2014年7月2日水曜日

2014上半期ランキング発表!

写真は、「アーサー王ロマンス」。イメージ良かったので。

さて、いよいよランキング。上半期は昨年はなかなか充実していたが、今年は例年に比べて今ひとつ。これだぁー!という作品がひとつふたつあるのが通例だったりするけど、うーん、正直寂しい。ただ、つぶは揃っているかな。ま、行ってみましょう!

先回も触れたが、6か月で72作品80冊。

では上半期ランキングベスト20!

1位 朝井まかて「恋歌」

2位 白石一文
「ほかならぬ人へ」

3位 朝井リョウ
「もういちど生まれる」

4位 夏川草介
「神様のカルテ3」

5位 宮部みゆき
「小暮写真館」

6位 和田竜
「村上海賊の娘」
7位 浅田次郎
「鉄道員(ぽっぼや)」
8位 奥田英朗
「空中ブランコ」
9位 柳広司
「ジョーカー・ゲーム」
10位 北森鴻・浅野里沙子
「邪馬台 蓮丈那智フィールドファイル�」

11位 北村薫
「ひとがた流し」
12位 朱川湊人「花まんま」
13位 桜木紫乃「氷平線」
14位 木内昇「茗荷谷の猫」
15位 高村薫
「レディ・ジョーカー」

16位 カーレド・ホッセイニ
「君のためなら千回でも」
17位 松井今朝子
「吉原手引草」
18位 佐藤賢一
「王妃の離婚」
19位 ロバート・A・ハインライン
「夏への扉」
20位 乾ルカ
「君の波が聞こえる」

と、なりました!

1位 朝井まかて「恋歌」

最も完成度が高い感じで、文章を超えるオーラが出ていた。興味深い題材に切なさがにじむ幕末小説。

2位 白石一文「ほかならぬ人へ」

エピソードとしては、さして衝撃を与える話ではないが、しつこくない、大人の恋愛譚。印象変わったことが高ポイント。

3位 朝井リョウ「もういちど生まれる」

今回「桐島」の二番煎じのような感もあるが、やはり独特のワールドに引き込まれる。渾身のタイトル。

「神様のカルテ3」は好きで4位。今回はクライマックス、充実の回。

「小暮写真館」は宮部みゆきの意外な一面を見た感じ。この路線のものを、また描いて欲しい。

「村上海賊」はスケールが壮大で、「鉄道員」は泣かされたから、「空中ブランコ」は不思議かつ計算された面白さ、「ジョーカー・ゲーム」は渋い面白さ、「邪馬台」は大好きなテーマだから。

11位以下には、だいぶ触発された短編集が入っている。苦手だったが、少し我ながら受け取り方が変わってきたような・・。

飛び抜けたものは無かったが、こうして見ると、なかなか充実している。下半期は忙しい時期で、通常ペースが落ちるが、またいい本に巡り会えたらいいな、と思っている。

お読みいただき感謝です。

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