逗留していた「私」は、町へ向かう軽便鉄道を途中下車し、山道を通って徒歩で目的地まで行こうとするが、山で迷ってしまう。何時間か歩いた後ようやく麓にたどり着いた「私」は思いがけず繁華な町を発見するー。


書評サイトで見かけ、正月に図書館で検索したら書庫にあり貸出中、間に図書館の長期休館もあり、やっと借りてきた本。


文芸的な表現で織り成した幻想物語。でも話自体は単純で、だからこそ面白さを感じる。大人の絵本、という感じで、金井田英津子氏が描くシュールな絵からは、街の違和感、異世界感が抑え気味に、でも強く漂ってくる。


同僚の女子も大好きと言ってたが、確かにこの時代の雰囲気を含め興味深かった。文芸的に、いい出逢いだった。


三浦しをん「月魚」


まさかBLっぽいもんだとは。てな感じかな。

でも三浦しをんが、この2人のキャラと関係性を好きなんだなあ、というのはよく分かった。


24歳の本田真志喜と25歳の瀬名垣太一。古書堂「無窮堂」の店主として名を成していた真志喜の祖父が「せどり屋」をしていた瀬名垣の父に目をかけていたため、幼なじみとして育ち、それぞれ古書業を営んでいた。2人の間には消さない傷があったー。ある日瀬名垣は、山奥の本の買い入れに真志喜を誘い出す。


山奥の蔵での査定、そこで起きる出来事を通じて傷を癒していく話。多少色っぽい関係性が寸止め的に物語の雰囲気を作っている。横たわるのはもどかしい感。ずーっとどこか陰湿な感覚が横たわっていた。中性的な風貌の真志喜や、その他の登場人物が印象的にボトムの感覚に突き立っている。


本編の後のスピンオフ短編「水に沈んだ私の村」が好ましい。三浦しをんはこの2人ほかのキャラや関係性、細々とした設定が気に入っているんだろうなあ、と思わせる。


まあしかしながら、湿気を帯びたまだるっこしい感が長かったのと、もうひとつ入り込めなかったことで、総合的イマイチだった。マンガ的に描いていく人かと思っていたが、この作品ではそうでもなかったな。

三寒四温 山間紫苑







写真は両方とも犬の散歩中に撮った。下はいつもポッカリと空いた区画から夜景が望めるところ。

最高気温も15度くらいに上がってきて、夜や朝の気温もだいぶ上下するようになってきた。この季節特有。水曜夜は気温が下がり、木曜夜はどしゃ降りで10度以上あったが、金曜夕方からまた冷えている。


おおむね冬スーツにライトダウン。ジャケパンの時は春夏仕様。日中はずっと屋内なのであまり暖かさは感じない。金曜はさすがにフルの冬仕様で分厚いダウンを着た。


今週はシェイクスピア「十二夜」井上靖「わが母の記」を読んでしまった。その間また書評サイトの献本に当たったからまた読んでいる。「天使の創造」という、子育ての小説。ちょっと毛色が違うが嫌いではない。


金曜夜は、金曜ロードショー「ちはやふる 上の句」を観ながら開脚柔軟と筋トレをやって、ナイトスクープを観ながらアイロンをかける。「ちはやふる」はマンガを完読中。「肉まんくん」「かなちゃん」「机くん」というキャラを実写でどうすんのかなと思ってたが、「肉まんくん」は太っていないところ以外はマル、かなちゃん顔はイメージ通り。マンガでは巨乳のはずだがそこは触れられず。机くんはなあ、イケメンすぎるかな。ヒョロはそっくりで笑えた。新にオーラがなかったかな、なんて思いながらダウンを着てテラスでタバコ。暖かくなればもう次の冬まで出来ない。それはそれで割り切っているが、明日くらいで今冬吸い納めかなというところである。まあまた花冷えもあるかもだ。来週は「下の句」クイーン若宮詩暢(しのぶ)登場。webでの評判も高いみたい。楽しみ。


ところでいま「ちはやふる 結び」の宣伝をやってて、今回ももちろんキャンペーンの一環なのだが、髪が長いんでてっきり広瀬アリスのほうだと思っていたら、ウイッグをつけてすずらしいのでちとびっくりした。やっぱ姉妹はそっくりだね。


皆が寝た深夜に独り。家族でいると、孤独の時間は貴重だ、が、なんとなくほっといてくれよ、でもほっときすぎるなよ、という気持ちになる。男はいずれ1人になる。辛くっても、さびしくっても、歯を食いしばってやっていかなきゃなんねえんだ、とはドラマのセリフだが、このトシになると実感するな。会社ももう後輩の方が多いし。誰か温かい気持ちにしてくんないかな。


正直言うと、いつまでもいまの家族で暮らしたい。でもそれは出来ないことだ。あまり時間はないかも知れない。だから早い時間にまっすぐ家へ帰るのを好む。


金曜夜はいつものことでよふかし。でも土曜朝は息子の学校に合わせて起きるから土日は意外に睡眠時間が短い。土曜日は最高11度。日なたはこの季節陽射しも強くなってくるのでいいが、陰で風が吹くとひどく寒い。寒はここまで。もう来週火曜からは初夏並みの気温で、かつ寒の戻りもなさそうとのこと。ついに厚いダウンも着納めかな。まあまた朝晩は花冷えもあるだろうが。ともかく分厚いダウン着てネックウォーマーして外でたらやまはけっこう寒くて、ひさびさに毛糸の帽子もかぶる。


図書館に行ったらなんと蔵書チェックで休館。ショック。仕方ないからフツーの本屋に行く。


文庫は欲しいものがあたりない。花村萬月の松永弾正ものを読んでみたいなと思う程度。単行本は、普段はあまりキョーミないが、久しぶりに読みたいのが2つ。


「銀河鉄道の父」門井慶喜

「たゆたえども沈まず」原田マハ


どちらも評判がいい。原田マハは今回ゴッホだが、昨年ゴッホの映画を見て絵画を見てとなぜか催しものが続いている。京博のゴッホ展は観る機会を逃してしまった。ああ残念。


もちろん買わずに帰る。ちょっと緊縮財政中。そういえば自宅歯ブラシと会社のトラベルセット両方買わなきゃとイオンで購入、バス停で缶コーヒー飲む。Fireのモカブレンドにした。


お昼はこないだセミナー行ってきたので、定年後の収入を妻に説明。ローンの残債をなんとかせねば、という話に当然なる。ちゃんと始めなければヤバい。


息子部活から帰って昼メシ食う。私は先に食べて部屋のベッドで、読み終わった「天使の創造」の書評を書いていたが、息子が入ってきて眠る体制。私も書評書き上げて審査に送ってから一緒に気持ちよく眠った。


起きたら5時半。まだ外は明るい。さっと起きてワンコの散歩行く。夕方から急に気温が下がり寒い!でもホントにこれがラストかも。相変わらずレオンは元気、クッキー歩くのきらい。桜の芽は膨らみ、夕焼けに照らされた街がきれいである。たそがれ時は、たしかに独特の魅力がある。夕焼けに街が映える時、街にポツポツと灯りがついていく薄暮の短い時間。「逢魔が時」とも言うし、「君の名は。」でもその時間にポイントの出来事が起きるのだが、この時間帯が特別なのは古くから共通の感覚であるようだ。


夜、「美の巨人たち」スペシャルで東大寺の特集を観る。行きたくなるなあ~。大仏殿しか多分行ったことないから、今度は裏参道通って二月堂、そして法華堂(三月堂)では国宝たちを見たいな。


日曜日、ホワイトデーの替わりにと南京町のエストローヤルでシュークリームを買い、三宮のブックオフ行く。のぞいた程度のつもりだったがやっぱり買ってしまう(笑)。困ったものだ。積ん読ばかり増えていく。


豊島ミホ「リテイク・シックスティーン」

森絵都「気分上々」

百瀬しのぶ「おくりびと」


ここのところ昔の文豪とかの本が多かったから、現代軽いものを求めてしまった。


午後は阪神のオープン戦をなんとなく観る。中谷活躍。ドラ2の高橋遥?好投。でもま、すべては公式戦でしかわからない。最近ロサリオ飛ばないし。


ちょっとショックなことがあり、午後は自室ベッドにひきこもって読書。ナサニエル・フィルブリック「白鯨との闘い」。映画にもなったらしいルポルタージュだが、捕鯨船の母船が巨大クジラに襲われ沈没、苦難の漂流生活に、というもの。めっちゃ集中して、約350ページ完読してしまった。


シュークリーム晩ごはんの後食べて、夜はやや遅く就寝。寒い。でもホントにもう終わりなんだな。冬の去るのは、名残惜しい。

2018年3月7日水曜日

弥生始




息子は基本的に自分の部屋で寝るが、寒かったり夜中起きたりすると私のベッドに潜り込んでくる。先週火曜日、成長痛で足が痛いと寝ばなからこちらに来た。少しふくらはぎをマッサージしてやるともうすやすやと寝息。私の部屋に来るときは、原因がある時が多いと踏んでいる。まだまだ彼にとっては安心して眠る環境がときには必要ということだろう。


翌朝31日の朝は強風だった。ゴミ出しに行って帰るとき、坂の下から烈風がびゅうと吹き上げてきた。思わず、翔べるんじゃないかとセーターを来た両手を広げてしまった。


日中は最高気温15度なんかに上がってきて、昼間はいいが、まだ朝晩は寒い。風も冷たい。それにしてもほんの2週間ほど前のバレンタインの頃はひどく寒くてガチガチに防寒対策してたのに、だいぶ春っぽくはなってきた。


この週は週始めに飲みに行って少しストレス抜いて、あとは安定した生活。


土曜日はブックオフに売って買う。正直買取価格は安いといつも思う。で、今回は、たまにあるが、カバーにちょっと破れがあるからこれは引き取れない、というのが一冊出た。見ると、ほんのちょっと。ほんじゃ持って帰るわ、と言う。処分してくれ、とは言わない。


「赤毛のレドメイン家」しかも乱歩のベストテン1位の字入り。ちっと毒吐くが、この本はブックオフで買った本だぜ。しかも100円コーナーではないとこで。そうそうカバーなんて破くわけないでしょ。あんたたちの100円コーナーの棚にはこれくらい破れてるのふつうにあるじゃん。なんか見え透いてるし。


だから、持って帰ることにした。加えて、自分達がなんでこの本を460円で売ったか、価値分からんなら頼まんわ。以上。


まあ、神様がこの名作を持っとけよ、と言ってるのでしょう。


先週もけっこう買ったので、今週は少なめに・・と思った。4冊。立原正秋「花のいのち」恋愛小説だが、奈良が舞台というので思わず。ゴーゴリ「外套・鼻」先日書評でとてもいい、と書いてあったから。シェイクスピア「十二夜」シャーロックホームズ原典「空き家の冒険」でホームズが自分を暗殺しようとしたモラン大佐にかける言葉「旅路の果ては、恋する者のめぐりあい」というセリフがあるはずの作品。「シェイクスピア最高の喜劇」というふれこみにも惹かれたが、いつもの新潮文庫ではなく岩波文庫。文字が小さくて読みづらそう。厳歌苓(ヤン ゲリン)「シュウシュウの季節」映画化されたが中国当局では上映禁止だとか。文革末期の話。なんか昔のチャン・イーモウを彷彿とさせる。面白そうだ。


朝は、ライトダウンをやめてブルゾンで来たのを後悔するくらい寒かったが、昼の帰りは十分暖かく、ブルゾンの前を開けた。期末試験期間の息子は早々に帰って来た。夕方から侍ジャパンの試合を観たいという。私はワンコを脚と腹に乗っけて読書。アーナルデュル・インドリダソン「声」。新しめの海外ミステリは貸してもらわない限り読まない。今回も書評サイトの献本に当たったのである。


たまには流行りの作家のミステリを読むのも悪くないな。夕方から犬の散歩。気温は高いのだが、風が冷たい。フルのダウンを着てネックウォーマーしてちょうどいい。2月の沖縄みたいだった。夜は侍ジャパンの試合を観る。千賀、やっぱりいいピッチャーだなあ。今永から東浜、山崎康晃へとつなぐのってけっこうな豪華リレー。


昔はプロ球団の足並みが揃わなかったりしたが、サッカーのように日本代表戦が盛り上がるのは、野球界のためになる。代表に選ばれたい、と選手が自然に思う環境が出来ていけばいいなと思う。


日曜日、朝クリーニングへ春夏ものスーツ出す。午後は留守番で立原正秋「花のいのち」読み進める。奈良の秋篠寺に行ってみたくなる。iPhoneのバッテリーを交換に行っていた妻が、夜までかかるという。急きょ息子と打合せ。餃子が食べたいというので夕方のバスに乗って駅直結のスーパーに行ってガサッと餃子のパックを3個くらい買って他もろもろ買って帰る。


ちと心細かった?息子は買い物袋を開け始めたので白ごはん用意して、餃子にフライドチキン、ポテト、ミニちくわ、サラダの晩ご飯。なかなか楽しかった。息子は妻が買ってきた焼き鳥も食べていた。食べざかり。

 

「花のいのち」読み切って書評を書いてたら遅くなった。さて、来週寒い日もあるそうだが、春への道、だな。