これまでしたことの無かった携帯電話でのゲームに、多少はまっている。古典的なホッケーゲームとスーパーマリオのようなやつを息子にほぼ勝手にダウンロードされて、でもやってるのを見て興味を持ち、サッカーゲームを自分で落として遊んでいる。ワールドカップのようなモードで、昨夜の初回など、すぐ負けるやろと思っていたら、ガーナに1-0、ボリビアに2-0と勝って、ロシアには負けたが2勝1敗でグループリーグ抜け、ベスト16でフランスに1-0、ベスト8ではウクライナをPKで振り切った。トントン拍子にベスト4に進んだので気を良くしたが、準決勝のイングランド戦でついにPK負け。ここまでで日付が変わってしまった。操作はけっこう適当にやっていたので、いまはまじめに練習モードで研鑽を積んでいる。
昼は息子がCSのアニメチャンネルをずっと観ているので、その間「天地明察」を読んでいる。幾人もの人に「これは先輩向きですよ」と勧められた作品。確かに科学的、天文学的な要素がたくさんで、楽しめている。
さて、日課の犬の散歩は、きょうは正午近くに行ったのだが、すわ狼か、と思うくらい大きなシェパードにバタッと遭った。これが気性が荒いのか、ウチのチビたちを見て猛然と吠え掛かって来た。レオン(9才・チョコレートタン・オス)は老獪に、自然を装って避け、怖いもの知らずのクッキー(1才・ブラックタン・メス)は可愛らしい吠え声で負けじと応戦、我が犬たちを制してすれ違った後パパは、あれに殺意を持って飛び掛られたらさすがに勝てないかも、と、久しぶりにビビっていた。最近飼い犬など恐れたことは無かったのだが・・すると、犬に関する思い出が不思議に湧き出て来た。
昨今は大きめの犬が多いな、という印象を漠然と持っていた。ラブにゴールデンにスタンダードプードル、ボルゾイなど、大型犬はより身近になったように感じられる。しかし思い返せば、私が少年の頃も、近在の大人は結構大きな犬を、本格的に飼育していた。実家の周りの田んぼを所有していた地主さんはその広い敷地で、闘犬としてか、血統を保つためか判然としないが、秋田犬を複数飼っていて、出産もさせていた。家には秋田犬の組織の会員のような札がかけてあったような気がする。
小学校に行く途中にはこれもシェパードを複数飼っている家の庭に、金網を張った立派な犬舎があったし、その近くの家にはドーベルマンがいて、ご主人が毎朝近くの田んぼに散歩に来ていた。公園に行く途中には、これまた大きな犬舎で本当に大きなセントバーナードが飼育されていて、よく友達を誘って見に行ったものだった。また「名犬ラッシー」の影響なのかコリーも多く、一度自転車に乗っていたら、大きいやつが突然わーっと吠えて長いこと追いかけて来て、肝を潰した記憶がある。
ちょうど日本が豊かになって新興の住宅街、ベッドタウンが増えた時代、犬の飼育は日本のお父さんたちの趣味だったんだなあ、と散歩しながら思い直したりしたのだった。まあきょうのネタはそれだけだ。そういえばしばらく犬たちの写真ないし、というのも書いた理由だ。
のんびりした1週間は終わり、明日から仕事。社会活動の始まりだ。早めに休もう。