
いま関西へ向かう新幹線の中だ。ここ数日は、昼夜を徹して引越し準備。単身赴任だからと言うなかれ、その前に5年も妻子犬と住んでいたので、荷物は予想外に沢山あって、本当に骨が折れた。孤独な辛い作業だった。昨夜?寝たのは4時半である。んで、7時半に起きて最後の準備をしていた。引越し屋さんも、2tトラック1台で済むと思っていたのが、急遽もう1台呼んでいた。
がらんとした部屋で、仲の良かったお隣家族と思い出話。ヘロヘロな私の様子に同情して、コーヒーと、晩ご飯のカレーを差し入れてくれた。きょうのお昼はななめ向かいの奥さんがハンバーガーセットを買ってきてくれた。皆さんに感謝である。
立ち会いは、結構きっちりと長めだった。終った後、ハンバーガーを速攻で食べ、お隣に最後の挨拶、ゴミを急いで片付けて、家主さんと、斜め向かいのご家族に挨拶して、駅へと向かった。東京への哀愁は、もうここまでだいぶ感じたので、今はそう無い。でも、こんなにいいんだろうか、と思うほど送別してくれた皆さんに感謝である。送別の品も沢山貰った。
引っ越して来た時は息子がまだ1歳ちょっとで、東京3日目、段ボール箱で足の踏み場の少ない部屋で、初めて歩いた。以来、小さい時、幼稚園の時代と、家族で楽しいときが過ごせたと思う。環境にはとても恵まれた。
それまでもよく出張はしていたが、やはり来ると住むとでは全く違う。皆そうだとは思うが、東京の良さも身を持って分かったし、改めて地震の怖さも思い知った。二子玉川、六本木ヒルズ、恵比寿ガーデンプレイス、東京ディズニーランド、浅草の人力車に紙芝居、六本木から歩いて行った東京タワー、銀座博品館やブルガリタワー、皇居に国会議事堂、品川プリンス、ラゾーナ川崎、山中湖や伊豆への家族旅行も皆思い出深い。仕事ではやはり銀座に六本木、それぞれに、胸に残る写真の様な景色が今もある。
写真は、息子が好きだった六本木ヒルズからの東京タワー。ホントに皆さんに感謝。次回からは関西での日記。さよなら、東京。進む道は決まった。後は、まっすぐ向かうだけだ。