2013年5月29日水曜日

鬼と休日

春からの多忙で、しばらく連休というものを取ってなかったが、先の週末は3連休。久しぶりにのんびりした。

金曜日は妻とホームセンター、それから花のガーデンに行って、ブルーベリーの木を買ってきた。すでに我が家は屋上のテラスで各種野菜を栽培していて最近はサニーレタスが山ほど収穫出来ているが、ブルーベリーもたわわに実るという。妻の次の目標はレモンの木だそうだ。

気になっていた焼肉屋で昼定食を食べて、午後はずーっとソファで本を読んでいた。息子が帰って来てからちょっとサッカーをした。暑いが、山はそよ風が気持ちいい。夜は満月も出て、ゆっくり鑑賞、のんびり気分がいや増した。

ところで、毎夜息子が怖い話をその場で作ってしてくれ、という時に、坂田金時、金太郎、という名前、鬼の話を断片的に思い出し、どうだったっけと調べてみた。

金太郎はその強さを山の住まい近くで発揮していたが、きこりにみをやつした武士がその強さに驚き、都へ連れ帰る。ちなみに、金太郎の父親は坂田という元武士だった。いくつかの話には、山姥が雷神との間に設けた子ども、という伝承も見られる。個人的には、金太郎の母親は「やまんば」ではなく、山に住んでいた、年老いた女を山姥と表現したのではないかなあと思っている。

さて金太郎を連れて来た武士は碓井貞光という名で、藤原道長に仕えた源頼光の家来、頼光四天王の1人であり、命を受けて、強い者を探すために全国各地を旅していた。

金太郎は坂田金時という名を授かり、やがて四天王の1人として、頭領の酒呑童子が束ねている鬼たちを退治するため大江山へと出掛ける。四天王は碓井貞光に渡辺綱(わたなべのつな)、占部季武(うらべすえたけ)がいた。

渡辺綱には鬼絡みの話が残っている。京の都で困っていた女性を馬の後ろに乗せたところ、それは酒呑童子の一の家来、茨木童子で、背後から襲いかかって来たため名刀とされる髭切の太刀を抜いて応戦、片腕を斬り落とした。

渡辺綱はその腕を主君の頼光に見せ、頼光が陰陽師に相談したところ、「鬼は必ず取り返しに来る。7日の間閉じ籠っていなさい」とのお告げを受けて家にじっといた。

7日間の最後の1日に、渡辺綱の乳母だった伯母が訪ねて来た。渡辺綱はこの戸は開けることができない、と言ったが、叔母が恩着せがましく懇願するので中に入れ、鬼の腕を見せてしまった。途端、伯母は茨木童子となり、自らの腕を掴んで飛び去ったー。

いつ読んだか覚えたか忘れたが、私はずっとこのくだりを覚えていた。今回調べ直して、懐かしい想いだった。

土曜は夕方に、人の少ないポケモンセンターへお出掛けして、中華の晩御飯食べて帰って来た。日曜は、公園で息子とサッカー。さすがに暑かった。

買い物以外はあまり外出していないなあ。梅雨に真夏の陽射し、どちらも避けて遊びに行きたいな。

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