2024年8月26日月曜日

絵本は奥が深いと思ふ

六甲アイランドにある小磯良平記念美術館で絵本展を鑑賞。六甲ライナーで海を越えていくのはいつもワクワク。

神戸出身、神戸在住の作家さんを中心に、古典から題材を取ったもの、またヨーロッパ各地の伝説を日本の方が描いたものなどさまざまな作品がありました。

やっぱり伸びやかな発想と絵、ですね。雨だから外出に腰がひけていたところ、最高の天気だね、と言う友だちはカエルだったり、バレエの教室に憧れたウサギたちが生徒と一緒に踊ったり(後ろの女子の団体からカワイイ!と声が上がってました)、舟で通う幼稚園、川に材木が浮き、通れなくなったから吊り上げてもらい、全く違う景色が見える、などなど。

神戸だけに、観光名所を絡めたものもあり、また震災とルミナリエのダイレクトな話にはホロリと来た。そう、あれこれあるけど、この2つはつながっている。次回は観に行きたいな、ルミナリエ。

絵で好きだったのはさかたきよこさん、いまいあやのさん、豊福まきこさん、うえだまことさん、横須賀香さん。売店は各絵本が展開されててカラフル。

寝苦しく、早朝に目覚めてそのまま眠れず。この暑い中このコンディションで、海近くのあまり大きくない展覧会わざわざ行って地震でも起きたらどうするん、などとマイナス思考が朝からあった。でもやっぱ、行ってよかった。じーっくり見れたし。午後ゆっくり休んだし。

この美術館、以前は年間で一番美味しかった、とレポートしたデザートを出す喫茶コーナーがあり楽しみにしていったのですが、現在は飲み物のみになったそうでそこだけが残念でした😎

8月書評の10

◼️ 益田ミリ
「47都道府県女ひとりで行ってみよう」

クセの多いちょい旅。ふれ合いなし、必ずしも旅味なし、が特徴。微笑。

タイトル通り、月に1度、1県に独り旅の本。期間は日帰りだったり最高3泊4日だったり。現地でパンフレットを見て観光コースを決めたりすることもある。行き当たりばったりなのも旅の醍醐味。それに加えて現地の人とのふれ合いも目的ではないという。これは主に性格による。で、土地の名物を食べる、というしばりも、気持ちが向かない限りなし。コンビニで買ったものをホテルの部屋で食べたりする。

なるほどな、という感じ。ガイドブックやテレビの旅番組ではない、あくまでちょい旅。もひとつに感じたものはそう書いてるし、1県に割くページ数は少ないし、正直で逆に新鮮。スラスラ読めてなかなかおもしろい。

旅にかけたお金の明細を掲載しているのも興味深い。交通費をケチる旅でもない、が、ホテルはビジネスホテル中心で安く親近感。けっこう美術館も行っている。

青森の太宰治巡り、走れメロス号乗ってみたい。愛知は犬山城から木曽川見下ろして・・この本では行ってない明治村行きたい。山梨・小淵沢のハイジの景色も心惹かれる。いつも新幹線で通過するだけの浜名湖も良さそうだなあ。

わが故郷福岡はというと、福岡ドーム、いまなんて言うんだっけ?に門司港、下関にちょいっと、そして太宰府天満宮。梅ヶ枝餅を、この本の中では珍しく?ベタ褒め。12月に行ってアツアツを歩きながら食べたとか。ちょっとホッとする。福岡の女の人は凛としている、というか強そうだったそうですよ。

熊本は「いきなり団子」にハマって11個も食べたとか。そういえば食べたことない確か。群馬はフランク・ロイド・ライトの弟子、アントニン・レーモンドが設計したザリガニのような形の群馬音楽センターと萩原朔太郎記念館かなと思ってたらこの本では夭折の天才、山田かまちの水彩デッサン美術館も紹介してくれている。覚えとかな。ちなみに京都の萬福寺と奈良の大和郡山も1回は行きたい。岩手・北上の鬼の館も気になる。

著者は大阪出身の東京在住。よく実家に帰っている。新潟県編はなかなか笑った。行ってから新潟駅の観光案内所で貰ったガイドマップを物色し、水島新司まんがストリートを発見。

「どんなマンガを描いてる人かは知らないけれど、まんがストリートがあるくらいだから有名に違いない」

おいおいピンクレディー世代で漫画家という肩書きもあるのに・・

おじさんに道案内を乞う、水島さんでしょ?と訊かれ

「そうです、水島さんです!そのためにわざわざ東京から来たんです!」

さすがは大阪人。ウソつけーと本にベシっと。

さらには、「野球?野球マンガ?『タッチ』の人?」

もう絶対漫才してるやろ、ナイツの塙みたいなボケ。

などなどツッコミどころが満載すぎて面白すぎます。

他ではここまでのお笑い展開はなく、本のテイストとは直結してません。サラサラと読め、気になるポイントを残していく旅本、なかなかGOODでありました。

箱男

映画「箱男」を観てきました。原作小説は安部公房の名作ですね。ダンボールを被って行動・生活する男。なぜかつけ狙われ、望遠レンズを使って激写されたり、空気銃で狙撃されたり、果ては武装した町のルンペンに襲撃されたり・・。

箱男の秘密を暴き、自分が真の?箱男となるべく陰謀を巡らせるニセ医者、ニセ医者の手下で箱男を誘惑する謎の美女。そして別のところで箱を被って死ぬ男。原作から倒錯的ではあり、でもなぜか、読んでるうちにダンボールをかぶりたくなってくる、不思議な魅力を持った作品。

永瀬正敏、浅野忠信、佐藤浩市らがかなりマジメに演じてること、ダンボールをかぶった前提の行動、ニセ医者と箱男、お互いダンボールをかぶったままの激闘、さらには身を隠した箱男とヌード、など、わけ分かんないけどなかなか実写ならではの面白いみどころのある映画でした。やっぱ文学作品は観に行ってしまう。

先日志賀島へ行った時、夕焼けを撮ろう、ということになったけども、その日は赤く焼けることはなく、ちょっと残念だった。気にかかってたところ、先日少し赤焼けしてたので撮りました。

晩夏、まだまだ元気なひまわりもあり。暑い。こんなにカンカン照りなのにもうすぐ台風だという・・。まあ暑いからなんだけど。大荒れになりませんように祈っ😎

ジュピターとルナ

2日連続で、満月頃の月と土星がランデヴー。月の左、翌日は月の右。キレイでした。広い方の写真、左下へずーっといったとこの星は南の魚座の1等星、フォーマルハウトです。

8月書評の9

◼️ 湊かなえ「残照の頂 続・山女日記」

五竜岳、剱岳、八峰キレット・・本格的な登山と女の思い。

山ブーム、周囲にも本格的な登山をする人がいて、そこまででなくとも山好きな人はけっこういて、山関係の本ってそれなりに興味を惹かれるのです。自分はおそらく登らないけど。

短編集。主人公(たち)が登る、もしくは登ろうとするのは後立山連峰の五竜岳、鹿島槍ヶ岳、北アルプス表銀座の燕岳、大天井岳、西岳、槍ヶ岳、立山と剱岳、それから滋賀県の武奈ヶ岳、福島県の安達太良山。

夫との想い出と後悔、山岳ガイドの同級生との再会とどこか歪んだ思い。表銀座はそして音大の3人、声楽とヴァイオリンの女、ピアノの男。男の導きで山の魅力を覚えた女2人での縦走。横たわるのは三角関係。

立山・剱岳は女手で育て上げた娘との水入らず登山。親子仲はよさそうで、しかしなにやら終始対決ムードだ。

得意の視点を変える手法を使っている。たまに主語が混乱するような感じを受けた。

山にいる時間は、日常ではない。風景はもちろん、短時間とはいえ身を置く環境がまるっきり違う。そこで人は非日常に考える。山にインスパイアされながら。その特別な期間で何かを成し遂げようとするように。流星群観測で孤独に星空を見上げ続けるときもあれこれ非日常を考えたりする。その時間に浸り切る。山もそんなところが、いかにもありそうだ。

ラストは久々の登山を初心者向けの山でそれぞれ決行した妙齢の女ともだち。人生の振り返りと、繰り返される再生の一つ。山って懐深いなあ。海よりも似合いそうな気はする。

武奈ヶ岳は関西で山頂は360度ぐるりと観ることができるらしい。少し興味を惹かれるな。

ー五竜岳の上には夜空でなく、宇宙が広がっているんです。

抜群の星空を、山頂で観ることができたら、こんなに気持ちのいいことはないでしょうね。詳しい人に行こうと言われたら考えちゃうかも、という気にさせられている。

2024年8月23日金曜日

8月書評の8

◼️ 絲山秋子「海の仙人」

心に残る物語の味わい、感じる海。絲山テイストに身を沈める。

絲山秋子は、なんというか社会的な人間関係を取り込みながら物語を作っていくイメージだ。今回はちょっと珍しくのっけから不思議がついて回るし、夢のような生活がある。しかし現代の普通の都会暮らしが効いている。大事件もドンパチもない。でも構築する空気が、人間の生性さが、人生の悲哀を思わせる。
あ、今回は少し珍しい事故もポイントかと。

ファンタジー、神様が現れた。大阪生まれ、銀座のデパートに勤めていた河野は30歳を目前に大金を得て会社を辞め、旅先で気に入った福井の敦賀で暮らしていた。ファンタジーとともに暮らし始めてすぐ、河野は中村かりんという年上の女性と出逢い、恋に落ちる。仙人のような暮らしをしながら、かりんとの遠距離恋愛を楽しむ河野。しかし彼には過去の傷から、どうしてもできないことがあったー。

散らされている因子がすべてつながっているような、エピソードにすべて意味があるかのように見えてくるような、160ページほどのコンパクトな長編。日本海側の穏やかな海辺の田舎暮らし、なぜか誰もが知ってて受け入れてしまうファンタジーという名の神様。ヤドカリと貝殻、ニッチでレトロな音楽、時折出てくるオフィスの話、美味しそうな料理、宮沢賢治、安部公房、そしてチェロ。

ストーリーの芯は河野の過去の傷にある。それはかりんとの関係にも直接つながって、喪失ともに後悔ともなる。物語の流れはそこまで急流ではなく、穏やかめで、死が絡んでいるにしても急上昇も高速降下もない感じだ。

デパート時代の同期、相談相手で敦賀に遊びにくる奔放で口が悪くて、頼りになる女、片桐と新潟に向かう河野。会話は、ちょっと形而上的なような文学的なような、しかし現実、を見ていて心を突かれるような言葉のやり取り。

生とはなにか。男女のリアルはなにが生なのか。かりんはクセがなさすぎてどこかフワフワしたイメージではあるものの、このナラティブが醸し出す空気は、やはり生っぽくも思える。

絲山テイストって心地いいなと思う。

8月書評の7

◼️ 伊与原新
 「青ノ果テ 花巻農芸高校地学部の夏」

伊与原新に宮沢賢治。地学、天体、謎。取り合わせに垂涎。

伊与原新は最近フェイバリットのうちの1人。宮沢賢治の題材に見かけて即買い。さてどうなるかー。

岩手・花巻農芸高校2年の江口壮多は鹿踊り部の次期エース。幼なじみの佐倉七夏を何かと気にかけている。東京からの転校生・深澤北斗が七夏を知っていたような雰囲気を感じいぶかしむ。

指を骨折し全国大会に出られなくなった壮多は、3年の三井寺や深澤が立ち上げ、七夏も入部した地学部に参加する。夏休み、地学部はイーハトーブの範囲を探るべく、宮沢賢治ゆかりの地を巡る旅、巡検に出かける。そして、様子がおかしかった七夏は学校に来なくなり、連絡も取れなくなった。壮多は深澤が何かを知っていると確信し、三井寺、深澤との巡検を過ごすー。

鉱石や化石採取に入れ込む、ひょうひょうとした三井寺、切れるタイプで目的を感じさせる深澤、身体が丈夫で荒ぶる気質の壮多。奇妙な組合せの3人、寝食を共にする旅ー。

ベースとなるのは、やはり宮沢賢治、そして「銀河鉄道の夜」だ。多くの知識や説が散りばめられていて賢治ファンとして、芯を喰っているのが嬉しい。岩手軽便鉄道の銀河鉄道イメージのスポット行ってみたい。宮崎駿はじめ多くの人に憧れと影響を与えている作品の源にはやはり憧れる。七つ森も小岩井農場もイギリス海岸もいいなあ。

トシが亡くなった後の、サハリンへのセンチメンタル・ジャーニーにはやはり心を打たれる。梯久美子さんの宮沢賢治の足跡を置い作品と共に心象を考察するドキュメント本「サガレン」には感動したものだ。

青の果ての色、薤露青、カイロ青。

「とし子はあの青いところのはてにゐてなにをしてゐるのかわからない」
(宮沢賢治・オホーツク挽歌)

「壮多は、もうほとんど青を失いそうな空をまた見上げた。光あふれる青空が生の世界なら、漆黒の夜は死の世界。その移り変わりに一瞬だけ現れる深い青に天地が包まれるとき、二つの世界が交差するー」(作中より)

美術部で岩手軽便鉄道を描いている七夏は、夜になりかけの空の青を求めていた。

宮沢賢治ものはそれなりに読んでいる。でもここまで本格的にゆかりの土地を多く回った作品はおそらく初めて。自転車と徒歩が基本の旅、山中でキャンプもする。名所紹介ではなく、ガッツリ物語にすると、また違う。粘りがある感じで、難もいとわず、その過程を経て賢治も見たはずの光景に辿り着く。鉱物も天体観測もロマンそのものだ。人情味が入るのも好ましい。

七夏の謎を軸に、緊張感が持続する。そして嵐がー。

正直を言うと謎の種は、うーんそこまで意表を衝くものではなかったかな。

構成的に読み切りだなやっぱり、などと思うのだけれど、文化祭も壮多の鹿踊りも七夏の絵も見てみたいし、それにいいキャラをこのまま終わらせてしまうのは惜しい。なんとか続編ないかなと。もっと宮沢賢治読みたいな。

感じたままに描く

「ブルーピリオド」実写版映画を観に行きました。不良で成績優秀「うまくやる」タイプの高校生、矢口八虎が絵に出逢い、最難関である国立東京藝大を目指してもがくマンガ。全巻読破&アニメ完視聴。YOASOBIの名曲「群青」はこの作品をイメージして、セリフも使って作られた曲です。

ブルーピリオド、というのはピカソの「青の時代」のこと。暗い青色を多用した作品を描いてた時期ですね。

きょうは実写だし、あ、んまり期待せず、すちゃっと観て帰ろうと思ってた、ら、ですね。

もう最初からボロボロ😭泣き。こんな日に限って点鼻薬忘れたもんだから両手にハンカチとポケットティッシュ持って観てた。ガサガサ、グシュグシュとうるさくて周りの人スンマセン、って朝9時すぎの回ガラガラだったんだけどね😎

もちろん物語なんだけど、八虎がどうしようもなく絵に惹かれていくところ、見つけた、感とか、若い、止まらない衝動のアクセル、森先輩のテーマ性、絵画のロジック、不良仲間への影響、自信がなく才能に囲まれている中での葛藤と脱出などなど見ててグッと。家族は原作ではあまりと思ってたけども気をつけて読み返してみよう。

予定外のパンフ買って、いま1巻から読み直して、またホロリと。矢虎や予備校同期の橋田や姉が主席合格の実力派・桑名マキ、天才・世田介、そして八虎に大きな影響を及ぼす森まる先輩などみんなめっちゃマンガのイメージ通り。そしてちゃんと天才味がある。以前ピアノコンクールものを観た時はそれが感じられなかったんだよね。絵画ものは作品が見える利点があるのかも。

そしてMVPは女装の美術部員、ユカちゃんこと龍二。熱演でした。こんなふうになるんだと実写の力を再認識。美術教師・薬丸ひろ子、母親役・石田ひかりも良かった。

語ってしまった。いくつか採用してほしいシーンはあったけど、ほぼもれなく、うまく縮めていて、ホント観てよかった。実写ドラマ2クールくらいしてくんないかな。これで「群青」なんか流れてたら涙腺崩壊だったけど、それはありませんでした。「群青」は大好きな歌でいつも筋トレ時に聴いてます。

いつもの夾竹桃の淡紅色の花が両側に見える道を通って帰り、きのう作ったクリソの残りのアイスでアフォガートもどき。器は妻作。Vリーグ観に行くともらえる応援ハリセンは意外に日よけにちょうどいいと発見💡。。

さてこれで、お盆に絡んだ夏休み期間は終了。切り替えやね。晩夏を楽しもう。

夏張り切って自作

(8月17日土曜日の話です)

きょうは毛布等洗濯して、午前買い物行って帰ってきて、ランチはひさびさのパンケーキ。ちっと焦げめになっちった。でも美味い😋セルフ満足。

それから自分で炒ったほうじ茶を入れて、晩ごはん食べた後はクリームソーダ作り。

まず目当てのブルーソーダ、夏の間じゅう最寄りのスーパーに出てた、のが今日もう全部なくてショック。グリーンソーダはあったもののもう作ったのでやむなくいちごソーダ。色薄かった・・。なんか年々ヘタになってる気がする。パンケーキもアイスも両方黒蜜かかってます。

おみやげは博多の女。抹茶とあまおうのバージョンがあった。包装紙きれいなので大事に外してブックカバーにしたいなと。星見の戦利品、小惑星探査機HAYABUSA2がリュウグウにタッチダウンした瞬間の写真がプリントされたマグカップでコーヒーを。おやつは最近関西に進出して評判になっている資さんうどん味のめんべい。

まだ今週は夏の思い出を反芻する日々かな。美しい人生よ限りない悦びよー😆

きょうは高校野球デー。第4試合の西東京の早稲田実vs島根の大社の試合はガチに組み合った勝負となった。両方大応援団でリアクションも大きい。

センター前ヒットの打球をセンターが後逸、打ったバッターがホームインして1-2と試合をひっくり返した早稲田。一方粘る大社は9回ウラ同点に追いつく。タイブレークはレフトをピッチャーの3塁側横に守らせる早稲田の変則シフトが見事にハマって大ピンチを脱出するなど守り合い。早期決着を図るためのタイブレーク制度、点が入らない。

最後は延長11回ウラ、大社がノーアウト満塁、ここで1人で投げ抜いてきたエースが打席に立ち、見事センター前にサヨナラヒットを放ち、大熱闘に終止符を打った。早稲田は延長以降、守備のミスが目立った。

勝った方も負けた方も選手たちは泣いていた。いい試合だった。

あー息子が合宿から帰ってくるからごはん作らな、と何気なく言ったつもりのひと言に、あんた作るけんいいやん!作ってるメニューは(主婦のレパートリーとして)ウチも普通に出してるし、と宴会の席で複数の奥様からのツッコミ。まともにとると、世の旦那さん方は晩ごはんとか作んないのかな?よっぽどなのかな、と。私は男めしで惣菜も多い。料理作れない、といつしかコンプレックスになってたんですけど・・?まあいいや。

独りの夜、まったりと。星を見ようかな🌟

8月書評の6

◼️ 寄藤文平「デザインの仕事」

企業広告やブックデザインの最前線。突き詰めて組み合うと見えてくるもの。言葉数多い、「感じ」が多い。

福岡帰省中、手持ちの本がなく博多駅前の紀伊國屋で物色してたところ目に入ってきた本。シェイクスピアでも・・と思っていたのが、こういう時は直感と出逢いを優先する。

JTの大人たばこ養成講座などの企業広告や数々のブックデザインを手掛け、著書も多数。様々な角度から、デザイナーの仕事を紹介し分析し、突き詰めて考えた意見を述べている。

発注元や印刷所との関係性、大人っぽい割り切りはリアルでふむふむとうなずく部分もある。一方でデザインにはそれこそ滔々と流れるような長く深い思いがある。言語化するのが難しい感覚まで言葉で表現するよう試みているため、字を追うと少々理屈っぽくて意味を汲むのに時間がかかった。ちょっと、眠くなったりも笑。

でもこの滔々があるから、終わりの方の文も生きてくる気がする。クリエイティビティとはそんなに行儀のいいものではなく、狂気のような一面がある、という話。

「僕は自分なりに感性の中の論理を考えるとか、デザインの意義や意味を言葉で突き詰めるとか、そんなことを続けてみて、言葉で伝えうる領域について知見が開けていけばいくほど、最終的には、『でも、それだけでは捉えることのできない部分が大きく残ってしまう・・・・・・』という感覚があったんです」

本職のデザイナーさんに失礼な気もする。でも何か分かりやすい。例えば本読みは、読んだ印象の断片を言葉で書き表そうとするけれど、これで100%と思ったことはほとんどない。そんな領域は、あった方が好ましい、と直覚で反応する。

最終の手直しにこだわり、時間がかかるというのも、事務仕事をしていてさえよくあることだとなんか共感した。

人はただでさえ、一瞬でさえ、プラスマイナス、色んなことを思うもの。何十年も仕事をしてきて、考えないわけがない。現場で得た多くのものをなんとかして、伝えようとしているのがよく分かる。とかく「感じ」というワードが多用されているのもなんかいいな、と微笑ましく見てしまった。

意味を見るだけでなく、表層を見る、それでも悪いことでは決してない、なんていうことまで考えてしまったのでした。

福岡 心の旅

福岡アジア美術館にブラリと立ち寄り。アジアンポップ展ではスリランカ、バングラディシュ、インド、台湾などの作品が並んでいて、古い概念と現実、現代の比較、矛盾などをテーマに設定した作品もありました。

展覧会場を出た後は絵本や美術書が無料で読めるスペースでしばしのんびり、パラパラと読書。椅子も多いし快適。窓に面した席のあるカフェは女性で賑わってました。テナントのお店もオシャレっぽくていいな、あじび、リバレイン。気に入ったかも😎

天神のほうを歩くと、ビッグバンは進行途中のよう。オールドの身としてはパルコや三越が入ってる時点で昔とはだいぶ違う。けれども、今回区画や建物のスケールじたいはあまり違和感はないな、と思いました。そんなものなんでしょうかね😊

新天町で、よく待ち合わせに使った喫茶店のあたりを見てみる。とうの昔に無くなったのは知ってるんだけども足が向く。そうさ、昔は、むかし、という歌があったなあ。

福岡旅味③

⑤ごまサバ
⑥ 梅ヶ枝餅
・・だと思うでしょ。太宰府まで行く時間はないからと以前売っていたJR二日市駅に行ったら冷凍自販機に変わってた😳これは宮地嶽神社の参道で売ってる松ケ枝餅。

関西食べ歩き、はなかなかしない(スイーツはしてる😆)んだけども、旅に出ると色々食べますね。

梅ヶ枝餅は食べられませんでしたが、他は考えてた通りに味わえました。もてなしてくれたみなさん、ありがとう😊

福岡旅味2

③基山肉うどんとかしわおにぎり
④一蘭本店のとんこつラーメン
😘




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福岡旅味①

Fukuoka旅味でーす。
あまおうサクサクアイス
Teaラミスプリン
んふふ😋

星が降る夜

ペルセウス座流星群のピークの夜、天文台の施設で観測。山深い土地は空も広く都会より遥かに暗く、心配された雲も深夜には晴れて絶好の観測態勢。

3時間ほどの観測で、37個という想像を超えた数の流星を観ることができました。ちなみに友人は52個でした。ペルセウス流星群は相性が悪く、自宅で粘っても4〜5個くらいであまり明るい印象も持ってなかった、のですが、火球としか言えないような赤みを帯び長いストロークの長いものを始め、明るくはっきりした流星がいくつもいくつも流れて星カツ人生史上最高の大成果。大きなのが連続して流れたり、薄雲の向こうで蛇行したように見えるのもあり、いやーすごかった。知見を新たにしました。

施設の展望台に寝転がり、満天の星を眺めながら流れるのを待つ。夜も暑いと聞いていた気候は涼風が出て長袖がちょうどいいくらいの快適さ。

迫力の100cm望遠鏡で恒星や土星🪐も観れました。

2度とないかもしれないくらい、夢のような夜。むちゃくちゃ楽しかった。これ以上といえばもう宇宙に行くしかない?🚀😎今夜本当の夢でも星が流れてくれるんじゃないかと期待してます😊

8月書評の5

◼️ 野地秩嘉「サービスの裏方たち」

高倉健が出逢い望んだレンブラントの絵を、そっくりに模写する画家。裏方たちの様々なシーン。

学習院小学校の給食のおばさん、手作りにこだわる横浜トラディショナルファッションのフクゾー、イギリス・コーンウォールの断崖に劇場を建てた女性、ポルシェを一瞬だけ抜いた日本のプリンスチーム、高層ビル建築現場に設置されたクレーンを単独で操作する若い日本人女性などジャンルも立場も様々な裏方たちが取り上げてある。それぞれ社会のミニマムな歴史がよく見えて楽しい。ごちゃ混ぜ感がまたいい。

イギリス・コーンウォールの断崖に自力で劇場を建てた女性の話が興味深かった。上演されるのはシェイクスピア。岩に打ちつける波濤や音が天然の舞台装置となって迫力満点。「テンペスト(あらし)」など演出によっては異様な雰囲気も出せそうだ。「ハムレット」や「リチャード三世」の亡霊のシーンを想像する。

そして、とりわけ心を惹いたのは高倉健の、レンブラントの絵の話。

ドイツの車旅の途中に泊まった小さなホテル。そこで高倉健はレンブラントの「黄金の兜の男」を見かけて猛烈に魅せられる。贋作だとのことだったが、それでも譲って欲しいと申し込んだものの断られた。その旅の続きのパリで知り合いの日本人女性画家に絵の話をしたところ、ドイツに完璧な模写をする職人がいる、模写の正式な許可も得ている、という情報が画家から入り、高倉は依頼して、手に入れたー。

後日談も粋だと思う。話が転がってつながる部分も好ましい。その職人の詳細はあまり出てこないが、何よりそこまで心惹かれた絵を見てみたい、どこに?という意欲が湧く。

かつて世話になった故人の方に「気に入った絵に出逢ったら、1時間でも立ち止まったまま見ていられる」と教えてもらい、その時は学生で、そうかなあ、と思った。しかし社会人になって何年目かに、私も出逢った。ジャン・ジャンセンの「後ろ向きのバレリーナ」本当に1時間見続けた。それからずっと、ジャンセンのファンだ。

何が高倉健の心の奥深くに響いたのか。現物を観たいなあ。

著者はクレージーケンバンドに思い入れが強く、その話も楽しく読んだ。今度曲を聴いてみよう。楽しめた本だった。

風鈴祭りと志賀島

宮地嶽神社の風鈴🎐祭りから夕陽の志賀島へ、写真好きの姉とドライブ。目にあやな色とりどりの風鈴は眼だけでなく、風が吹くと一斉に鳴って耳を楽しませてくれます。影にも色がついていたりして風流。めっちゃ暑い中風は涼風っぽく、ツクツクボウシが鳴いていて、はや秋を感じたりしました。

海の中道、志賀島は学生時代以来数十年ぶり。飲食の店は多少増えていたけども国民休暇村などほとんど変わらずちょっとノスタルジー。夕方陽の勢いが弱くなるとそんなに暑くない。快適な車de散歩。互いの近況やピアニストの話題などなど会話は途切れず、良い時間でした。

8月書評の4

◼️ シビル・ウエッタシンハ「かさどろぼう」

スリランカのウエッタシンハの絵本。カラフルで題材が輝いていて、謎が魅力的。excellent!

シビル・ウエッタシンハは息子に読み聞かせした「きつねのホイティ」が印象に残っていた。村のおかみさんたちが悪さをするきつねを懲らしめる話で、ユーモアと愛らしさ、異国情緒になにか違い、ようなものを感じた。たまたま福岡アジア美術館の絵本コーナーでみかけ、どれどれと手に取った。この古い作品は女性絵本作家ウエッタシンハの代表作のようだ。

村から初めて町にでたキリ・ママおじさんは傘というものに出会ってショックを受け、さっそく買って帰る。当時村では、雨が降るとバナナの葉や籠などを頭に当てるのがふつうで傘というものが無かった。しかし村のコーヒー屋に入っている間、隙間に隠しておいた傘は持ち去られてしまう。キリ・ママおじさんは何度も傘を買って帰ってきては盗まれたため、一計を案じるー。

まずもって、題材が色彩豊か。本を広げた画面が目にあやで嬉しくなる。デザインもさまざま、模様の描き方は絵画チック。シンプルなタッチの人の顔は愛嬌があるように見えるし、何より描き分け方が鋭いと思う。雑な感じにも笑見えながらどうしてどうして、色遣いや組合せ、線や模様はかなりテクニカルで、ページの統一感、インパクト、個性が感性を惹きつける。

赤、白、黒の版画のようなページには鳥肌がたったほど。それまで原色系も多かったストーリーからいきなりのスイッチ。内容にもベストマッチ。たまりません。

経験的にも、やはり子供向けのお話はちょっとした謎があると興味を引く強さを持つ。ワクワクさせると思う。傘を知らない村で傘が消える謎。悪意もほの見える中、真相は?

1956年の作品で、日本で出版されたのが1982年。その後各国で評価が高まり国際アンデルセン賞にも推薦されたとか。

モチーフは大事だな、という原点のようなものを再確認。それにしてもウエッタシンハ、すばらしい。もっと読みたい。「キツネのホイティ」探し出して読もうかな。

初インターハイ!

福岡に帰省してバスケ🏀インターハイの準決勝、決勝を観戦。熱い戦いに胸アツでした。バスケ🏀友と豚バラ鳥皮胡麻サバなどなど食べつつバスケ🏀談義。めっちゃ楽しい😆

パリに行かれた方からバスケ好きということでお土産をいただき🏀三昧です。

女子は京都精華学園が3連覇、男子は世代エース瀬川のいる京都の東山が初優勝。いわゆるアベック優勝京都勢。準決勝では女子が東海大福岡、男子が福大大濠、福岡第一と観れたものの、決勝は男女とも京都vs岐阜でちょっとだけ残念でした。でも初インターハイはVERYGOOD、オフィシャルTシャツ買っちゃいました😆

会場の福岡市総合体育館は千早駅からバス。福岡市の東区はあまり深く知らなかったのですが、再開発地区ぽくて土地も道も広かった。またビルやマンションの建築が現代的でほー、と。

今回時間的にあまりきちきちに組んでなく。余裕も多少あり。きょうは古い友人と会食で、これまた楽しかった。

準決勝の試合中、会場中一斉にスマホが鳴りびっくり。南海トラフ地震注意とのことで、この1週間何も起きないことを祈るばかりです。

オリンピックの男子バレー🏐は・・しんどい勝負の最たるものでした。正直勝ったと思った。しかしイタリアの勝負どころの強さに押し切られた感じです。すばらしい監督だったブラン体制は終了。感謝です。次の日本代表を楽しみに待とうと。

もうすぐパリオリンピックも終わりですね。熱い夏になってます😎

8月書評の3

◼️ 宮島未奈「成瀬は信じた道をゆく」

続編は高校3年、大学合格後、バイト、そして表紙絵の成瀬。微笑の読書。

いわゆる「成天」の続編。なじみ深いキャラ、新キャラがそれぞれ味を出す。そしてまた事件が起こり大団円へ向かう。

な、なんかですね、書くことないんです笑。見出しで書いちゃったし、多くの書評が出てるから内容に触れるのも今さら感があるし。今回もふふっと微笑みながらサクッと読み終えた。

京都と滋賀の微妙な距離、地理は行かないとなかなか理解できないかも。この巻に出てきた通り、私も最初JRの京都駅と大津駅ってこんなに近いのかと驚いた。京都まで来れば琵琶湖ってすぐそこやん、と。やっぱり琵琶湖はデカい。海みたい。対岸はるか遠くて海のよう。見たことのない霞ヶ浦なんかもそうなんだろうか。

ここ最近京都にはよく行ってるし、地下鉄東山駅は何度も利用しているが、膳所から1本で行けるとは知らなかった。もう少し滋賀の京阪電車については修行、体験が必要そうだ。行ってみようかな。

バックに琵琶湖があるからか、滋賀は美しく見えるところがある。遠くて広くて奥深い。比叡山もすぐそこ。西武ライオンズは埼玉だけれど、琵琶湖周辺には西武バスが走っていてどこか異国感があったりする。冬は寒い、雪も瀬戸内海側よりよく降る。大阪から遠い。でも琵琶湖のそばに住みたいと家を持つ人もよくいる気がする。

そんな土地柄だから地元への愛と成瀬の性質がキラリと輝いている気がしてならない。

本作とか関係ないが、一度ビワイチ、琵琶湖一周はやってみたいなと。

8月書評の2

◼️恒川光太郎「南の子供が夜いくところ」

伸びて広がる想像力と現実世界とのあわい。「島」に特化したホラー短編集。おもしろい。

恒川光太郎は「夜市」に始まっていくつかの作品を読んできた。ゾクっとするだけでなく、想像力豊かなキャラクター造形や設定に新鮮さ、異国風味を感じる。しかもサクサク読める。お気に入り作家さんのうちの1人。

おそらくアジアのどこかと思われるトロンバス島とその周辺の物語。親が一度は心中を考えた小学生のタカシは日本からトロンバス島に預けられる。島では120歳で若い女の姿をしている呪術師のユナに連れられ悪夢を「とって」もらいに出かける。

次の話はそのユナの少女時代、島の聖域に入ることが出来たユナは神様のトイトイ様と会い、1年に1度紫焔樹の果実を収穫し島の民に配る巫女となる。やがて島に流れ着いた白人が疫病をもたらすー。

過去の島と島との争いに敗れた戦士と現代との出逢い、海辺の崖に造られた家に住む蛸漁師の秘密、現れる怪物ヤニュー、気がついたら身体が土に埋まり、半植物化、石化している元海賊の男などなど想像力の翼が大きく広がっているのを見る。ゾクっとして、ワクワクして、感覚のいい部分を衝く奇妙さ。

最終話の「夜の果樹園」はなんだかジブリ風味の不思議さも加わって、絶望感も深く、デモーニッシュでサイケデリック。タカシの父ケイタの異界のスリリングな冒険。短編集の中に詰まったものが昇華している感じだ。

島の特性、島にあるものを活かし、抜けられないミステリーサークルのようなものを造作し、めちゃくちゃ鋭く緻密に考えているようで、感覚重視でもある。

恒川光太郎はとてもおもしろい。

🏐🏀女子の旅、終わる

自家製アップルシナモンのカップケーキ、淀川花火大会🎆今年も見えた。音がすごい。オリンピック観戦の寝不足で目がチカチカ。土曜は休息、日曜は灼熱の中氷水入りの水筒に冷却シート、帽子サングラスに防水手袋の完全装備で側溝の草取り。他の時間はともかくゆるりと過ごす。

バレー🏐全日本女子はグループステージ第3戦、決勝トーナメント進出には必須となっていた3-0のセットカウントでケニアに勝った。しかしきょう別カードの結果でセット率が及ばず敗退が決定、古賀紗理那選手はケニア戦が現役最後のプレーとなり、試合後に泣き崩れたという。正直そのつもりでこちらも見ていた。第3セット、マッチポイント、そうするんじゃないかという予感通り、セッター関は古賀のバックアタックにトスを上げた。

東京オリンピック、たった1点とれなかったばかりにグループステージ敗退となり泣きに泣いていた姿から3年、古賀選手もチームも工夫を重ねてたくましくなった。でもやはりどうやっても死のグループに近くなるオリンピック12か国の組み分けは過酷だった。

バスケ🏀女子はGステージ最終戦、バスケの場合はセット率ではなく得失点差なので日本🇯🇵はベルギー🇧🇪にできるだけ点差をつけて勝つことが条件だった。しかしそれは同じ2敗のベルギーとて同じこと、日本はベルギーのエネルギッシュなラッシュに対抗できず大差で敗れ、史上初めて全敗で敗退となった。

最後まで日本のバスケは噛み合わなかった。スリーが東京オリンピックに比べて明らかに入らない。相手はスリーを打たれないように距離を詰め、なおかつドライブしてきたらつぶすというハイスペックなディフェンスをしてきた。それは確かだが、バスケがスリー前提でない感じなのが気になったし、余裕のないパスが多くターンオーバーが多かった。どうもおかしい。

しかしベルギーの気迫はすごかった。日本が走り回るというならそれ以上の運動量でという意図なのかインサイドではもちろんスピードでも圧倒された。ベルギー🇧🇪はフランスから近く、大応援団が来て後押ししていた。

ともかく女子🏐🏀も旅の終わり。選手関係者の皆さん、おつかれさま、心から、ありがとう😭

東京からのメンバーにはベテランも多く、選手も指導体制もおそらく大きく変わるだろう。多くのテストを経て、代表チームが固まっていくだろう。長くて短い4年が始まる。

男子🏐は生き残り、8位通過。この大会でのランク1位、イタリア🇮🇹と準々決勝で決戦だ。これで勝てたらかなりすっきりするんだけどな、と。実力を余すところなく出してぶちかまして欲しい。気迫大事🔥

なぜか日本代表モデルのバレーボールシューズがウチにあったりする。

早く寝る体制になってきた。生活を整えよう。

バスケ🏀終戦

オリンピックテレビ観戦はほぼバスケットボール🏀バレーボール🏐に集中してます。またきぼうがきれいに見えました。

昨夜グループリーグ最終戦で日本男子はブラジルに負け、3戦3敗でオリンピックを去ることになりました。サッカー⚽️であればワールドカップが4年間の旅の終わり、今回の男子バスケ🏀の場合はやはり東京オリンピックから後、トム・ホーバス体制になってから3年間の旅の終わり。

熱心なバスケ仲間に引き込まれ、代表ゲームは深夜早朝でもほぼテレビ観戦、ワールドカップは現地に行き、もちろんオリンピックも全視聴。フランス🇫🇷戦はこれ以上ないくらい燃えました🔥。みなさんも興奮したでしょ。わがバスケ沼部もなんとか勝つべく部員を現地に派遣した😆のですが、及びませんでした。

はーなんか気が抜けてますね・・。どこかで泣くとかするんでしょうか🥹最高のバスケ仲間といま打ち上げしたい気持ちでいっぱいです。

選手たち、関係者の皆さん、心からありがとう😊おつかれさまでした。

バレーボール🏐は早朝4時のアメリカ戦、アラームが鳴るちょっと前に目覚めたら、同時に息子が起こしに来た😆アメリカに勝てはしなかったけれど1セットを取り、準々決勝進出決定👏レフトの2枚、高橋藍と石川祐希がまだ本調子でないのかマークが厳しいのか・・という状況の中、もう1枚の翼、オポジット西田が活躍しました。すばらしい👍。ギリでの進出なので次はどこかのグループ1位と当たると思われるけども、東京でもベスト8、ここで負けたら同じなのでなんとか次勝ってベスト4に行きメダル争いに加わりたい。まだまだ我々は本来の力を発揮していない。日本のチカラを見せつけよ、がんばれ、ニッポン🇯🇵🔥

きょう8/3夜は女子バレー🏐グループリーグ最終戦、あす8/4は女子🏀のG最終戦。ともに全敗と苦しいところなんとか希望をもって・・頼むぞ、人事を尽くして、そして神頼み🙏うまくいくことを祈ってます。きぼう🛰️に願いを掛けておきました。

さて、今回の男子バスケ🏀代表の立ち位置を少し私的に書いておこうと思います。ちょっと長くなります。

アトランタオリンピック、決勝トーナメントまであと一歩と迫った女子🏀はその後遠ざかりましたが地力をつけ、リオオリンピックではグループリーグでフランスを破るなど躍進、ベスト8に進出しました。そしてHCがトム・ホーバスに変わり東京では銀メダルを獲得しました。

男子は、前々回のワールドカップこそ久しぶりに自力出場したものの全敗、地元枠で出場した東京オリンピックも強豪国に歯が立たず全敗。今回、沖縄のワールドカップでヨーロッパ勢に初めて勝ち、それでもギリギリでのオリンピック出場でした。モントリオール以来48年ぶりのことでした。

男子と女子とではまずスタート位置が違う。今回もちろんチームが目標としたベスト8進出を信じて応援してましたが、客観的に見て1勝できれば、というところでした。

男子サッカー⚽️でいえば、いまの日本🇯🇵男子バスケは1998年のフランスワールドカップ初出場くらいの位置だと思います。強豪に善戦はできるけど勝てはしない。プレーを見ていると選手の階層が違うのがよく分かる。相手はだいたいヨーロッパのクラブでプレーしてて、こちらはJリーグばかり。

もちろん勝負事なので突発的に勝てることはあるかもしれない。でもサッカーも、本格的な強化が始まって30年数年、選手が海外に行き始めておおよそ20年でようやく整ってきたなというところ。それでもワールドカップではベスト8以上に行けていません。

だからいま不足があるのはやむを得ない部分が多いと思ってます。ベンチメンバーのスコアが少ないのも、本当のトップレベルで戦える選手は限られているからで、様子を見ている時間がない、そんな相手じゃないという現実があるから。トップレベルの戦いは、その場でしか体感できない。国際経験が決定的に不足しているのが現状だろうと。

どこの国もバスケット強いし、ドンチッチのスロベニアすら出場できていないオリンピック、ようやくプロリーグが始まった日本は大きく実力を上げ、48年ぶりに勝ち抜いてオリンピックに出場、善戦した。満足はしないけれども、冷静に見つめれば、認めるべき成績でしょう。

まあ⚽️フランスワールドカップで全敗した時、なんで勝てないんだという声は強くありました。その気持ちは強化に結びつく。ただ時間はかかる。これからも日本がバスケット🏀に熱い国であることを願ってます。ただ過剰になるのは避けたい、というところです。

代表戦またみんなで観に行きたいな。それが望みです。

8月書評の1

◼️那須田淳「星空ロック」

音楽、青春、そしてドイツ。こういうの好きだなあ。ホロリと。

著者さんは児童向けの作品が多いとか。これも14歳が主人公、ジュブナイルとも言える。出演者の設定、ストーリーの流れとなにやらマンガのような世界。でも移民社会であり戦時の傷を残すドイツの現実をベースに、音楽はいまの大人もよく知る曲が多い。そのくすぐられ方にいやーやっぱり日本のライトノベルは優秀だ、なんて思う。

中学生の立花玲音、レオはエレキギターの練習を通じ頑固でケチで口の悪い老人の大家、竹村猛、通称ケチルと仲良くなる。ケチルは若い頃ベルリンに滞在しており、音楽に通じていた。父が単身赴任先のベルリンで倒れ、当地へ向かうことになったレオ。空港で知り合った同い年、日独ミックスのピアノ男子ユリアンとともに亡くなったケチルの思い出の品、SPレコードを携えベルリンを巡るー。

ベルリンではレオの従姉妹マリと同じマンションにユリアンも住んでたり、ユリアン親再婚の連れ子で妹のリサに恋しちゃったりとトントンと物語は進む、70年以上前にあったという楽器工房、ケチルのガールフレンド、果たして過去に手は届くのか・・。

ロック好きのレオ、でも出てくる曲は「スタンド・バイ・ミー」「イマジン」などスタンダード・ナンバー。ドイツの古いヒット曲に、パッハルベルのカノンも出てくる。

やっぱり予定調和というか、奇跡は起きる。用意されてる感はある。でもホロリとしてしまう。スカッとする。音楽と、青春と、社会と想い出の相互作用。影響されやすいなと笑。

古書店で見つけてパッと直感で入手した本。以前見つけた豊島ミホ「エバーグリーン」のような感慨。出逢いがあるから本屋に行くのはやめられない。知恵を凝らした大人向けの作りものも面白いけれど、こういうのもなくてはね。

「リリー・マルレーン」「世界のどこかで」
「アイ・ノー・ザ・ムーン」「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」など出てきた曲を探して聴いてみようかな。

おかわり、続編ください^_^

7月書評の11

◼️ 宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」

笑ってキュンとして、ほろり。なるほど何かを感じるかも。

ノーベル賞作家の「百年の孤独」の次は最新の本屋大賞。Xで読書垢をやってることもあり、わっと売れる本はよく分かる。読んでなくとも本屋大賞は成瀬だろう、という確信があった。ウケている様子に何かオーラを感じたと言えばいいのか。

さて、スーパー天才少女で孤高のやや変わった子・成瀬あかり、中学から高校へ。同じマンションの幼なじみ・島崎が数少ない友だちで見守り役。西武大津店が閉店する時に毎日地元テレビの中継に西武ライオンズのユニを着て映る。M-1グランプリに挑戦する、髪が伸びる早さを実証しようと丸坊主にして入学した高校では競技かるたの部活でその才を発揮する。

舞台は滋賀の膳所(ぜぜ)。ローカルネタ目白押し。琵琶湖の観光船ミシガン号、平和堂に江州音頭。

楽しい要素がいっぱいだ。成瀬は突飛なことを始め島崎を巻き込む。しかし喋り方も独特。しかし決して振り回すわけでもなく島崎や周囲に気配りをする、孤高なために年頃の女子の感覚が分からないだけで純粋。

人気作は、斜に構えて読んでしまう。タレントを持ち変わった子、実はピュアという設定じたいは、私も目新しいものではないなと思ってしまう。でも、とどのつまりは中身で勝負ということだ。

結果としてやっぱりおもしろかった。思い出の詰まった地元デパートがなくなる哀愁を感じ、M-1編は声を出して笑ったり思わずツッコんだりしたし、ああ私も関西在住M-1好き^_^。成瀬を離れ年配の男たちによる長年不明の友人の捜索、成瀬に恋した男子の切なく嬉しい想い、ちょっと成瀬をおもしろくなく思う高校デビュー同級女子など盛りだくさん。視点も次々と変わる。そして高校3年の別れの意識。

貫く地元愛に支えられて立つ成瀬の、おもろかしくにぎやかな想い出、そして最後は特有の女子の友情でしんみり。ここは3人称。

そう、友だちってけっこう儚いもので、クラス替えがあるたびに一緒にいる者は違う。卒業で生涯の別れがふつうにあり、新入学でまた出逢いがある。映画でも、その短く儚い女子の友情を描いたものがいくつもある。

青春ものにはやっぱり惹かれる。新人作家さんの、のびやかな筆致も読書で感じる愉悦の1つ。成瀬には、やはり何か、誘引力がある。表紙絵も影響しているだろう。

私は西武ライオンズファンなのでその点大いに好ましく思っている。いまの最下位ライオンズに成瀬・島崎ゼゼカラの応援が欲しいな。始球式してくれって、もうすぐ8月14日の試合で著者さんは始球式、セレモニアルピッチすることが発表されてたっけ。頼んだ〜!

スカンと抜けたような、良い読書でした。

7月書評の10

◼️ ガブリエル・ガルシア=マルケス
 「百年の孤独」

マルケス最後の砦クリアー。重い現実の、人間と、幻想。

売切れ店も出たというこの1つのブーム。本読みはすぐ読まないまでも買っておきたい本。

えーと、ノーベル文学賞を受賞したマルケスの代表作で、世界的名作とされているこの長編はこれまで長い間分厚すぎる単行本しかなかったんですね。625ページほどにしてはスッキリとした文庫サイズに収まっていて持ち運びが楽だという、かなり記念碑的出来事。だから爆売れしてるというわけです。

喜び勇んで買って、ひと月くらい寝かしてから読んだ。スッと読めた人もいるようだけども、私は予想通り時間がかかった。

コロンビア🇨🇴の1828年から1928年の間。山を切り拓き、マコンドという町を作ったブエンディア家。最初はこぢんまりした隔絶された世界だったが、政治の波は鄙の地にも及び、保守党と自由党が戦い、アルカディア、アウレリャノの名を持つブエンディア家の男たちも巻き込まれる。バナナ会社が進出して町は賑わいを増し、さらに鉄道が敷かれて都会との行き来が始まる。軍による大虐殺、やがて何年も大雨が続き、その後には10年間の干ばつがやってくるー。

100年、主に6代のブエンディア家の移り変わり、そして滅亡。アウレリャノ、アルカディオ、それにウルスラやアマランタといった女たち、家族に深い関係を持つ娼婦たち。登場人物はそれぞれ、立場と意気地と少し変わった、人間的な特質を備えていて印象的だ。

マジック・リアリズム、現実と幻想、ファンタジックな要素が同居する。男臭さ、気力、無力感、知識欲と視野狭窄。女の不思議さ、貪欲さ、意地と優しさ。

思うに産業革命は世界各地に派生していって近代が姿を表してきて、近代国家という概念を巡り思想的対立、権力闘争が起きてくる。文明は発達して武器も強度を増すが、では人は、暮らしは?と考える。

経済的発展の中で変わるもの、変わらないものがある。老い、家族感、男女の避けがたい恋とセックス。そして性質をどこか受け継ぐ100年の人々。

ファンタジック、そもそも150歳くらいまで長生きするし、死んだ者が存在しているのがふつうだし、これも受け継がれる名前の1人、小町娘のレメディオスなんて空に飛んでいってそれきり。他にも不思議な現象はいくつも出てくる。そのタイミングと噛み合わせはなかなか絶妙だ。冗長でゆっくりと、時にドラスティックに物事は起こり、時間は過ぎていく。そして終盤に一家の歴史を振り返る時、どっと重みを感じる。

そんなに造詣は深くないけれど、ノーベル賞は地域性を描いた作品が評価される一面があると思う。トルコのオルハン・パムクも川端康成もそう。マルケスは、近代における闘争と移り変わり、人間性を描いて組み合わせている。大作、名作でしょう。

解説で筒井康隆が「族長の秋」を読め、と書いている。私は「族長の秋」「エレンディラ」「予告された殺人の記録」と読んだ。「族長」は解説に書いてある通り破茶滅茶度は百年より高い、その通り。読むのがめっちゃホネだった1冊。私からはお薦めしません笑。ここから入ったのが間違いだったかな・・「予告された殺人の記録」が最も分かりやすく面白かった。

ふむふむ、「百年」は確かにマルケスの感覚の集大成という気はした。時間はかかったがところどころ劇的な要素があって楽しめはしたし、ようやくクリアー。達成感がある。

オリンピック!

更新サボっていたためおよそ1か月ズレてます😎

天神祭りが終わるとともに始まったパリオリンピック。きょうはバレーボール🏐男子、バスケットボール🏀男子のそれぞれ初戦いずれもドイツ🇩🇪戦という日だった。

バレー🏐世界ランクは低いものの、ネーションズリーグで苦戦したドイツとは相性が悪いと分かっていた。しかし序盤にラッシュをかけられてからリズムを崩したのをずっと引きずり、決めきれず、判定の巡りも悪く、まさかの負け。まだ決勝トーナメントうんぬんを言うのは早いけども、次こそ負けられないのは確か。

バスケ🏀昨年のワールドカップ王者、ドイツ🇩🇪は強かった。最終的に20点差をつけられたものの、PG河村は積極的に動き、レイカーズの八村塁がさすがの活躍。チームとして一体感が出てきた。もう少しケミストリっぽいプレーもお願いしたいところだ。

柔道女子48kg級の巴投げ女王角田夏実選手、準々決勝で一本を取った巴投げは見事だった!

バレー🏐もバスケ🏀も次だ次。短期決戦なのでチームの良かった部分と少し難がある部分に目を向けて、でもあまり考えすぎず、心身のコンディションを整えて臨んでほしい。勝ちを願って日本から応援している。がんばれー🔥🔥