2011年9月12日月曜日

マーラーとワールドカップ

暑い土日、極力外出せず、洗濯と掃除とTV。写真は、ツナとハムベーコンのパスタ。これで家にあった大量のツナ缶はすべて消費した。

マーラーは、1番、そして2番のDVDを見た。こないだ聞いて来た1番。第1楽章も第2楽章も、工夫というか、「芸」が凝らしてあり、親しみやすいメロディーもふんだんにあり、印象的だ。元々マーラーは、交響詩として出すつもりだったと聞くが、それっぽいなと思ってしまう。

私は昔、第3楽章を聴いて陰鬱になり、これがマーラー離れのひとつの理由になっていた。日本人には「鐘の音」「グーチョキパーで何作ろう」で知られる、フランスの童謡をモチーフとした短調のメロディーで始まる、この楽章も、腰を据えて聴くと、やはりマーラーの「芸」のうちと思える。そして第4楽章は最後に、派手に昇華して終わる。

初の2番は、最初はながら聴き、をしていたが、第3楽章からは腰を据え、ヘッドホンで集中する。聴きどころは、第4楽章のアルト、壮大な第5楽章の合唱部分だ。神秘的に始まる「復活」の歌はやがて劇的になり、崇高に終わる。のだめにもあったが、マーラーが、指揮者の祖と言われる、ハンス・フォン・ビューローの葬儀で、コラールを聴き、発想したという。素晴らしかった。マーラーには、他の作曲家にはない、壮麗さと、通った音楽性と、「芸」がある。

それから、楽しみにしていた、ラグビーワールドカップフランス戦。ナーバスにならざるを得ない緒戦、出だし緊張しているフランスのスキを付きたいところだったが、逆に日本の方が硬くなっていたように見えた。さほど難しくないペナルティキックを、2つ外してしまう。11-25で前半を終えた日本は、後半猛然と反撃し21-25まで詰めた。最後は21-47で力の差を見せ付けられた。

ラグビーは体重での勝負になる部分も多いので、野球やサッカーに比べて、番狂わせが起きにくいスポーツと言われる。ましてやフランスは伝統の強豪国。そんな相手との勝負では、ミスを無くし、チャンスは全て生かしていかないと勝てないと思える。

スポーツにたらればは禁物と言われるが、2つのペナルティキックが入っていれば、一時的にでも逆転していた。チャンスとしてはイージー気味だっただけに惜しい。フランスへかかるプレッシャーと、日本の選手のモチベーションに違いがあっただろう。

私も、何度もラグビーのワールドカップは見ているが、これではこれまでと同じだ。途中までは頑張れるが、後半突き放される。善戦の度合いは上がっているように見えるが、結果は同じ。後半の最初のように、前半から選手の身体が動けば・・次は最強のニュージーランド戦。カーワンジャパンの勝つ姿をぜひ見たい、というのは贅沢か。

最後に、なでしこおめでとう!目指せ金メダル!

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